9 責任は取らなければならない
「初めて、だったんだよ・・・・・・」
「え?初めてって、何がいな?」
「俺が、あんな事をされたのはっ」
「あんな事?あんな事・・・・・・ああ、俺が、お前のオチチを──────」
「言うなぁっ!」
いきなり小暮のストレートパンチが、俺のどてっ腹に炸裂した!
ドフッ!「ぐふっ⁉」
あまりの痛さに、その場にうずくまる俺。
やっぱりこいつ、この前の事メッチャ怒っとったんや。
すると小暮はそんな俺に、
「責任は、取ってもらうからな!」
と吐き捨てるように言い、踵を返して去って行った。
ていうか今の一撃で、アレについての責任は十分果たせたんとちゃうんか?
それとも、俺のオチチをあいつに触らせたらええんやろうか?
何が何やら、さっぱり分からんぞ。
まあでも、何か知らんけど、小暮の奴が野球部に入ってくれる事になった。
これで我が張高野球部に、頼もしい戦力が加わった訳や。
この先が楽しみな張高野球部。
しかし今の俺はそんな事よりも、
小暮にどつかれたどてっ腹が、苦しくてしょうがなかった。
「何であいつ、廊下でうずくまっとんねん?」
「さっき女子にどてっ腹どつかれとったで」
「ナンパしてフラれたんとちゃうか?」
「ハハハハ!」
廊下を通り掛る生徒達が、その場にうずくまる俺を見て、ヒソヒソ話をしていく。
何でラストでこんなひどい目に・・・・・・・。
もっとハッピーな終わり方はなかったんか⁉
ハリガネベイスボウラーズツウ! 完




