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退屈は僕を殺したい  作者: おどろん
第六章 七騎士編

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125/130

敗北

お疲れ様です。

この度なんと、皆様のおかげで

累計PV10000達成できました!!

この作品が初めての著作で、ぶっちゃけ文章力が拙いという自覚もあるのですが、とうとう50万字を超えてしまい、自分自身『これ、いつ終わるの?』と強く思う日々でございます。

正直、これ以外の作品を書くつもりは現段階ではありません。

むしろ、一からまた細かい矛盾や表現の統一。

盛り込みたかった要素の調整など、一旦時間を貰って手入れしたいくらいに考えております。

次かその次で、物語を大きく分けた時の『第一部』的なところが終了となる予定です。

マジで

『第一部』完。

をやろうかどうかでめちゃくちゃ悩んでいます。

誰か助けてくれ……

「何をぼーっとしてるんだ!?捕まえてるうちに早くしろっ!!」


「何っておまえ…どういうつもりだ!?」


どういうことだ!?

ユウトがコイツらを裏切ったのか!?


「ユウト!何をしているの!?馬鹿なことを言ってないで早く離しなさい!!」


「ご……ユウト…私たちのこと、もういらなくなってしまったの?」

「そんなの嘘だよな!?ユウト!!」


演技……か?

しかしユリヤ、もといシロクロのあの表情…。

とても演技には見えない。

というかコイツら、そんなに長い付き合いなのか?

闇女…駅の件でコイツらと繋がったとしても、1年も経っていないような間柄のはず。

ユウトとコイツらには一体どういう絆が…?


「思い出したんだよ!全部!!ユリヤの力が消えて、消されていた記憶も全部甦ったんだ!!」


そうか!

ユリヤが消えたことで、不自然に消去された記憶が元に戻った?


……そんなことあるのか?


いや、待て。

少なくてもユウトが闇女と通じたのはユリヤと会う前だ。

つまり、記憶を消される前のユウト自身の選択。

記憶が戻ったからと、コイツらを裏切る理由にはならないはずだ。

やはり演技……罠なのか?


「ユウト!一体どうしてしまったの!?離しなさい!!」


闇女の慌て様も演技にしては…真に迫るものがある。


()()思い出したと言っただろ!アカネ!!俺は闇女に偽りの記憶を植え付けられていたんだ!それで操られて利用されていた!ユリヤがさっき、それを解放してくれたんだ!!だからもう()()()だ!俺を信じろ!!」


ユリヤ…?

そういえばさっき、ユリヤが何かしたとは思っていたが…

何も起きないから勘違いだと思っていたが、ユウトを闇女の支配から解放したということか?


「…そう、思い出してしまったのね。いいわ、アナタは私のお気に入りだったのだけど。思い通りにならないのなら、もう死になさい。」


そう言うと闇女はユウトの腕から消失する。


「何っ!?神通力の無力化(ニュートラライズ)を使っていたのに!!」


ユリヤ(シロクロ)は捕まったままだ。

力が入らないのかグッタリとしている。

闇女には【神通力の無力化(ニュートラライズ)】が通用しないのか!?


「いや、闇女は後だ!アカネ!先にコイツらを…」


「ユウト!?」


言葉の途中でユウトまで消失してしまう。

消えるというより、地面に飲み込まれるように見えた。

ユリヤ(シロクロ)だけがその場に崩れ落ちる。

ユウトに力を完全を思いきり封じられたせいか?

元々アタシがかなり弱らせていたし…

というか、ユウトはどこに!?



「さようなら、ユウト。好きだったのに、残念だわ。」



闇女の声……上だ!!


かなり上空で禍々しいオーラを放っている闇女と、

無防備に落ちてくるユウト。


「車にひかれた蛙のように、内蔵をぶちまけて汚く死んでいきなさい!」


「ユウトっ!!」


「俺に構うなぁ!!敵をやれぇ!!」


ダメだ!

神通力の無力化(ニュートラライズ)】があろうが、スポーツ万能だろうが、ユウトの身体能力はあくまで人間の範疇だ!

この高さから落ちて助かる見込みなんて欠片もない。

超高速でユリヤ(シロクロ)を倒してすぐに戻る…?

しかし、闇女が黙って見ているとも思えない。

アイツらを倒しても、闇女がユウトを狙えば守るのも間に合わない。

逆にアイツらを無視して闇女を…

いや、アレだけ上空にいたら倒せたとしてもユウトの落下には間に合わない!

それにこの距離ならまず逃げられてしまう。

意味がない。


…考えるな!

時間がなくなるほど不利になる!!

どうせ闇女には逃げられる!

ユリヤ(シロクロ)は弱っていて動けない!

なら、選択肢は1つだ!!


地面を蹴って跳躍する。

ユウトを救うために。

そうだ、今回は敵に逃げられてもいい。

疲れたところに不意打ちを受けた上に、シロクロの予想外の強さにとてつもなく苦戦させられたが、アタシも今日で更に強くなったんだ。

今度は万全なユウト、超最強のアタシ。

勝てない相手なんていない!!


しっかりとユウトを空中で抱き止める。


「大丈夫か!?ユウト!!」


闇女の追撃にだけ注意すれば問題なくこの場はやり過ごせる。

上でも下でも真後ろでも。

どこから来ようが0.1秒で反応してぶっ飛ばしてやる。

来ないなら来ないで、それでもいい。

そうだ。

この場は一旦ひいて、ユリヤをシロクロから解放する方法を見つけよう。

肉体が死んでいるわけではないようだし、

何か解決策が見つかるかもしれない。

シロクロも今回の戦いでかなり弱っただろうし、ひょっとしたらユリヤがいずれ自力で復活とかいう展開も…


「助けてくれてありがとう。アカネ。」


笑いかけてくるユウト。


「全く、良いように使われやがって。帰ったら拳骨10発の刑だからな。」


「それは痛そうだね。」


ユウトがアタシを抱き締めてくる。

なんだろう。

嬉しさを超える、この圧倒的な違和感は。



「ごめんね。」



力が急速に抜けていく。

ユウトに抱き締められて、身動き1つとしてとれなくなる。

全力で暴れようとしても、ユウトの腕を振りほどくことができない。


「君なら絶対に『ユウト』を死なせようとはしないと思ったよ。」


いい笑顔だ。

長い付き合いでも、こんな自然な笑顔は見たことがない。


アタシは、選択を間違えたんだ。


ごめん、神楽。


Xやってます。

フォローよろしくお願いします。

https://x.com/rAQDPtARVO47344

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