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破壊の御子  作者: 無銘工房
龍驤の章
201/533

第67話 スノムタの屈辱7-投石

 ゾアンたちが腰帯から取り出したのは、中央部分の幅が一番広く、両端に行くにしたがって細くなる紡錘形のような形をした革帯であった。その細くなる両端の片方の先には輪が作られており、ゾアンたちはその輪に右手を通して革帯の端を握る。

 それから足許に転げていた拳大の石を拾い上げると革帯の中央に置いた。そして、革帯をふたつに折るようにして石を包むと、重ね合わせた両端をまとめて握り締めてから、それを大きく腕を回すようにして振り回し始めた。

「奴ら、まさか……!」

 その光景にヌミトス将軍は、ギョッとする。

 そんなヌミトス将軍の前で、ゾアンたちは十分に遠心力をつけたところで重装槍歩兵に向けて石を包んだ革帯を一気に振り抜いた。それと同時に掴んでいた革帯の一端を放すと、包まれていた石が重装槍歩兵に向けて勢いよく飛び出した。

「と、投石だーっ! 盾をしっかり構えろ!」

 ヌミトス将軍の絶叫が終わらぬうちに、重装槍歩兵たちにゾアンの投石が降りそそいだ。

 これがゾアンたちのために蒼馬が考えた重装槍歩兵の密集陣形に対する攻撃方法だった。

 密集陣形を組む重装槍歩兵に対してゾアンたちが圧倒的に不利なのは、その武器の長さにある。

 ゾアンたちの持つ山刀の長さが、およそ三十~五十セルチ(およそ30cm~50cmほど)なのに対して、重装槍歩兵の持つ槍は四~五メルト(およそ4~5m)もあった。

 これだけ見ても、重装槍歩兵たちがゾアンの山刀が届かない距離から一方的に攻撃できることがわかるだろう。さらに重装槍歩兵たちが密集陣形を組み、この槍を使った槍衾(やりぶすま)を作れば、ゾアンたちが真正面から戦うのはもはや自殺行為にしかならない。

 しかし、それならばこちらが重装槍歩兵の持つ槍よりも遠くから攻撃できる武器を持てば良いだけである。

 それは、極めて単純だが、近代兵器開発の理念にも通じる真理だ。

 ただし、問題となるのは、いったい何をゾアンたちに持たせればよいか、だ。

 ゾアンの持ち味は、その脚の速さである。その脚の速さを損なうような重量物や長柄の武器や弓矢や投槍といった、かさばるようなものは論外だ。

 そこで蒼馬が目をつけたのは、投石紐(スリング)であった。

 射撃武器なので、当然槍よりもはるか遠くから攻撃ができる。それに投石紐ならば携帯するのは小さな革紐ひとつだけで、ゾアンたちの走る邪魔になることもない。弾となる石は、どこにでも転がっている石を使えば良いので補給に困ることもない。また、よほど狙いを必要としなければ、習熟するのは弓矢よりもはるかに簡単である。

 そして、何よりも「ボルニス決戦」などでゾアンも投石に参加していたように、弓矢を蔑視しているゾアンたちにも受け入れやすいというのが最大の理由であった。

 しかし、それでいて投石は決して馬鹿にできるものではない。

 ペリシテ人の巨漢の兵士ゴリアテを小さな羊飼いダビデが投石紐による投石で倒したのは有名な話だ。また、日本においても戦国時代に武田信玄が石礫隊と呼ばれる投石部隊を組織していたことも知られている。

 このように地球上でも洋の東西を問わず、投石は立派な武器であったのだ。

 ましてやそれが人間より筋力の強いゾアンの手によるものとなれば、その威力は言うまでもない。

 矢ならば難なく受け止める盾といえども、矢よりもはるかに重い石となればわけが違う。投石のひとつひとつが大きな衝撃となって盾を持つ手をしびれさせる。また当たり具合によっては盾が砕けることもあるのだ。そして、身体に当たろうものならば、兜や鎧の上からでも骨は砕け、肉がはぜてしまう。

 近隣諸国に勇名を轟かせるホルメア国の重装槍歩兵たちも、これにはたまらず犠牲者が続出した。

「ええいっ! 投石を恐れるな! 距離を詰めれば、恐れるに足らず!」

 ヌミトス将軍が言うように、石を振り回して遠心力を与えてから投げる投石紐は、投げるまでに時間がかかってしまう武器だ。それならば、その間に距離さえ詰めてしまえば良い。

 しかし、ゾアンの投石への防御を固めているため、ただでさえ足の遅い密集陣形はまさに亀の歩みである。その歩みでは、投石を続けるゾアンたちまでは遠すぎた。

 それでも重装槍歩兵たちは犠牲を出しながらジリジリと間合いを詰めていく。

 そして、あと少しと言うところまで来た時である。

「みんな下がれ!」

 ガラムの号令とともに、そばに控えていた副官のシシュルが太鼓を叩く。すると、それまで投石を続けていたゾアンたちが討伐軍に背を向けて四つ足になると、いっせいに逃げ出したのである。

 これにはヌミトス将軍も不意を打たれた。

 しかも、その逃げ足たるや、密集陣形の第二軍を亀だとすれば、まさに兎が逃げるがごとき速さだ。

 ようやく、あと少しというところまで来たというのに、あっという間に逃げられてしまった。

 そして、十分に距離を空けたところでガラムは土煙を上げて踏みとどまると、声を張り上げる。

「全軍停止! 攻撃開始!」

 再びシシュルがガラムの命令を太鼓の拍子に変えて全軍に伝える。すると、ゾアンたちはいっせいに足を止めると、再び投石紐によって石を投げ始めた。

 太鼓の号令ひとつで、一糸乱れぬ動きを取れるのは、ゾアンならではである。

 ゾアンたちは幼い頃に誰もが太鼓の拍子に合わせ、立ったり、座ったり、右へ左へと駆けたり、飛び跳ねたりといった遊びをする。そうした子供の遊びの中で、ゾアンたちは太鼓の拍子を覚えていく。だからこそ、誰もが太鼓の拍子を聞いたとたんに身体が動くようになっているのだ。

 この予想もしていなかった組織的な投石攻撃に、ヌミトス将軍は地団太を踏まんばかりに激昂する。

「こ、この卑怯者どもがぁ! まともに戦えっ!」

 ヌミトス将軍が、そう思うのも無理はない。

 この時代における戦とは、主力同士がぶつかり合って勝敗をつけるものだ。

 そのため、互いに主力となる歩兵には各国とも敵国の歩兵よりも優位に戦えるように、国が支援をしてまでより良い鎧と強い武器が与えられるのが常である。そして、時代を経るとともに、さらに歩兵の重装備化が進み、重装歩兵と呼ばれる兵種が誕生した。

 国の支援を受けて最高の装備を整えた重装歩兵は、いわばその国の富や製造技術などの国力の象徴でもある。そうした重装歩兵をどれだけ戦場に投入できるかが、戦の勝敗を決めてきたのだ。

 また、西域で主流となっている密集陣形などの戦術も、重装歩兵を中心に考案されたものであり、いかに重装歩兵が戦の主役であったかを示している。

 ところが、今行われているゾアンたちの戦い方は、それとは真逆であった。

 敵と直接ぶつかり合わず、距離を置いて一方的に攻撃し続ける。こちらが白兵戦を挑もうとしても、重装歩兵とは比べ物にならないぐらい軽装で、もとより馬のように速く駆けられるゾアンたちに追いつけるはずもない。

 今になって、ゾアンたちが他より突出してしまうのを承知で前に出てきたのも、この後退する余地を取るためだったと理解できた。

 これではヌミトス将軍が卑怯と感じたのも無理はない。

 しかし、投石を続けるゾアンたちもまた、自らの山刀を振るって敵を倒すのが戦場の(ほま)れと考える者たちである。

 いくらこちらの犠牲は出ないとはいえ、こうしてただ敵に向かって投石を続けるだけでは、やはり戦士たちにも不満が生じていた。また、それを卑怯と罵られようものなら、カッとなるのも当然である。

 そうした血気盛んな戦士たちが投石をやめて山刀を抜こうとした時、大きな笑い声が上がった。

「こっちはせっかく童心に返って石投げ遊びに興じておるのだ! そんなつれないこと言うものではないぞ!」

 それは赤毛の巨漢ズーグである。

「ほうれ、石合戦だ! ホルメアの亀ども、のこのこと石に叩かれにやってきたぞ!」

 おどけた口調とともに石を投げたズーグは、再び大きな口を開けて笑い声を上げた。

 すると、それまでヌミトス将軍の挑発に頭へ血を上らせていた戦士たちの中に、ふっと笑いが洩れる。それとともに、ゾアンたちの間からもホルメア国に向けて挑発の言葉が投げかけられるようになった。

「そうだ、そうだ! 俺たちの遊びに付き合ってくれ!」

「男同士で群れていないで、俺たちと遊んでくれ!」

 そうした挑発とともに、ゾアンたちはさらに投石に力を入れる。

 戦士らの空気が変わった。

 ガラムは、それを感じていた。

 まさに血気に(はや)った者たちが山刀を抜いて飛び出さんとする寸前であった。ズーグは笑い声を上げることで、その出鼻をくじき、さらには戦士らの雰囲気を変えたのだ。

 これにはガラムも、かなわないなと思う。

 同じ世代に生まれ、それぞれの氏族を束ねる族長であり、また平原を代表する両雄と讃えられる《猛き牙》ガラムと《怒れる爪》ズーグ。

 このふたりのどちらが優れているのか?

 それはソルビアント平原のゾアンのみならず、蒼馬の下にいる他種族の者も含め、誰もが一度は思い浮かべる疑問である。

 また、それは当の本人であるガラムにとっても常に意識せずにはいられないものだった。

 無論、ガラムは個人の武勇ならば決してズーグにも負けないという自負はある。

 だが、こうした大きな戦いの中で、その機微を感じ取り、すぐさま対応が取れる点では、ガラムは自分がズーグに劣っているという自覚もあった。

 蒼馬もまた、後年ある者に「ふたりのいずれが優れた将であるか」と尋ねられた際に、「それは、ズーグである」と即答している。

「ズーグは戦場の臭いを嗅ぎ取り、直感的に最善の手を打てる稀有の将である。私は彼より優れた将を知らない。必ず勝たなくてはならない戦いには、私はズーグを用いるだろう。彼こそが、私の最高の将である」

 この言葉を証明するかのように、後に蒼馬はズーグに大きな軍事的裁量権を与え、遊撃軍として自由に戦わせている。ズーグもまたこれに応え、多くの功績を挙げ、破壊の御子の旗下随一の猛将と呼び恐れられるようになるのだ。

 そんなズーグの将才をもっとも早く感じ取っていたのは、間違いなくガラムだった。

 しかし、そこに嫉妬はない。

 かつては仇敵とすら思っていたズーグだったが、今や頼れる戦友であり競い合う好敵手に変わっていた。ズーグの振舞いを否定せず、むしろ彼の言動から学ぼうという想いがガラムの中に生じていたのである。

 だから、ガラムもまたズーグをまねて笑って見せた。

「石合戦か。子供の頃、俺はやりたくともできずにいたのに、今こうしてできるとはな!」

「なんだ。《牙の氏族》では、あまりやらんのか?」

 ズーグの疑問にガラムは苦笑いをする。

「俺が入るのを皆が嫌がったのだ」

 それにズーグは演技ではなく、本当に噴き出してしまった。

「そりゃそうだ! 貴様は遊び心がなさすぎだ。どうせ手加減なしに石を投げたのだろう!」

 子供の頃から運動能力が突出していたガラムである。他の子供たちが、そんなガラムと石合戦をしたがるわけがない。

 ズーグの指摘に思い当たることがあるのか、ガラムはムッと顔をしかめる。

 それにゾアンたちは大爆笑した。

 すでにゾアンの戦士たちの間には、投石を嫌がる空気は消え失せていた。

 破天荒で知られるズーグのみならず、平原最強の勇者として名高く、多くの戦士らの羨望を集める勇者ガラムまでもが率先して投石を行っているのである。

 これでは誰も文句の言いようがなかった。

 実は、後年のズーグを最高の将と評した蒼馬の言葉には続きがある。

「決して負けてはならない戦いには、私はガラムを用いる。彼の誇り高い戦いぶりとその雄姿は、種族を問わず多くの戦士たちの信望を集めている。彼の下ならば、多くの戦士たちが命を惜しまず戦ってくれるだろう。まさに、彼は大将軍の器である」と。

 そして、この最高の将と大将軍のふたりに率いられたゾアンの戦士たちによる投石攻撃は、確実にホルメア国の重装槍歩兵たちに損耗をしいたのだった。

 一方的に投石による攻撃を続ける展開に、ズーグが笑い声を上げる。

「何だ! ホルメア最強の軍団などというから多少は警戒していたのに、拍子抜けだな!」

 ところが、それにガラムが渋い顔で言う。

「あまり敵を甘く見るなよ、ズーグ」

 ガラムの忠告に、ズーグは笑いをおさめると周囲に聞かれないように声を潜めて言う。

「ああ。言われんでも、わかっている」

 ガラムが言わんとすることは、ズーグも気づいていた。それでもなお敵を笑ったのは、戦士たちを鼓舞するためである。

「今、俺たちが相対している連中の装備が黒くないと言いたいのだろ?」

 ズーグが言うとおりであった。

 今自分らが石を投げつけている重装槍歩兵の装備の色は、青銅や革などの赤や茶色である。

 三十数年前にズーグらの父祖を殺戮したホルメア最強の軍団の装備を染め上げていたという、黒ではないのだ。

「そうだ。奴らはまだ出てきていないようだぞ」


               ◆◇◆◇◆


 前列のヌミトス将軍の苦戦は、その後方にいるヒュアキスの目にも見えていた。

 アレクシウスの取り巻きのひとりであるヌミトス将軍が是非にと直訴までするので、第二軍の前列を任せたというのに、何とも不甲斐ない戦いぶりではないか。

 そう失笑を浮かべるヒュアキスのところへ一騎の伝令兵が馬で駆けてきた。

「伝令! 伝令!」

 こんな状況で自分に伝令を寄越す人間は限られている。

 後方からならばアレクシウスだが、伝令兵が駆けてきたのは前方からだ。そうなると、あの血の気が多い僚友(りょうゆう)しかいない。

「ガイウス連隊長よりヒュアキス副軍団長へ上申です!」

 ヒュアキスの予想どおり、中列にいる三人の連隊長のひとりからの伝令であった。 

「『ガキどもの(たわむ)れは、もう見飽きた。さっさと俺たちを前に出せ』とのことです!」

 いかにも血の気が多いガイウスらしい言葉を飾らぬ台詞だ。

 それをガイウス連隊長の口調をまねて伝える伝令兵に、ヒュアキスは小さく笑いをこぼした。

「いいだろう。――血の気が多い馬鹿に伝えよ。我らこそ最強であることを示せ、とな!」

 その言葉を戻った伝令兵から聞いたガイウス連隊長は、口の悪い連中からは人食い鬼(オーガ)の血を引いていると言われるほどの巨漢である。

 馬上でその巨体を()らすと、ガイウス連隊長は顔の下半分を覆うごわごわした固い髭を震わせて、がははと声を上げて笑った。

「兜持ちのくせに、ほざくわ! 最強など、言うまでもない!」

 ガイウス連隊長は中列の前を横切るように馬を走らせながら、その太い右腕を高々と突き上げると、兵に向けて声を張り上げた。

「我らは、何ぞや?!」

 馬上からガイウス連隊長が大声で問うのに、黒一色で装備を統一した重装槍歩兵らが唱和して答える。

「「我らは、『黒壁』! ホルメアの『黒壁』なり!」」

 さらにガイウス連隊長は問う。

「『黒壁』とは、何ぞや?!」

「「決して破られぬ壁! 不破の壁なり!」」

「不破とは、何ぞや?!」

「「我らを破れるものなし! 我らは無敵なり!」」

「ならば、我らこそがホルメア最強! 最強無敵の軍団『黒壁』よ!」

「「おうっ! おうっ! おうっ!」」

 兵士らは槍で天を突き、声を張り上げる。

「さあ、行くぞ者ども! 我らこそホルメア最強の軍団であることを天下に示そうぞ!」

 ガイウス連隊長の号令の下、中列三千の黒い装備で統一された重装槍歩兵たちが動き出した。



挿絵(By みてみん)

 ついにホルメア最強の軍団「黒壁」が戦いに投入された。

 その前ではゾアンたちの投石すら通用せず、ガラムとズーグらは撤退を余儀なくされてしまう。

 そして、この最強軍団の前に晒されてしまう蒼馬の本陣。

 しかし、迫りくる「黒壁」を前に、蒼馬の策略がついに発動する。


蒼馬「『黒壁』と名乗るならば、こっちもそう対処するまで。――やってください!」


次話「スノムタの屈辱8-黒壁」

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 うんちく

 古代では戦争に参加する兵士は自前で装備を用意しなければならず、重装歩兵は裕福な市民たちで構成されていました。逆に軽装歩兵たちは、そうした武具を用意できない貧民や流民たちだったわけです。

 良い武具だけではなく、「自分らで財産や国を守るぜ!」という意識もある重装歩兵は強く、逆に軽装歩兵は軽視(軽装だけに?)されてきました。

 しかし、時代とともに重装歩兵だけではなく軽装歩兵や投擲部隊が活躍するようになります。

 古代アテネの将軍デモステネスは重装歩兵と弓兵だけでアイトリアへ侵攻したところ軽装歩兵のゲリラ戦にボコボコにされています。それを教訓に対スパルタの戦いでは軽装歩兵を組織して、戦果を挙げています。

 それについて古代アテネの歴史家トゥキディデスは「前から後ろからと攻撃してくる軽装歩兵っていう厄介な奴らがいる。あいつら矢や投槍、投石で攻撃してくるから接近戦できないんだ。逃げ足も速いんだよ(超意訳)」と記述しています。

 またアテナイの名将イフィクラテースは軽装歩兵を使ってアルカディアに侵攻し大打撃を与えています。アルカディアの人が恐れをなして街にこもってしまうと、その同盟国であったスパルタに

スパルタ「幽霊にビビる子供みたいに軽装歩兵を怖がっているぜm9(^Д^)プギャー」

と笑われたそうです。

当然、そのスパルタの重装歩兵もイフィクラテースの軽装歩兵にボコボコにされるというオチですがw


さて、今回出た投石紐ですが、ちょっとした材料があれば簡単に作れます。

その割に・・・・・・ヤバイです。

最初は軟式テニスのボールでやってみて、面白いぐらい飛びました。

それでつい調子に乗って河原の石も投げて見たら・・・・・重さのせいか、予想以上に飛んでしまい冷や汗をかきました。これはシャレになっていません。ちゃんと投げる前に人がいないのを確認していましたが、落ちた石がバラバラに砕けている威力に、しばらく心臓がバクバクいってました。

これなら羊飼いの少年でも、巨漢の兵士を殺せます。

人を傷つける前に焼却処分しました。

「破壊の御子という小説をみて、ついやってみた。今は反省している」と言うようなことがないように、読者の皆様はくれぐれも真似をしないでください。


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