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死にたくないって生きているけど、全然楽しくない

            〇

 死にたくないって生きているけど、全然楽しくない。


 私は何が楽しいのか、何がしたいのか、何で満たされるのか、その他諸々とても多く諸々がわからない。


「…」


 他の皆はいつもなんか楽しそうだ。どっか行ったと写真を上げて、何を食べたと写真を上げて、好きな歌手のコンサートに行ったと写真を上げて、景色が綺麗と写真を上げる。


 少し前まで蔑まし過ぎるくらい蔑ましていたが、あの人たちの目は私のように死んでいないんだろうなと思う。


 世間の掌の上を上手に転がり、小銭を落とし、次の掌に転がっていく。


 これも少し前まで蔑まし過ぎるくらい蔑んでいたけど、本当に醜いのはその掌にも乗ることが出来ない自分だと気付き、一人で落ち込み、一人で慰めた。


 人生を楽しむには?


 私の人生何が楽しいの?そもそも私とはなんだ?なんだなんなんだコイツ。楽しい…楽しみ…


「…」


 答えも出口もないトンネルに少し入ってすぐに出た。


 (わからないものはわからないし)というひらがなを抱いて少し傷付きベッドに横になる。


「わからないものはわからないし…こたえも、きっと、いまのままではでない。かといってどうかわればいいのかもわからないし、どうすればかわれるのかもわからない」


 勇気を震わして前に進んだら転ばされるかもしれないし、転ばされないかもしれない。殴られるかもしれないし、殴られないかもしれない。笑われるかもしれないし笑われないかもしれない。笑われてないかと思っていたら実は笑わて…


「はぁ、また入ってるよ…」


               〇


 普通と幸せ


 それらをずっと遠くで眺めていた。


 それらは年を取れば勝手に来てくれるものだと思っていたが、全く違うという事に気が付いた。


 他人と自分を比較して焦って、最終的には自分を傷付けて、治してまた比較する。


「…」


 バカだね、アホだね、何やってるんだろう、と言いながら、目はギョロギョロと動いて、自分よりも下を探して、いつも自分より上を見つけて圧倒される。

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