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幼馴染みはオネエになりました   作者: 桜井 沙羅
20/24

二十話目

いろいろ二人で考えて、2泊3日で八ヶ岳に行くことになった。


八ヶ岳にはアウトレットとかもあるから、二人でショッピングも楽しめるよね。


と、ところで春樹はどっちの格好で来るのかなー?


やっぱり女の子の格好かなあ。


どっちの春樹も大好きだけど、やっぱり男の春樹と一緒にいけたらいいな。




二人で新宿から特急に乗って出発する。

残念ながら春樹は、女の子の格好でしたー。


めっちゃ女子旅!


まあ、楽しいけど。



泊まるホテルはかなり大きくて、施設の中にショップとかレストランがたくさんあって、どこにもいかなくても楽しめそうだった。


ホテルというか、どこかの町みたい。


お部屋は一番安い部屋にしようよーと言ったのに、同じ部屋で寝るのはちょっと…。とメゾネットの部屋になってしまった。


上と下で別々に寝ましょうねと言われた。

ちょっと寂しい…。


なんて思ってた気分は、お部屋に案内されて吹き飛んだ。


「うわ、春樹、すごいよ!

部屋に露天風呂ついてるよ!!」


嘘みたいなんだけど、テラスに露天風呂がついてた…。

なんだこれ、すごーい。


「ふふ、驚いた?」


春樹は少し嬉しそうに笑っている。


「うん!だって、ホームページで見ていた部屋にはついてなかったじゃん。」


そうなのだ、ホームページで見てた部屋よりかなり豪華な部屋だったのだ。


「せっかくだからもう少しいい部屋にしてみたの。」


春樹は、イタズラが成功して嬉しそうな顔をしている。


「なるほどー。」


納得。

でも、高そうだ…。

怖くて値段聞けないよ。


せめて、夕飯でも奢らせてくれないかなーと思ったら、夕食付きでした!


ここにくる電車賃も出してもらっちゃってかなり恐縮…。

女子力高いだけかと思ってたけど、実は男としても相当レベルが高かった…。


本物の彼女じゃない私にここまでしてくれるなんて、どんだけいい男なんだ。


あ、言っててなんか落ち込んだわ。


「でもさ、春樹…。」


私は部屋に入ったときから気になってたことを尋ねる事にした。


「うん?なあに?」


笑顔の春樹。

こりゃ絶対気づいてないだろうなあ…。


「この露天風呂、部屋から丸見えだけど、どうやって入るの?」


「………。」


私の言葉に珍しく衝撃を受けたように春樹は絶句している。


「本当だわ…。

インターネットから見た時は露天風呂の写真しかなかったから、そこまで考えなかったわ…。」


かなりショックを受けたように春樹はつぶやいた。


せっかくいい部屋にしてくれたのにね。


「大丈夫!

私は気にしないよー。」


笑顔でフォローしてみた。

別に気にしなきゃいいんだよね。

一応付き合ってるんだし。


「そこはちゃんと気にしなさいよ!」


久しぶりに怒られてしまった…。


この真面目さんめ。


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