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ギャルゲーに転生した俺は推しとエンカしたい ~推しは他校の生徒会長~  作者: シルヴィア・紫の夜明け


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プロローグ2

 目が覚めて隣を見たらオリヴィア先輩の抱き枕がなかった。

 一気に目が覚めた。

 押し寄せてくるストレスのせいで心臓が痛い。

 仕事でミスをした時に味わったストレスよりも何百倍重い。痛い。辛い。

 神様、お、私何か悪い事しましたか。

 部屋中を見渡すと、壁にかけていた等身大タペストリー。棚に飾ってあったフィギュア。サイン入り原画などなど、ありとあらゆる白河オリヴィア先輩のグッズがなくなっていた。

 そして引っ越し初日に感じるほど部屋の中にものがない。

 あるのはベッドと学習机、中くらいの段ボール一箱にブレザーの学生服。

 ブレザーの学生服?

 俺は中高と学ランで、というかこのブレザーどこかで…………。

 あー!!!!!

 トライアングルメモリーズの学生服だ。

 はぁああああ?????

 トライアングルメモリーズの学生服!!!!!!

 …………グッズが消失してしまったのはとても悲しい。

 けれども、もしかしたら、この世界で生の白河オリヴィア先輩に会えるのではないだろうか。

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