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病とともに生きる  作者: Takatan
くも膜下出血編
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貴重な体験ー人工骨と丸坊主ー

 頭骨を外して感染が落ち着くまでの間に、新しくはめ込む人工骨を作ってもらいました。CTで細かく画像を撮って、ぴったりサイズの人工骨を作ってもらいます。

 ある日の受診、先生の机の上には鼻から上の頭蓋骨が鎮座しておりました。なんと私の頭蓋骨のレプリカでした。

 そして先生は欠損している頭骨にぴったりの人工骨を取り出し、

「今度の手術でここにこうしてはめ込んで、ビスでとめていきます。」

と説明してくれました。

 説明が終わってその頭蓋骨の行方が気になり尋ねると、

「もう処分するので欲しかったらあげますよ。」

というものですから、こんな機会はまたとない!と思った私は、もらっちゃいました。

 今も保護帽子をかぶって布にくるまれ、タンスの隅におります♪

 自分自身のことなのに、こうして客観的に見る機会がほとんどない部分をしみじみ眺めて、へぇええええ!こうなってるんだぁ!ととても不思議な気分でした。

 貴重な体験がもう一つ。

 結局人工骨を入れるまでに計4回開頭したのですが、その度に私は、頭髪は全部刈ってもらっていました。感染のリスクがあることはできるだけ避けたかったのもありますが、術後なかなか洗髪できないのに髪の毛が長いのも嫌で、丸坊主には迷いは一切ありませんでした。

 面白いと思ったのは、髪の毛が伸びてきた時です。

 丸坊主をただただ伸びるに任せていただけなのに、ちゃあんとショートカットになっていくんです!

 もしかして、ショートカットって、毛根からおんなじ長さに切りそろえて作ってるんでしょうか。そう思っちゃうくらい、まるで美容師さんが手がけたようなショートカットになって、なんだかクスッとしちゃったのでした。

 病とともに生きる日々、こんなおもしろかったり、へぇ!と思ったりするような経験も確かにあったんですよね。

 くも膜下出血にならなかったら、決して知ることや感じることがなかった経験、です。

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