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アイドルと禁断の恋  作者: ぴたにゃん
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12/13

上京

いよいよ待ちに待った盛大な懇親会がスタートして会場の盛り上がりも一段と増していた。

序盤は思い出のビデオや先生たちや保護者、生徒たちの余興で盛り上がり、中盤に高橋のスペシャルライブが行われた。

スペシャルライブにはSPGのメンバー全員がサプライズで登場して更なる盛り上がりを見せた。

そこで高橋は思いがけない発表をしたのだ。


「えー、今日は卒業懇親会スペシャルライブということで盛り上がってまいりましたがここで一つ、私から発表をさせてください。」

「私、SPG高橋由梨亜はSPGを卒業します。」


その言葉を聞いた直後は会場と同様に驚いたが、まだ理解をすることが出来なかった。


「私は今までSPGの初期メンバーとしてやって来ましたが、実は私にはもう一つやりたい事があります。」

「それは女優になることです。なのでこの高校卒業と同時にSPGを卒業することにしました。」


それは高橋の本来の夢である女優業への一歩であり、俺と高橋が一緒になるための一歩でもあるための高橋本人が決めた決断だった。


高橋は最後に「いつかまたSPGに戻る時が来たら笑顔でただいまと言えるように自分の夢に向かって頑張ります!と胸を張っていた。


こうして俺たちの長いようで短い三年間があっという間に幕を閉じたのだった。


そしてそれから一週間後に俺たちは上京した。

お互いの道を目指して日々歩み続けていた。


それから一年後、俺は職を転々としてやっとの思いで一度夢にしていたディレクターの仕事に就いた。


そしてある日、思わぬ出来事が起きたのだ。


いつも通りに仕事に行くと俺宛てに面会が来ていると受付から内線が入った。

「誰だろう?」と不安に思いながらも面接室に行くと、そこにはなんと米山と宮島がいたのだ。

俺は二人が来たことにかなり驚いた。


話を聞くと二人はどうやら俺たちの同窓会を俺のテレビ局で放送してくれないかという話だった。

その後二人から色々と話をして上司に状況を説明して何とか放送することが決定した。


そう、これが俺の人生とって最高のイベントになるとは知らずに。

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