【おまけ】開頭前夜 ⭐︎
そういえばどんなふうに開頭手術をしたのか書いていなかったわ……と思いまして、知っている限りの補足説明を。
半分以上は自分の忘備録みたいなものですので、苦手な方は、飛ばしてください。
結構グロいです。
一応コメディタッチで話は進みますが、手術工程をうっかり想像すると、背筋に寒いものが走ります。
患部は右脳なので、右のこめかみあたりから頭皮にメスを入れて、そこからゆるくカーブを描きつつほぼセンターあたりまで頭皮を切断し、それをペロッとめくって頭蓋骨を開いたみたいです。(テルマエ先生の事前説明でもそんなことを言っていたから。自分では傷跡見えないので、触った感覚と傷口を見た娘のレポートで)
ご経験のある方ならご存知だと思いますが、全身麻酔の手術ともなると、患者本人と付き添いの家族同伴で、主治医の先生から手術内容(どんな手術を行うのか)という説明を受けます。
わたしの場合、付き添いの家族は良人です。手術当日も、終了まで付き添わねばなりません。
昔、母が乳ガンの手術をした時も、わたしと、遠方に住んでいる弟が仕事が休みがもらえたからと駆けつけてくれて、ふたりで待機していた思い出があります。
で、スッと目の前に出された手術計画書の予定時間が8時間!すでにこの段階でびっくりしたのですが、(場合によっては延びる可能性があります)と注意書き付き。良人と共に絶句してしまいました。しかしテルマエ先生の口調は至って冷静で、説明も淡々と進むので、おそらく脳外科の手術って、こんなものなのだろうと無理矢理納得する事しかできません。
もう、わたしの強運とテルマエ先生とスタッフの技量に賭けるしかないんですものーーという妻のギャンブラー的ロック(?!)魂に対して、良人は不安だけが募ったようです。
本来は慎重派なので、こちらのイメージなのよ!
砂臥様よりいただいたIFA。
「大丈夫かな、あの(テルマエ)先生若いし……」
(うん。見た目は若く見えるよね)
「手術明日だよ。今更『降りる(←ギャンブルではない!)』とか言えないでしょ。それに若い先生の方が、最新の治療技術を習得しているともいうし(特に歯科医とか、そういう話を聞いたことがある←?)……」
(良人、疑い目付き)
「年齢訊こうかと思ったけれど、聞けなかったな」
「ベテランならいいとも限らないでしょう。予定時間からして8時間、しかも延長ありなんだから、ベテラン大御所先生じゃ、途中でへばっちゃいそうじゃない?」
(妻の意見にちょっと同意)
良人が不審がるのも最もなのです。だって、驚異のハイスピードで手術が決定してしまったので、初診以来2回目の顔合わせなのですから。要するに、2度目の診察が手術の説明会!普通はまず無いと思います。
先生に対する信頼もなにも……。良人にしてみれば、担当医の先生のお顔やお名前を覚えるより先に、手術前夜になっちゃったんですもの。
おまけに、これまで妻に任せっきりだった、ウチのことあれこれが、一気にズッシリと重く肩に乗っかったので、良人の顔色の方が悪いんじゃないか?といった感じで。家事は娘が手伝っているとはいえ、仕事も休めないし、相当な負担だったよな、きっと。
あっさり「手術する!」と言い切った妻の神経の方がおかしいんです。父が同じ病気で亡くなっているので、モタモタ悩んでいたら「わたし死んじゃう!」という思いもありました。いや。もうその地点で、動くことも出来ないくらいしんどくて、倒れ込んでしまいたかったのよ。
まだ正常でいられるけれど、脳内で腫瘍が破裂したら、眠ったままの植物人間になってしまうパターン有り、です。そうなる前に状況打破、しなければ。
わたし、強運ですもの。ここまで強運に助けられているのですから、テルマエ先生に当たったのも、運に違いない!ベットするしかないじゃん!妻、強気ーーっていうか、あなたと結婚して夫婦生活ン十年送くっているくらいなんだから、そりゃあへんな度胸も座るわよ(←妻の心の声)
そして手術当日……へと続くのです。
良人よ、ご苦労様。
12時間(家族の面倒を見つつ)のお付き合い、ありがとうございました。
御来訪ありがとうございます。
ここまでお付き合い誠に、誠にありがとうございました。結婚以降大きな病気もせず、市から届く健康診断受診の勧めを面倒くさがってスルーし続けた結果、とんでも大当たりを引いてしまった(汗)
これを機に無理せず、ゆっくりをモットーに暮らさねば! さて、このロードマップいつまで保つことができるかしら?




