3-3
翌朝。いつもより早く目が覚めたシエ・スーミンは城の外を散歩することにした。いつもは日中にしか目にしたことがない場所も、早朝にしか見れない光景が広がり新鮮だった。
朝日を全身に浴び、軽く伸びをしているとどこかで声がしているのに気が付く。
「誰かいるのか」
静かにその声のする方に行くと、龍麗が掌底の練習をしている姿があった。相当前から練習しているのか、額に巻いている鉢巻からは容量を超える汗が滴っていた。
「……龍麗?」
「あっ……スーミン様。おはようございます」
シエ・スーミンは龍麗に近付き、汗にまみれた顔を拭った。
「そ……その。スーミン様。こんな格好ですみません」
「いや。私が勝手に来たんだ。龍麗が謝る必要はないさ。朝から感心だな」
「……ぼく、皆さんより入った時期が遅いので、こういう時に練習しておかない
と……」
「龍麗は自分で思っているより実力を持っている。あまり悲観的になるな」
「そ……そうですか?」
「邪竜と戦っている時の龍麗を見れば誰だってそう言うさ。もう少し自信を持
て」
「はっ……はい! ありがとうございます!」
「張り切って体を動かすのもいいが、風邪をひかないようにな」
「あ……気を付けます。もう少し練習したら戻ります」
龍麗と別れてシエ・スーミンも散歩を切り上げて自室に戻ることにした。戻る途中、さっき龍麗に言った一言。
「……もっと自分に自信をもて……か」
まるで自分自身に言い聞かせているような気がして、シエ・スーミンはふっと息を漏らした。
食堂で軽く食事を摂り、訓練施設で体を動かし午後は特に目立つ要件もなく、バルコニーで少し長めの休憩をとった。こんなにも「何もないこと」が幸せだと気付いたことはなかった。このまま戦がなくなってしまえばいいのにと心のどこかで思ってしまう。
「……」
戦を終わらせるには自らの手で終わらせるしかない。この平和な世界を継続させるには……私しかできない。
「……っ。でも、私に父上と対峙しなければならないなんて……」
ひんやりした風が、弱ってしまった自分の心を無邪気にさらっていく。そんな気持ちは僕たちが持っていくよとばかりにさりげなく。
「……さて。そろそろ戻るとしようか」
風に気持ちの整理をつけてもらったところで、休憩を終わりにして一旦作戦指令室へと向かう。休んでいた間に何もなければいいのだが……。
作戦指令室で何か依頼がないかを確認しにきたシエ・スーミン。いつもはベタベタと貼り付けられている掲示板が嘘のよう、依頼が一つも入ってきていなかった。そういう日もあると思い、踵を返した時だった。背後から突然、大きな声が聞こえた。
「……なんだ」
何事かと確認しに行くと、兵士の一人にぶつかった。その兵士はぶつかった相手がシエ・スーミンだとわかると更に血相を変えて声を荒げた。
「ス……スーミン様! た、大変でございます」
「一体何の騒ぎだまったく……」
「い……急いできてください。こちらです」
兵士が走り出すと、それに続いて走るシエ・スーミン。走っているとどこか嫌な予感がした。この道は……まさか。そのまさかは次第に確信へと変わる。
「こちらです」
通されたのは皇妃の部屋だった。シエ・スーミンは頭の中でこれは嘘だと繰り返した。なぜだ……なぜだ……。
「……皇妃に何かあったのだな……」
「……」
兵士は無言を貫いた。シエ・スーミンは震える右手で皇妃の部屋の扉を開く。
「……だぁれ。そこにいるのは」
いつもの皇妃より元気のない声が聞こえた。ゆっくりと皇妃に近づくと、先日見た黒いシミのようなものは全身を蝕んでいて、目が見えないのか辺りをきょろきょろと見回す皇妃を見てシエ・スーミンが膝を落とし、皇妃の手を優しく握る。
「……あら。この感じは……スーミンかしら?」
力なく握り返す皇妃。握り返されたシエ・スーミンは涙を流しながら更に握り返した。
「……っぁさん……お母さんっ……」
「やっぱりスーミンだったのね。当たっちゃった。うふふ」
「……っかぁさん……なんで……なんで……」
「ごめんなさいね。あなたにはきちんと伝えておきたくって。こんな格好で申し
訳ないわね」
「……っ……うぅうっ……」
皇妃の掌がシエ・スーミンの掌を抜け、手探りの状態でシエ・スーミンの頭を探して、ゆっくりと撫でた。
「前回見せた時よりも広がっていて驚いたでしょ? 急に体全体に広がってしま
って……数時間前から急に目が見えなくなっちゃったの……それから段々と力
が入らなくなって……もう立てなくなっちゃったの……」
泣き続けるシエ・スーミンをよそにゆっくりと話し続ける皇妃。本当は話すことも億劫なのだが、大好きな娘のためにゆっくりと動かす。
「スーミン。何度も同じお話ばかりでごめんなさい。あなたをこんな運命に巻き
込んでしまって……本当にごめんなさい。この運命がなければ……皇帝ともも
っとうまくやっていけたのかしら……」
「……いいえ。私は、この運命があったからこそ、今こうしてお母さんの傍にい
ることができているのだと思います。だから……だから……」
「やっぱりあなたは優しい子ね。安心したわ……あなたは……どんなことにもめ
げない子よ。そして、誰よりも優しくて……強くて……ごほっ」
「お母さんっ? お母さんっ!」
皇妃の口からは夥しい量の血液が溢れ、侍女がすぐさま対応する。口の中に溜まった血液を全て吐き出し呼吸を整えた皇妃は、口元まで運ばれたひんやりとする物に手を伸ばし、口をつける。グラスに入った水だとわかると少しずつ分けて飲んでいく。
「はぁ……はぁ……うっ……ごほっごほっ……」
「お母さん……大丈夫ですか?」
「ええ……ちょっとびっくりしちゃったけど……大丈夫よ」
手をひらひらとして大丈夫と示してみせるが、シエ・スーミンにはそう思えなかった。
「……ねぇ、スーミン。これから話すこと……お母さんと約束してくれるかし
ら」
「……はい。なんでしょう……」
「もう……そんなに畏まらないで。もっと砕けてちょうだい」
「……うん……うん……」
「うふふ。約束っていうのはね……そんな難しいことじゃないの。あなたならす
ぐにできちゃうとっても簡単なことなの」
「……なぁに? どんな……約束……?」
「それはね……みんなんと手を取り合って欲しいの。なんでも争って手に入れる
平和じゃなくって……相手を説得して得られることもたっくさんあると思う
の。あなたには、それができるって……お母さん信じてるから」
「……私に……できる……?」
「ええ。だって、私の可愛い娘だもの。できるわ……絶対に。それと、もう一
つ……迷わないで。スーミンの周りには頼れる仲間がたくさんいるの、お母さ
ん知ってるから。困ったら一人で抱えないで、皆にお話して解決して欲しい
の」
「……わかった……約束する……約束するから……」
「あなたの声を聞いたらとっても安心したわ。来てくれてありがとう。愛してる
わ。スーミン……大事な……大事な……むす……め」
頬に触れようと手を伸ばすも、叶わずにベッドの上に落ちた右腕。シエ・スーミンは皇妃を優しく揺さぶり声をかける。少しずつ強くして揺すっても反応はなかった。
「お母さん? お母さんっ! 目を……目を開けてっ! お母さんったら!」
「すぐに医療班を手配します」
侍女が床を蹴り、すぐに医療班の手配を行った。それまでシエ・スーミンは皇妃の体を揺すっては大きな声で呼びかけていた。
「お母さんっ! 私、お母さんの約束、守るから……守るから……目を開けて
っ!」
「スーミン様……どうしましたか」
背後から聞き覚えのある声がして、振り返るとそこには驚いた顔をしたニクスがいた。
「ニクス……お母さんが……お母さんがっ!」
「わかりました。俺の魔術でどこまで回復できるかわかりませんが……やってみ
ます」
「お願いニクス……お母さんを……お母さんを助けて……お願い……」
ニクスが印を結ぶと、ベッド周辺を白い魔法円が囲む。皇妃の体も足から上に向かって淡い光が走り、頭まで包み終わるとキンと小さな音がした。
「我、治癒を授けし者。光の祝福よ……ここに」
小さな破裂音が聞こえ、魔法円から膨大な魔力が風となって吹き荒れる。バタンという音がすると救護班が続々とやってきて、ニクスがやっている事をすぐに理解しそれを補助する魔術を展開した。
「皇妃……また元気な笑顔を見せてくださいよ……俺だって、もっと話したいこ
とあるんですからね」
ニクスが印を組み替えて、更に詠唱。少し遅れて救護班も印を組み替えて詠唱を行う。
「福音をここに……」
ニクスがふっと息を吹きかけると、魔法円は一段と光りだし目を開けていることがやっとの状態。
「……っ」
真っ白という闇に覆われた後、何かが聞こえた気がするがそれもわからない位の魔力が部屋いっぱいに広がった。徐々に眩しさは薄れていき、元の皇妃の部屋を確認することができた。
「……ニクス……?」
「……スーミン様……申し訳……ございません」
「……っ」
シエ・スーミンは皇妃の亡骸にしがみつき、感情を爆発させた。大好きな母親は笑顔を残してこの世を去った。
「……かぁさん……お母さん……」
「スーミン様。お力になれず……申し訳……ございません」
ニクスが詰まりながら謝罪をする。それに首を横に振って答える。そしてすぐ、きっと睨みつけた人物がいた。一瞬ぎょっとするニクスだが、その視線の先に自分ではなく……。
「おい侍女! なんであの状態になるまで医療班を常駐させなかったんだ……」
胸倉を掴み、侍女を睨みつける。下手をすれば侍女はシエ・スーミンの手にかかってしまう。そんな状況でも侍女は臆することなく答えた。
「これは、皇妃様のお願いでありました。医療班がいればスーミン様は驚いてしまう。最初からいなければそこまで警戒はしないだろうという判断でした。それと、最後は抵抗なくいきたいと申されておりました故」
淡々と話す侍女の言葉一つ一つがシエ・スーミンの心を抉り出す。皇妃は彼女が驚かないよう配慮していたのだという。その優しさが更にシエ・スーミンの心を締め付ける。
「スーミン様を思っての行動かと判断したため、私も何も致しませんでした」
最後の最後まで皇妃は自分の事を思っていたということが嬉しい反面、とても苦しい。
「……っ……うぅ……うっ……うぅ……」
「スーミン様……」
ニクスは何もできなかった自分を心底恨んだ。できることならこの命を差し出し、皇妃をまた呼び戻しても良いと思った。ただ、それは禁忌の術として魔術書に記されており、行うことは例え誰であろうと許されない。錬金術師であるオルロに話をすればその詳細もわかるが、魔術師であるニクスでもその魔術を使ってはならないということは知っている。
ただ、自分の持てる魔力を注ぎ込んでも回復しなかったということは、相当な難病だということだろう。ニクスは唇を強く噛み、柱に拳を叩きつけた。
「スーミン様……申し訳ございません……力……及ばず……うっ……」
「ニクスは悪くない……むしろ、私の願いを聞いてくれて……有難う……」
シエ・スーミンは皇妃が旅立ってしまったことに、ニクスは自分の無力さに涙を流した。
侍女はお辞儀をし、皇妃の部屋から出た。静かに扉を閉めた先で侍女は小さく鼻をすすった。
知らせを受けた救護班が皇妃の部屋に入り、何やら相談をしているのが聞こえる。しばらくして外で待機をしていたシエ・スーミンとニクスは救護班に呼ばれ、中で黙とうを捧げた。
「スーミン様……お悔み申し上げます」
救護班の一人が重い口を動かした。それに首を横に振って答える。皇妃は苦しむ事無く安らかな表情のまま旅立っていった。最愛の娘の幸せを願いながら、最後まであの朗らかな笑顔は絶えなかった。
「お母さん……もっと……もっとお話がしたかったです……私の知らないお菓子
の食べ方をもっと教えて欲しかったです……もっと……お母さんの笑顔が見た
かったです……」
落ち着いていた感情が再び乱れ、次第に嗚咽が混じる。耐えきれなくなったシエ・スーミンは膝から崩れ、手で顔を覆った。泣き崩れるシエ・スーミンにそっと寄り添うニクス。
堪えることができなくなったシエ・スーミンは、ニクスに泣きついた。それは、皇妃の亡骸が救護班の手によって運び出されてからもしばらく続いた。
「……もう大丈夫……」
袖で涙を拭い、気持ちが落ち着いた事を伝える。落ち着いた事を確認したニクスは、皇妃の部屋から出ていつものバルコニーに向けて歩いていた。その間シエ・スーミンは一言も発せずついていくだけだった。
バルコニーに着くと、外は既に夜となっていた。夜空には小さく輝く宝石が散りばめられ、あの丘を思い出せるようだった。生気のない顔が夜空を見上げぽつりと呟いた。
「……私の願いは……叶わなかったな……あればやはりおとぎ話に過ぎなかった
のだな」
絵本の事を思い返しているようだった。確かに絵本に描いてあることが本当に起こるのであれば良かったのだが……現実はそうもうまくいかない。
「あの時、祈っていたのは……」
「……ああ。皇妃の快復を願っていた。僅かな望みではあったのだが……」
忘れじの丘で祈っていたこと。それは、皇妃の病気が治るように。絵本に描いてある事が確かであれば元気になってくれていると思ったのだが……。
「俺も、魔術を展開している時はそればっかり思っていました」
「……」
皇妃が亡くなった事はもう数時間もしない間に知らされるだろう。そして、最後のお別れをして埋葬をする。そこまで私の心が保つだろうか……そんな心配をしているとニクスが問いかけてきた。
「皇帝にもこの知らせは多分、いくと思うのですが……」
「……えっ。何か言ったか?」
ぼーっとしていたのか、ニクスの質問が耳に届いていなかった。聞き直すのも……と思ったニクスは首を横に振り、何事もないと答えた。
「寒くなってきましたので、そろそろ戻りましょうか。風邪引いちゃいますよ」
「ああ……そうだな」
言葉にも生気が感じられないシエ・スーミンの手を取り、バルコニーを後にする。しばらくはこの状態が続くかもしれないとニクスは予想をしておいた。
皇妃が亡くなった翌日。ニクス予想は的中する。常にぼーっとしていて話かけても生返事時には話を全く聞いていなかったり、訓練の時間には剣を持ったまま立ち尽くし長い時は数十分そのままだったりと周りの兵士もこれには困惑しきり、呆れたニクスはシエ・スーミンをバルコニーに連れてきた。
「スーミン様。ちょっとお話があります」
「……なんだ。そんな怖い顔して」
「スーミン様。今、なんで俺がこんな顔をしているかわかりますか?」
「……検討もつかないが……どうしたのだ」
沸きあがる怒りをぐっと堪え、ニクスは更に問う。
「それはスーミン様に問題があるからです」
「私にか……? どんな問題だというのだ」
「……っ! 今の自分の顔、鏡で見てください。どれだけ呆けているか」
「……呆けているだと。おかしなことを言う」
まるで自覚がないシエ・スーミンに沸々と怒りが沸き起こり、ニクスの語気が強くなる。
「スーミン様……いい加減にしてください。これ以上俺に言わせるのなら……」
言葉でだめなら……ニクスなりの実力でわからせようと右手には小さな雷球ができている。これ以上おかしな返答がくるのならという警告でもある。それを見たシエ・スーミンはさすがに驚いた。
「そんな物騒なものはしまってくれ。ニクス……私はなにがおかしいというの
だ。教えてくれ」
「っ……!」
沸点に到着したニクスは右手の雷球をシエ・スーミンに放った。いくら力を制御されている魔術はいえ、無防備な人物に放てば相応のダメージになる。
「がっ……!」
全身に痛みと共に痺れが走りまわる。瞬間的ではあるものの意識を失いかける危険性もある程だった。痺れがなくなった時、シエ・スーミンは四肢をついていた。
「はぁ……はぁ……」
「ちょっとは目が覚めましたか?不本意ながら……魔術を使ってしまいましたけ
ど」
シエ・スーミンはニクスに顔を向けた。その表情は「答えを教えてくれ」と乞うているようだった。それでもニクスは答えない。シエ・スーミン自ら答えを口にするまで。
「まだ分かりませんか……スーミン様」
「……」
答えが見つけられないシエ・スーミンはニクスから顔を背けることしかできなかった。またニクスが雷球を放つ。またもや体に痺れが走り回り、シエ・スーミンの小さな悲鳴が漏れる。
「……ニクス。助けてくれ。私は……私は……」
「目が覚めていないのなら覚めるまで……ですよっ!」
「がぁっ!」
ニクスも心ではもう放ちたくないと思っている。いい加減に目を覚ましてくれと心から叫んでいるのだが、その声は中々シエ・スーミンに届いてくれない。部下が上司を責めているなんて光景……ニクス自身にも心に負担を負っている。
「スーミン様……お願いします。これ以上、俺に魔術を使わせないでください」
「……ニクス……」
もう何度目の雷球かも忘れてしまった。答えが出ないという顔をする度に雷球を放ち、ぐったりしてまた同じ顔をする……その繰り返しになってニクスは魔力が、シエ・スーミンは受ける体力に限界を感じてきている。
「……もうそろそろ答えを聞きましょうか……スーミン様」
「……はぁ……はぁ……。ニクス」
「なんでしょう……」
「……すまないな。こんな私に付き合って貰って……なんて情けないんだろう」
「スーミン様……?」
震える体を必死に支えながら立ち上がるシエ・スーミン。ドレスの端は焼き切れてしまい、あちこちボロボロになっている。
「ニクス。私は皇妃を失ったショックが大きすぎたようだ……いつもは皇帝の横
にいて、絶えず微笑んでいた……。その偉大さが身に染みて分かった。それが
分かったというのに……この様とはな……笑いものだ」
「……すみません」
「謝ることはない。いや、謝るのは私の方だ。ここまでさせて申し訳なかっ
た……」
腰を直角に曲げての深い謝罪だった。それも長い時間。その謝罪に狼狽えたニクスは自分のローブの裾を踏み、後方に転んだ。
「大丈夫か?」
「ってー。な、なんとか……大丈夫です」
頭をさすりながら立ち上がるニクス。痛そうなニクスの顔を見たシエ・スーミンはふっと口元を緩めた。そして、天国に旅立った皇妃にこう伝えた。
(お母さん……私は部下に恵まれております。なので、安心してください)
「スーミン様。さっき、笑いました?」
「いや、笑ってないが」
「いーや、絶対笑いました」
「笑ってないと言っただろう」
笑った笑っていないをしている時のシエ・スーミンの顔はいつもより丸みを帯びているように見えた。まるでその論議を楽しんでいるかのように。部下とのやりとりが楽しいと表情で感じ取れるように。




