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女神リーザちゃんの日記  作者: へるきち


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どらごん戦争(3)Armed and Ready

うわー、何もない。


王家は、まだ形が分かったけど。エタナル学園は、全部燃えてしまっている。これは、何も調査するものが無いね。

そういえば、この学園の理事長はエタナル教の神父なんだっけ。神社なのに神父ってなんだろうね。行方不明なんだよね。


学園には臨時の事務所が建っていたので、入学金3億円の返金手続きをしておいた。


ちょっと思い付いた事があるので、王様御用達の団子屋に戻る。

王様は、もう居なかったけど、店主によると、近くの河原でテント張ってるそうだ。完全にホームレスじゃん。


王様は、河原で焚火して魚焼いてた。


「ちょっと教えて欲しいんじゃけど」

「なんでしょう、リーザさん。私に分かることなら、なんなりと」

「痛車の燃料って何なのじゃ?」

「いたしゃ…?ああ、オートモービルのことですかね?」

 堤防上の道に停めたメルちゃん号を見る王様。

「それでしたら、酒屋に行けば買えますよ」

 王様なら痛車持ってるんじゃないかと思ったんだ。燃料の入手先を把握したぜ。これで、後3年は戦える!そんなに、やる気ないけど。


しかし、オートモービルって。この国の外来語は、どこから入ってくるの?


酒屋は、何件かたらい回しになった。どこでも扱っているわけじゃないんだね。そういうこと、ちゃんと言って欲しいわー、王様ちゃん。そんなんだから、王様なんかやらされてんだろうな。


手に入れた燃料は、純度の高いアルコール、なんだと思う。「飲めるけど、おすすめはしない」と、酒屋のおっちゃんが言ってた。大きい樽で、10個買った。これ以上は、メルちゃん号に積めない。燃料の生産手段も欲しいね。アルコールなら、なんとかなるのでは?


なお、メルちゃん号の運転は、マンションで非番の護衛を捕まえてやらせてる。1日で1万円払う、と言ったら、護衛の給料は1日あたり2万円だから、と交渉してきた。キナコにも聞いたけど、護衛は危険手当が出るので庶民としては高給取り。月30万円だから、平均の3倍だ。

今日は危険手当ていらんじゃろ、と5千円にしてやった。

こいつ、名をアレスという。最近、急に居なくなったやつだ。今朝がた出戻ってきたそうな。キナコはこいつと入れ替わりで護衛の仕事を辞められるそうだ。

こいつの突然の脱走と出戻り。原因は、カステーラ家だろうね。こいつ、ターマ山で熊に襲われた時に、逃げたやつだから。クリームとキナコが入居してきたので、またしても逃げたのだろう。わしには関係ないことなので、放っておく。こういうやつ、案外嫌いじゃない。仕事より命を大事にする。正しいでしょ。


王様の自宅と学園を回って、それなりの収穫はあったけど、オエド銀行ぶっ潰すのに直結するものは無かったな。

まあ、いいや。お腹空いたから、撤収。


マンションで、アレスを解放し、部屋に戻る。持って行くのは、とりあえず明日のぱんつと、ドラゴン金貨だけあればいいだろう。ドラゴン金貨は、まだ350枚も残っている。金の相場が上がっているので、2億円くらいになるかも。わしの口座の残高に比べると誤差ではあるが。現金で下ろせる額じゃないしね。現ナマは大事。


ちょっと早いけど、晩御飯を食べる。今日は、サンマ定食。うまい。猫型ドラゴンも散歩から帰って来て、一緒に食べた。


お風呂に、ゆっくり浸かる。しばらく入れないかも知れないからね。

さて、どうしようか。

王様ちゃんに小切手の裏書をさせる、とか。自宅の再建が出来て、王様は喜ぶだろうけど、それだけだな。意味ないわ。小切手の裏書って言ってみたかっただけじゃ。ナニワの借金取りの話を読み返したい。小切手の裏書だけで、自社ビルを手に入れたりしてなかったっけ?


こういう時は、あれじゃ。


出来るやつに丸投げするのじゃ。


明日は、ターマ市に行こう。クリームちゃんの小言を久しぶりに聞きたいしね。

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