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「有明の月。」
最後の休日の朝、
ふと、外へ煙草に出る。
未明。
まだ明けきらぬ夜空。
下弦の月が天空に見事だ。
その斜め左下には
明けの明星。
「ただ有明の月ぞ残れる」
その内、
陽が昇り、
美しい月も追いやられる。
今朝は陽が昇るのが
疎ましく思える。
最後の休日だからか…。
今をときめく源氏に
追い落とされる、
平家の公達気分だ。
寒い。
聞こえ来る車の音が
現実感を高める。
今少し、
このままで
居たいのに。
....................
最後の休日の朝、
ふと、外へ煙草に出る。
未明。
まだ明けきらぬ夜空。
下弦の月が天空に見事だ。
その斜め左下には
明けの明星。
「ただ有明の月ぞ残れる」
その内、
陽が昇り、
美しい月も追いやられる。
今朝は陽が昇るのが
疎ましく思える。
最後の休日だからか…。
今をときめく源氏に
追い落とされる、
平家の公達気分だ。
寒い。
聞こえ来る車の音が
現実感を高める。
今少し、
このままで
居たいのに。
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