保安隊海へ行く 152
「まあ、そう言うことにしておきましょう」
不敵な笑みを浮かべるロナルド。まあ良いとでも言うように要は自分の頭を軽く叩いた。
「買ってきましたよ!」
勢い良くコンビニ袋を抱えた西が駆け込んできた。
「カウラはメロンソーダだろ?」
そう言うと要はすばやく西から袋を奪って、その中の緑の缶を手にするとカウラに手渡した。
「なんかイメージ通りですね」
岡部がコーヒーを探し当てながらカウラを見つめている。
「ああ、コイツの髪の色はメロンソーダの合成色素から来ているからな」
「西園寺、あからさまな嘘はつくな」
プルタブを開けながら緑の髪をかきあげるカウラ。
「神前曹長。君はコーラで良いか」
手にしたコーラを誠に押し付ける岡部。
「ああ、アイシャはココアなのよ」
ココアに手を伸ばしたフェデロを制止するサラ。
「あの、私が持っていきましょうか?」
そう言ったのはジンジャエールを手にしたレベッカだった。
「おう、頼めるか?」
要の言葉に西と目を合わせているレベッカ。
「じゃあ僕も行きます」
そう言うと西とレベッカが食堂を出て行った。
「あれだな、西の奴。そのうち誰かにシメられるぜ」
「まあ、菰田君達は手を出さないでしょうけど」
パーラはサイダーを飲みながらカウラを見つめる。心外だというようにメロンソーダを飲んでいるカウラの視線が厳しさを増す。
「菰田はツルペッタンマニアだが、嫉妬深さも一流だぜ」
面白いネタを見つけた要は満足そうに紅茶を飲んでいた。




