No.11 紡績&金
帝国暦 1757年12月13日 ブラテン帝国 アレリア州 州都:アレリア
アレリアにシス商会の工場がある。
その工場に新型の紡績機が届いた。その紡績機によって、作業効率は1人あたり4倍~8倍にまで増加した。何よりこの紡績機の利点は、誰でも使えるという点である。
この1700年後半は人が工場で働く人が増加する時代の一つの転換点だった。
もちろんシス商会も大量の紡績機を導入した。
アレッポによれば、これらが1日数万から下手したら数10万カンマの利益を上げていると聞いたときは驚いた。
この日、遠くのヴァミンガムに言っていたシス商会の従業員が帰ってきた。名前をクアと言うらしい。少し寡黙な20代ぐらいの男だった。
そのころ、ハクはお金に夢中だった。もともと貧農なだけあって、ひもじい思いをするのはもう懲り懲りだった。そのため、株の勉強をすることに決めた。株が儲かることをアレッポさんがヒンデンブルさんに話していたからである。
帝国暦 1757年12月13日 ブラテン帝国 アレリア州 州都:アレリア
株が儲かるらしいから勉強したいとハクから言われたときはびっくりした。
渋々、"株についてのいろは"という本があったので貸した。ただ、アレッポは少し不安だった。なぜなら、株は新しい仕組みなのである。この国に浸透し始めたのは20~30年前でまだまだ発展途上と言ったところだった。それに火山の噴火などの不況でしばらくブリテン総合指数は下落し続けていたからだ。




