1ピクルス.お肌ボロボロ令嬢と毒吐き侍女
主要キャラクター紹介と、各々の国の位置関係を示した世界観はこちら!
「どうしてあたしの肌はこんなにぶつぶつなのよー!!」
「僭越ながらマリエッタ様、大好物のハンバーガーばかり食べているからだと申してますゆえ。食生活を改善する事が最善かと」
「ハンバーガー禁止なんて、この世の終わりよ!国民食を否定したら、総バッシングを食らうわよ」
「一生ニキビだらけのぶつぶつ肌でよろしいのですか?あなたの言う『白馬の王子様』とやらも生理的に受け付けないかと」
「独身で息絶えるなんてありえないわ!こんな肌でも好きになってくれる人は絶対いるの。まだ出会えてないだけ」
あたし達の住むピクルス国では、ハンバーガーやポテトフライなどの油ぎった食べ物を好む人が多く、肌荒れや肥満に悩んでいる。両親も典型的なタイプだ。
侍女のサラサは、あたしが生まれた時からの専属メイドである。主人に対して平気で毒を吐くのがお決まり。正論だから間違ってないのが悔しい。しかも油ぎった食べ物を食べてるにも関わらず、肌荒れなしのスタイル抜群の為、なおの事悔しい。
「どんなに高級な化粧品も、あなたが使えば肌に合わないからと捨てざるを得ないのですよ。化粧品達が泣いています」
「じゃあ、どうしろってのよ」
「肌質の改善には健康な食生活及び適度な運動が必要です。お嬢様は運動もろくにせず、ハンバーガーを食ってはごろごろしてるだけのただの豚です」
「あたしはもはや人ですらないのね。ショックだわ…」
「そんなお嬢様に朗報がございます。この国を出ましょう!世界は広いので、ありのままを受け入れてくれる方と出会える可能性があります!」
「なんだ、方法があるじゃない。先に言いなさいよ!」
「…よろしいのですね?」
「ええ、よろしくってよ」
「では早速参りましょう!2人に挨拶しましょうね」
「すぐに帰ってくるのだから、別にパパとママに言わなくても…」
「厳重な警備があるとはいえ、道中何が起こるか分かりません。つべこべ言わず行くのです」
「分かったわ…」
こうして両親にしばしの別れを告げたあたしは、サラサと共に家を出たのだった…。
2ピクルスへ続く…
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小話①作品毎にキャッチコピーがあります。
キャッチコピー:『あたしは旅をする。運命の人を探しに。』
人生を変えるには、今いる所に留まるよりも動き出す事も大切だよというメッセージを込めました。




