爆速成長中です
「さてと。初めてレベルの上がったことだし。まずはステータスを確認してみるか。ステータスオープン」
ステータス
名前・ラック 種族・人間 年齢・17
レベル9 次必要経験値・500 所持ゴールド5078
HP100
MP100
攻撃力100
魔力100
防御力100
俊敏力100
スキル
【土下座】
ノーマルスキル
足腰強化 毒耐性 睡眠時間短縮 苦痛耐性 精神強化 逃げ足
称号
プライドゼロ 土下座者 弱者
「ハハハハハハハハハ。相変わらず酷い称号とスキルだが、レベルが上がってステータスが爆上がりしてやがる。レベル0の時のステータスが確かオール10だったからレベルが1上がるごとにステータスが全て10ずつ上がってやがる。なんて素晴らしいのだ。さあ。これから魔物に土下座して土下座して土下座しまくって強くなってやる」
というわけで俺は強い魔物を求めて次の階層に降りた。
ブラックスケルトンが現れた。
俺は一切迷わずに土下座をした。
数秒程土下座をする。
ブラックスケルトンが戦線離脱しました。
経験値50を獲得しました。
ゴールド50を獲得しました。
「よっしゃー!しっかりと経験値にゴールドを獲得出来ている。ハハハハハハ。行けるぞ俺。頑張るぞ俺。この調子でガンガン魔物に土下座をしていくぞ」
またもやブラックスケルトンが現れた。
俺はキレイな土下座を決めた。
ブラックスケルトンが戦線離脱しました。
経験値50を獲得しました。
ゴールド50を獲得しました。
顔を上げるとまたブラックスケルトンが目の前に現れた。
俺はすぐさま土下座をした。
ブラックスケルトンが戦線離脱しました。
経験値50を獲得しました。
ゴールド50を獲得しました。
俺は顔を上げる。そして周りに魔物がいないことを確認した歓喜の声を上げる。
「いいね。いいね。いいね。いいね。素晴らしい。でもまだ足りない。もって効率よく経験値をゴールドを手に入れる為より強い魔物に土下座をしなければ。そのためにはより深くダンジョンに潜らなければな。さあ、強い魔物はどれだけ俺に経験値をゴールドをくれるかな」
そして俺は次の階層の階段を探して歩き始めた。
ブラックスケルトンが三体同時に現れた。
俺はすぐさま土下座をした。
ブラックスケルトン3体が戦線離脱しました。
経験値150を獲得しました。
ゴールド150を獲得しました。
「なるほど。集団でもしっかりと土下座の効果はあると。凄いな」
俺はそうやって独り言を呟きながら歩いていたら、もう二体程ブラックスケルトンとエンカウントして土下座して戦線離脱をしてもらってから更に探していたら次の階層への階段を発見した。
ブラックスケルトン2体が戦線離脱しました。
経験値100を獲得しました。
ゴールド100を獲得しました。
思った以上に早く次の階層を見つけられて少し嬉しかった。本当はもっと時間のかかるもののはずだが、まあダンジョンはよく地形を変えるしそういうこともあるか。
というわけで早速降りる。
エリートゴブリンが現れた。
俺は手馴れた手つきで土下座をした。
エリートゴブリンが戦線離脱しました。
経験値60を獲得しました。
ゴールド60を獲得しました。
「なるほどね、エリートゴブリンはブラックスケルトンよりも10ずつ経験値とゴールドが多いのか。てことはあれか?一階層降りるごとに10ずつ増えていく的な?うん。俺は今まで一体も魔物を倒したことが無いんで経験値とかゴールドが大体どのくらい貰えるか分からないけど。そういう事なんだろうな。それによく考えたら俺が今いる階層は6階層だし、1階層ごとに10ずつ増えるという考えなら辻褄もある。なるほど。まあ俺は土下座をしていくだけやしね。普通だったら強さとかが関わって来るんだろうけど俺には関係がないか」
俺がそう独り言を呟いていたらエリートゴブリンが3体現れた。
俺は考えもまとまったことだし、すぐさま土下座をした。
エリートゴブリン2体が戦線離脱しました。
経験値120を獲得しました。
ゴールド120を獲得しました。
レベルが上がりました。
レベル1から10分以内にレベル10まで上がりました。
この記録は世界最速です。
おめでとうございます。
報酬として称号【爆速成長者】を獲得しました。
「爆速成長者?なんだこの称号は、確か自分の持っている称号はより詳しく情報を知りたいと願えば見れたよな?やってみるか」
称号・【爆速成長者】
爆速成長をした者に与えられる称号。
獲得経験値量が倍となる。
獲得経験値限界が消える。
「ハハハハハハハ、ヤバすぎだろう。何だこの狂った称号は獲得経験値が倍と獲得経験値限界が無くなるだと。最高じゃないか。これでより早く俺は成長が出来る。素晴らしい。というか獲得経験値限界といったらレベル差が魔物相手で下に10つくと経験値が一切入らなくなるという現象だろ。基本的にこの経験値限界のせいでレベル上げるのに詰まると言われているのに、それがなくなるって。ハハハハハハハヤバすぎる」
俺がそう高笑いを決めて叫んでいたせいか。エリートゴブリンが5体寄ってきた。
俺はすぐさま土下座をした。
エリートゴブリン5体が戦線離脱しました。
経験値600を獲得しました。
ゴールド300を獲得しました。
「しっかりと経験値が倍になっているね。さてじゃあ次の階層を探しつつ魔物に土下座をしていきますか」
30分後
ようやく次の階層を見つけた。
思ったよりも時間がかかってしまったが。その分42体ものエリートゴブリンとエンカウントし土下座して経験値とゴールドを稼げた。おかげで俺のレベルは14まで上がった。
次の階層へと降りた。
次の階層ではワーウルフが現れて案の定土下座をすると経験値が140とゴールドが70得られた。
そっからひたすらに土下座をしていって経験値とゴールドを稼ぎながら次の階層を探して歩いていたら。嫌な人と会ってしまった。
そう、それは同じ冒険者だ。
「ハハハハハハハ、お前魔物にも土下座してんのかよ。しかも魔物も魔物でいなくなるって、どんだけ土下座極めてるんだよ。ハハハハハハハハハ、マジで笑えるぜ。なあお前らもそう思うだろ」
「ああ。本当にそうだな。いやでもここまでくると土下座って凄いな。魔物にも効くって」
「というより、魔物が哀れんで襲わないでいてあげてるだけじゃね」
「それな」
案の定馬鹿にされる。俺はこうやって馬鹿にされても特に面倒だなと思う程度で怒りとかは一切湧かなかった。何故なら俺にはプライドがないからだ。常日頃から土下座をして生きているような俺に取ってこの程度の事は日常茶飯事だ。気にするだけ無駄であり。俺はいつもの様に。
「ハハハ。そうですね。私が土下座をすると魔物が哀れんで戦線離脱をしてくれるんですよ。ありがたいですね」
俺は愛想笑いをしながらそう言って。駆けるように逃げた。
ぶっちゃけ反応せずに逃げることも出来たが、それをすると後で無視をしやがってとキレられたりするので。一応多少の反応はしてあげる。というかしないと面倒。
そっから暫く走って逃げる。
幸いというか。まあ当たり前なんだが、あの冒険者達が魔物を倒していたので魔物とはエンカウントしなかった。
経験値とゴールドを得られなくて少々悲しかったが、まあ次の階層に行けばいいだけなので、次の階層を探して足を進めた。
20分後
次の階層を見つけた。見つけるまでにエンカウントしたのはワーウルフ14体だけだった。
しかし経験値は1960獲得出来たし、レベルも1上がって15になった。
というわけで次の階層へと足を進める。
次の階層では特に同業者とも会う事はなく。魔物もしっかりと現れてくれた。
経験値とゴールドは予想通りの160と80だった。
というわけで次の階層を見つけるまでに土下座をした魔物の数は全部で67体。
獲得経験値は10720で前余っていた経験値1320と合わせて12040でレベルは21まで上がった。
たったの1日というか数時間程度でレベルが21まで上がるとは自分でもかなり凄いと思う。正直言ってここまで簡単にレベルが上がるとは思っていなかったわ。
確実にあのぶっ壊れ称号【爆速成長者】のおかげだろうけど。まあいいや取り敢えず次の階層に向かいますか。
そして9階層へ。
ゴーレムが現れた。
俺はすぐさま土下座をした。
ゴーレムが戦線離脱しました。
経験値180を獲得しました。
ゴールド90を獲得しました。
しっかりと経験値にゴールドを獲得する。
そして、次の階層であり、ボス部屋のある10階層を探して歩き出した。
1時間後。
ようやく次の階層への階段見つけた。
想像以上に時間がかかった。
まあおかげで遭遇したゴーレムの数は何と124体で、最初のゴーレム分と合わせると獲得した経験値は22500という超絶莫大な経験値。
レベルは何と30まで上がった。
メチャクチャ凄い。
レベル30といったら中級冒険者並だ。ついさっきまでレベル0だった俺からしてみれば考えられない程の高レベルだ。
さてと、この調子で次の階層にいるボス魔物に土下座してレベルを上げてから帰るか。
そして俺は階段を降りた。
レッドドラゴンが現れた。
俺はすぐさま土下座をしようとしたが、レッドドラゴンが大きく息を吸いこみブレスを吐き出した。
このままでは焼かれると思い、慌てて土下座を一時中断して、その場から離れた。
俺のさっきいた場所は焼けて変色していた、
・・・・・・・
レッドドラゴンは更に追い打ちをかけるようにブレス攻撃の準備をしている。
土下座をしたいという欲求にかられるが。多分土下座をしたらその間にブレス攻撃を貰う気がするというか、確実にくらう。そうなったら・・・・・俺は死ぬな。
・・・・・・
「ヤバいって、ヤバいって。ヤバいって。ヤバいって」
俺は全力で逃げた。レッドドラゴンが次々と俺にブレス攻撃をしてくる。恐ろしい威力を持った人間を簡単に炭に変えそうなブレス攻撃が俺に襲いかかって来る。
「無理だって。死ぬって。死ぬって。死ぬって。土下座をする前に死ぬって。焼き殺されるって」
俺の悲壮な叫び声がダンジョン内に響き渡る。しかしレッドドラゴンはそんなのお構いなしでブレス攻撃をしてくる。
俺は必死にそれを避けながら叫んだ。
「どうするんだよこれ~~~~~~~~~」
と。
今日は後一話投稿します。




