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破壊の御子  作者: 無銘工房
龍驤の章
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第60話 化粧

 朝、自分の天幕の中で目を覚ましたシェムルは、手早く身支度を整える。

 まずは就寝中に凝り固まった筋肉を軽くほぐす。次に身体中をガシガシと掻きむしり、抜け毛を落とした。その後で乱れた体毛をくしけずってから、鮮やかに染め上げた(つた)で編んだ胴鎧を身に着ける。そして、最後に腰には父親の遺品となった山刀を()いた。

「よしっ! ソーマのところへ行くか」

 自分に小さく気合を入れて天幕を出たシェムルだったが、その顔は冴えない。眉間には深いシワが刻まれており、その口はムスッとへの字に結ばれていた。

 まだ日が昇ったばかりの陣地であったが、すでに多くの人たちが活動するざわめきに満ちている。その中で、まぶしさにかすかに目を細めたシェムルは、自分のものより少し離れた場所に張られた蒼馬の天幕を見やった。

 ボルニスの街では、いつ何時であろうと不測の事態が起きればすぐさま蒼馬の許へ駆けつけられるように、シェムルは隣の部屋で寝起きしていた。だが、このコンテ河の陣地では、わざわざ離れた場所に別の天幕を用意していたのである。

 それは蒼馬が決めたことだった。

 今回の戦いにあたり蒼馬が軍規で特に厳しく戒めていたのは、兵士以外の民への略奪と殺害。そして、強姦である。たとえ誰であろうとこの軍規を犯せば、その場で斬首し、それを晒すとまで宣言していた。

 しかし、それを宣言している蒼馬自身が、戦場でも身近にエルフの女官たちを(はべ)らせていれば、末端の兵士たちにいらぬ誤解を与えないとも限らない。そのため、日中でも戦装束に身を包まないエルフの女官らを寄せつけず、夜ともなれば自分が寝起きする天幕にいかなる女性も近寄ることを禁じていた。

 それは蒼馬第一の臣として自他ともに認められているシェムルとて例外ではない。そのため、わざわざ別の天幕を用意してシェムルは寝起きしていたのだ。

 しかし、シェムルが顔を曇らせているのは、それが原因ではない。

 それは、討伐軍の進軍の報せによって一変した蒼馬の様子のせいである。

 あれからも、ドワーフらの作業の進み具合や他の兵士らの士気の高さを見回っているときは、蒼馬は(ほが)らかな笑顔を見せてはいた。

 だが、シェムルの目からすれば、それは虚勢も良いところである。

 親しい者以外の目が届かない天幕の中で休憩や食事をしている時など、ふと張り詰めている気が緩むと、決まって陰鬱(いんうつ)な表情を浮かべ、ため息をつくのだ。また、ピピが率いるハーピュアンたちやゾアンの中でも足が速い戦士たちを頻繁(ひんぱん)に自分の天幕に呼び出しては、しつこいほど偵察に出させている。そして、その報告を聞いては、また悩むのだ。

 それだけではない。シェムルの代わりに蒼馬の天幕の夜間警護を務めているゾアン唯一の弓使いファグル・グラシャタ・シャハタによれば、蒼馬は夜遅くまで駒を置いた地図とにらめっこをしていて、あまり寝ていないらしい。そればかりか、ようやく床についたとしても、悪夢にうなされているのか、しばしば夜中に跳び起きているという。

 まるで飢えた狼に取り囲まれた子牛のようだ。

 シェムルがそう思うぐらい、ここ数日の蒼馬は追いつめられていた。

 陣地の中を歩きながらシェムルは東の方を見やる。すると、はるか遠くにだが、無数の天幕の集まりと、それを取り囲む簡素な柵でできた陣地の姿が見えた。

 それはホルメア国の討伐軍のものである。

 先日、ついにホルメア討伐軍が姿を現したのだ。その時の蒼馬の動揺の大きさといったら、その場で卒倒するのではないかとシェムルが心配したほどだった。

 何とか助けてやりたいとは思う。

 しかし、蒼馬が頭を悩ましているのが軍事のこととなると、とうていシェムルの手には負えない。一族の戦士を率いて戦ったことがあるズーグや戦士長だったドヴァーリン、またホルメア国軍では中隊長補佐だったマルクロニスならば多少の相談相手になってはくれそうだが、彼らとて敵味方を合わせれば数万ともなる会戦の経験はない。ましてや、それが兵力ではこちらを上回る敵を打ち破ろうという戦いとなると、もはや未知の領域だ。

 結局は、蒼馬ひとりに頼るしかないというのが実情である。

 我が身の不甲斐なさに、シェムルはため息をひとつ洩らした。

 そんなシェムルが蒼馬の寝起きしている天幕の前まで来ると、すでに入り口にはエルフの女官の姿があった。寝ている間は遠ざけられているはずの彼女たちの姿があるということは、すでに蒼馬が目覚めているということだ。

 そんな女官のひとりを捕まえて蒼馬がどうしているかと尋ねると、つい先程目を覚ましたばかりで、今は身支度を整えていると答えが返ってきた。

 シェムルはゾアンの習慣として蒼馬の天幕の前で咳払いをする。すると、すぐに中から蒼馬の声が聞こえてきた。

「シェムル? 良いよ、入って来て」

 蒼馬の了解を得て天幕の中に入ったシェムルだったが、すぐにその眉をしかめる。

「ひどい顔の色だな、ソーマ」

 シェムルが言うとおり、蒼馬の顔色はひどい有様だった。

 血の気が失せて蒼白どころではない。気味の悪い土気色である。そればかりか過度の寝不足のためか目は充血しており、その下にはどす黒いクマがくっきりと浮かんでいた。

「そんなに、ひどい?」

 そう言いながら蒼馬は、自分の頬をぺたぺたと触る。

 身支度を手伝ってくれているエルフの女官たちからも、体調が悪くないか尋ねられたり、今もまるで()れ物に触るような接し方をされたりするなど、自分でもひどい顔をしているだろうとは思っていた。しかし、人間の顔色の違いなど判別しにくいゾアンであるシェムルまでもがそう言うのだから、自分が思う以上のものなのだろう。

 それではとうてい他の人たちに顔を見せられない。

 少しでも血行を良くしようと、蒼馬は自分の顔をゴシゴシともんだ。

 しかし、その程度でどうにかなるものではない。そんな無駄な努力をしている蒼馬に、シェムルは深々とため息をついた。

「ったく。しょうがない奴だ。――おい、エラディア。おまえらがいつも顔に塗っている奴を貸してくれ」

 シェムルに声をかけられたエラディアは、その美しい頬に手を添えて小首をかしげる。

「顔に……ですか?」

「いつも白い粉とかつけているだろう。あれだ、あれ」

 ようやくエラディアも理解する。

「ああ。化粧のことですか」

 すでにこの時代にも、大陸中央を発祥(はっしょう)とする白粉(おしろい)や紅などを使って顔を美しく見せるための化粧が存在していた。

 しかし、ようやく大陸中央から伝わって来たばかりの西域では、使われる化粧品がいずれも希少性が高く非常に高価なものであるのと相まって、王侯貴族や豪商らの婦女子などに限られたものだったのである。

 その点エラディアは、大陸中央で最上級の娼姫として最先端の化粧技術を身につけており、化粧技術においては西域の第一人者と言っても過言ではなかった。

 エラディアは配下の女官に命じて、いくつかの化粧品を持って来させる。それは、芋から抽出したでんぷん粉の白粉(おしろい)やでんぷん粉を動物性の油脂で()ってクリーム状にしたもの、同じく油脂で練った紅などだ。

「よし。動くなよ」

 シェムルは白いでんぷん粉を手に取ると、いきなりそれを蒼馬の顔にはたきつける。白い粉が煙のように舞い上がり、それを吸ってしまった蒼馬は咳き込んだ。すると、シェムルに「動くんじゃない」と叱られてしまう。咳を我慢しながら顔をまっすぐにすると、それをシェムルがためつすがめつ眺める。

「ふむ。――確か、人間は元気だと頬が赤くて、それを血色が良いというのだろ?」

 それに蒼馬がうなずいて見せると、シェムルは貝殻の容器に入れられた油脂で練ったクリーム状の紅に指をずっぽりと入れる。そして、人差し指をぐりっとひねり、紅を指の腹にたっぷりとすくい取った。

 その光景に、とてつもなく嫌な予感に襲われた蒼馬が制止するよりも早く、シェムルは山盛りの紅を蒼馬の頬と唇に、ぐりぐりとなすりつける。

「うん。これで、よし!」

 指についた紅を布で拭い取り、手を叩いて白粉を払いながら、シェムルは自分の仕事に満足いったように、うんうんと何度もうなずいた。

 しかし、蒼馬はこれで良いとはとても思えない。

 ゾアンの化粧といえば、色土をつかってクマドリのような紋様を描くものだ。そんなゾアンの娘であるシェムルが、いきなり練習もなしでやった人間の化粧である。人間の顔の判別すらつかないのに、その化粧の出来栄えに期待しろというのがどだい無理な話だ。

 もし、これで何の問題もない出来だとすれば、それは奇跡である。万全を期したとはいえ、これから自分らの倍以上のホルメア軍との戦いを前に、奇跡にすがりつきたい蒼馬としては、こんなことでせっかくの奇跡を浪費して欲しくなかった。

 周囲にいたエルフの女官たちに本当に大丈夫なのか目で問いかけるが、彼女たちは礼儀正しく微笑をもって返すだけである。どうやら自分の推測は間違ってはいないようだと感じた蒼馬は、さてどうしたものかと困ってしまう。

「失礼ながら、シェムル様。ここが少しおかしゅうございます」

 そう言って蒼馬の目許を指し示したのは、エラディアである。

「ん? そうなのか?」

 良くわからないという顔をするシェムルに、エラディアはニッコリと笑って提案する。

「はい。――とは申しても、とても微妙なものです。よろしければ、私が手直しいたしましょう」

「そうか。では、頼むぞ」

 そう言って白粉や紅を返してもらったエラディアだったが、ふと思いついたような顔をして言う。

「そろそろソーマ様の朝食をマルコが作り終えた頃です。大変恐縮ではありますが、シェムル様が取りに行っていただけませんか?」

「私がか?」

 いつもは蒼馬の身の回りのことは自分らに任せろというエラディアにしては珍しい発言である。(いぶか)しげに首をかしげるシェムルに、エラディアは言う。

「今日は、ホルメア国との大事な決戦。その日の朝食をソーマ様に供する役目は、やはりソーマ様の第一の臣たるシェムル様がふさわしいかと」

 エラディアの言葉に、シェムルはハッと目を見開いた。

 なるほど、エラディアの言い分はもっともな話だ。いや、そうでなければならない。

 そう思ったシェムルは、重くうなずいてみせた。

「わかった。ソーマの第一の臣である私に任せてもらおう」

 そして、シェムルは蒼馬の朝食を作っているマルコのところへ、いそいそと向かっていったのである。

 シェムルの姿が天幕からなくなると、エラディアはあらかじめ女官に用意させておいたとおぼしき湯気を上げる布を蒼馬へ手渡した。

「ソーマ様、まずはこれでお顔を拭ってください」

 どうやら修正どころか、最初からやりなおしらしい。

「……やっぱり、ひどい状態?」

「恐れながら、批評を控えさせていただきます」

 恐る恐る自分の顔の状態を尋ねたが、やんわりと拒絶されてしまった。

 湯気の立つ布で顔を拭った蒼馬を椅子に座らせると、エラディアも対面に置いた椅子に腰かけ、化粧を施し始める。エラディアはでんぷんの粉を油脂で練ったものを手のひらの上に取ると、そこへ少しずつ紅を加えて赤みつけていく。その色具合を確かめながら、蒼馬の土気色になった頬や目許のクマが目立たなくなるように塗っていった。

 化粧については門外漢(もんがいかん)の蒼馬としては、エラディアのなすがままである。

 しかし、エラディアの輝くばかりの美貌(びぼう)を前に、こうしてただ黙っているのも気まずい。とはいっても、すぐに気の利いた話題も思いつかない。そこで蒼馬は、適当に先程のことを口ずさんだ。

「シェムルも相変わらず強引だよね。困っちゃうよ」

 それが蒼馬の照れ隠しだとは承知しているエラディアは、小さく笑みをこぼす。

「ですが、おかげでずいぶんとお心もやわらいだのでは? 先程よりも顔色が良くなっております」

「さっきは、そんなにひどかった?」

「御意。まるで死人のようでございました。でも、今は不健康な寝不足の顔です」

 軽い気持ちで()いたのに、どうやら先程までの自分の顔は深刻な状態だったらしい。

 思わず苦笑いしてしまう蒼馬に、エラディアは化粧を続けながら尋ねた。

「ソーマ様は、大地の女神と(せみ)のお話をご存知でしょうか?」

 知らないと言う蒼馬に、エラディアが語ったのは次の伝説である。

 セルデアス大陸の伝説では、蝉は大地の女神に一番愛された虫だったという。そのため、蝉は他の虫たちよりも長い寿命を与えられ、土の中でずっと大地の女神のそばに仕えていた。

 そんなある日、蝉は他の虫たちが集まっているのを見つけた。それは間もなく地中から外に出ようとしている他の虫の幼虫たちである。彼らは口々に、これから地上で見られるもの、特に太陽の素晴らしさについて語り合っていたのだ。

 それを聞いて自分も太陽というものが見てみたくなった蝉は、大地の女神にお願いした。

「女神様、女神様。私も地上に出て、太陽というものが見たいのです」

 その蝉の願いに、大地の女神は困ってしまった。

 なぜならば、蝉が他の虫たちよりも寿命が長いのは、自分のそばにいるからこそである。もし、地上に出て太陽の光を浴びれば、その力も消えてしまい、蝉は数日のうちに死んでしまうだろう。

 しかし、それを説明しても、蝉の想いは変わらなかった。仕方なく大地の女神は、空を自由に飛んでどこまでも行ける(はね)を与え、蝉が地上へ出ることを許してやったという。

 だから、蝉はもっとも太陽が輝く季節に地上に出て来ると、大きな声で歌い、そして数日のうちに死んでしまうのだとセルデアス大陸では言われているのだ。

「私をはじめ、ソーマ様に仕える女官たちは皆、太陽を知らない蝉でした。いえ、私たちばかりではございません。ゾアンもディノサウリアンもドワーフもハーピュアンも、皆が暗い未来という土の中に閉じ込められていたのです」

 血色がよく見えるように蒼馬の唇に薄く紅を塗ったエラディアは、かすかな笑みを浮かべて見せる。

「しかし、そんな私たちにソーマ様は太陽という未来と翅という自由をくださったのです。たかが蝉ですら命を惜しまなかったというのに、なぜ私たちが命を惜しみましょうか? たとえ、その命がはかなく燃え尽きようとも、憧れて目指した太陽を恨むことがございますでしょうか?」

 化粧をし終えたエラディアは、道具の蓋を閉じると、そのまま蒼馬に向けて一礼する。

「ソーマ様のお優しさは(とうと)いものと思いますが、すべての責任をひとりで背負われませぬように」

「……うん。わかった」

 エラディアの言い分はわかる。しかし、自分の主導した戦いで人が命を落とすのをいまだ割り切れない蒼馬の返事は煮え切らないものだった。

「もっとも、ソーマ様には無理やりにでも責任を分かち合おうという方がいらっしゃるので、さほど心配はしておりませんが」

 からかうような口調のエラディアが誰を示唆(しさ)しているか気づいた蒼馬は、思わず笑ってしまう。

 確かに、彼女ならば無理やりにでも責任を分かち合おうとするだろう。それこそ自分を殴り倒してでも、だ。

 すると、ちょうどそこへマルコが作った朝食を乗せた盆を手にしたシェムルが天幕に入ってきた。

「おい、ソーマ。朝食を持ってきたぞ。私の分もあるので一緒に食べよう」

 そこまで言ってからシェムルは小さく首をかしげると、しげしげと蒼馬の顔を見つめる。しばらくしてから、シェムルはウンウンと小さくうなずいた。

「よし。少しはまともな顔になったな」

 シェムルは敷布の上に持ってきた盆をそのまま置くと、自身も胡坐(あぐら)をかいて座る。

「さあ。食べるぞ、ソーマ」

 蒼馬も同じようにして座ると、エラディアたちエルフの女官は気を利かせて天幕から出て行った。

 ふたりの食事は、兵糧玉の(かゆ)と小さなチーズがひとかけらと質素なものである。たとえ全軍の指揮官だろうと食事は一兵卒と同じものをという蒼馬の考えからだ。

 その質素な朝食をふたりは「いただきます」と声をそろえて言ってから食べ始めた。

 ふたりとも無言である。天幕の中には、食器が触れ合うかすかな音だけしか聞こえない。

 しかし、その沈黙がなぜか蒼馬にはとても心地よかった。

「おい、ソーマ。笑っているようだが、どうかしたか?」

 シェムルに指摘され、蒼馬は自分がいつの間にか微笑んでいたことに気づいた。

「うん。何だか、どうにかなりそうな気がしてきたかも」

「そうなのか?」

 蒼馬の曖昧な答えに不思議そうな顔を返すシェムルだったが、その耳がピクリと動く。

「何だ? 周囲が少しさわがしくなってきたようだぞ」

 蒼馬にはまだわからないが、人間よりも耳が良いゾアンであるシェムルが言うのだから間違いないだろう。

 すると、そこへ外に出ていたエラディアの声がかかる。

「失礼いたします、ソーマ様。ただいま、ホルメア国軍の陣営に動きが見られたとの報せがまいりました」

「わかった。すぐに出る」

 そう言うなり、蒼馬はキッと唇を結んで立ち上がった。

 同じように立ち上がったシェムルは、蒼馬の寝台の脇に置かれた卓の上から鉄板を縫いつけた鉢巻――鉢金を手に取る。そして、素早く蒼馬の後ろに回ると、その鉢金を蒼馬の額に締めてやった。

 つけてもらった鉢金の具合を確かめながら、蒼馬は言う。

「勝とうね、シェムル」

「ああ。勝つぞ、ソーマ」

 小さくうなずき合ったふたりは、ともに天幕から出て行った。

 後世に「スノムタの屈辱」として名高い戦いが、ついに始まろうとしていた。

ネタ


シェムル「ソーマを助けてやりたいが、何とかならないか? 助言だけでもいいぞ」

ズーグ「俺も一族を率いて戦った経験しかないからな」

ドヴァーリン「わしもじゃ」

マルクロニス「私もせいぜい中隊規模しか率いた経験しかないですな」

一同「どうしたものか……」

ジャハーンギル「我は将軍として軍を率いた経験があるぞ!」

一同「おお~!」

シェムル「そういえば、おまえは大貴族の戦士だったな! 何か良い案はあるのか?」

ジャハーンギル「名案があるぞ。――まず、我を先頭に敵本隊に突っ込む!」

一同「ふむふむ」

ジャハーンギル「それで大勝利!」

一同「……(そう言えばこいつ、帝国に負けて奴隷になってたんだっけ)」

ジャハーンギル「我、最強!」

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― 新着の感想 ―
[気になる点]  軍規の略奪の範囲が気になる。  落ちていた果物を食べただけで略奪になりかねない。 [一言]  
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