退屈は俺を殺す
退屈は人を殺す。
なんて言葉を誰かが言っていた。
それは真理だ。少なくても俺にとっては。
刺激がない、乾いている。
そんな薄っぺらい言葉で済ませてもいいのだが、そういうものとも少し違う気もする。
この感覚は…なんといえば良いのだろうか。
今、自分が見ているもの全てが実は俺の想像でしかなく、何もかもが偽物であるかのような、自分の行動が全て無意味に思えてしまったりなんてことも。
自分が死んだ瞬間、今見ているこの世界は終わってしまうのではないか。
今いる世界は自分が見ている夢で、何かの拍子に全て無くなってしまうのではないか。
俺はなぜここに居て、何のために席に着き、何のために面白くもない授業を受けているのだろうか。
わからない。
俺はだれで、どうしたいのか。何をしたいのか、するべきなのか?
何をすれば、満たされるのか。早く『あの人』に会いたい。
あの人と一緒にいない俺は、『俺』ではない。
ただの『俺』と誰なのか。何なのか。
俺は、誰だ。
お前は、誰だ。
お前は、誰だ。誰だ。誰だ誰だ誰だ誰だだれだだれだだれだだれだだれだだれだだれだだれだだれだだれだだれだだれだ………
ぼくは、