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ドクター体制を整える。


 モンスターの大群が街に迫っていた。それを防ぐ為リスト司令官の指揮で兵士達はモンスターの討伐に向かった。ドクターは、希望通り医療班に回った。


救護室は、街にある教会を借りて治療にあたる事にした。門からにも近く都合が良いからだ。そこに医療物資つを運びベットを設置してドクターは、準備を始めた。


 そして準備が終わり、モンスターとの戦いが始まり少し経った頃、一人目の傷病者が来た。これから長い長いドクターの戦いの始まりの合図だった。


 ドクターは、一人目の傷病者の状態を確認した。特に外傷は無かったがとても苦しそうだった。そうなるとこの世界でのモンスターによる病気は、決まっている。そう毒だ! 直ぐに毒消し薬を調合しドクターは兵士に飲ました。


 すると直ぐに兵士は元気になり、不思議そうにドクターにお礼を言った。


「ありがとうございます。耐性の持っていないモンスターの毒だったのでもう戦場に復帰するのは無理だと思っていました。どんな薬かはわかりませんが、これで仲間の元に戻れます! ありがとうございました」


 そう兵士はドクターに告げ直ぐに戦場に駆け戻った。


 そして次の傷病者が来た。今度は、外傷が酷く手術になりそうだ。手術と言ってもこの戦場の中では完治する様な手術は出来ないので、止血程度の応急処置だ。


 直ぐにドクターは兵士に局部麻酔をかけ止血を行った。流石にこの傷病者は直ぐには戦場に戻れなかった。戻れなかった事を悔しそうに顔をしかめながらも命が助かった事に安堵している様だった。


 そして次から次へと傷病者が運ばれて来た。また、毒の症状がある患者だった。どうやらその患者の大半は同じ毒に侵されていた患者だったので薬を飲むと直ぐに回復し戦場に戻って行った。


 戦いの合図から半日経った頃、ドクターは少し異変を感じていた。ここに運ばれて来る患者の大半は毒に侵されている患者だったからだ。約百人ほど運ばれて来たが、九十人ぐらいは毒の患者だったのだ。これは少しおかしいと思い次に来た患者に聞いてみた。


 「すいません、ここに運ばれて来る患者の大半は毒に侵されている患者なのですが、何か理由があるのですか? もう少し外傷を負った人が来ても良いと思うのですが」


 患者の兵士はドクターに返事した。


 「外傷を負った兵士の殆どは、ポーションを飲んで治しているので余り来ないと思います。普段は高価な物なので余り使わないのですが、こんな時ですからね。リスト司令官が街に貯蔵していたポーションを全部払い出しているみたいです。けど、それももう無くなりそうな事を少し聞きましたが・・・」


 そうだった! 思い出した! この世界にも外傷には効くポーションがあったんだ! 高価なだけで皆んな余り使用して無かったので忘れていた。けどそれも尽きる様なので、これからは大変になりそうだな、覚悟しておくか


 それから一時間後に救護室は大変な事になっていた。やはりポーションが尽きた事から外傷を負った患者が増えたのだ。


 毒の患者はドクターが少し診察し、薬の処方を行い薬を飲めば大半はすぐに治るが外傷の患者はドクターにしか治せない、ドクターはまず毒の症状であろう患者は他の救護班の兵士に任せる事にした。


 どんな症状の時にこの薬を処方するのかを伝え、教えた症状では無かった時は報告する様に体制を整えた。


 これでドクターは、外傷患者にほぼ専念する事が出来る。良しここからだとドクターは気を引き締めた。


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