ドクター、国境の街に向かう 5。
ドクター達は、村に行く途中の中継点に向かった。
中継点のキャンプ場の入口に着くと、シーフであろう亜人のハンターが立っていた。こちらに気がつくと話しかけて来た。
「おっ、人間か! 珍しいな。あんた達のハンターランクは?」
パークは、ただの中継点なのにハンターランクを、聞かれるなんて珍しいなと思いながらも答えた。
「二人ともハンターランクはCですが、なんでしょうか?」
それを聞いた、亜人は慌てて返答した。
「ハンターランクCの方でしたか! これは失礼しました。さぁ、ハンターランクCの方はあちらの大きいテントの方にお進み下さい」
ドクターやパークは、なぜ大きなテントに案内されたのか、訳もわからず大きなテントに行き、中に入っていった。
テントの中に入ると、先に来ていたと思われる亜人のハンターが六人いた。その中の一人が言った。
話かけて来たその中の一人は、六人の中では、リーダー格の様な感じがした。いかにも剣士という風貌だった。
「やっと追加のハンターが来たのか! 良く都合が着いたな! それも人間だとは思わなかった。さぁ作戦会議を、始めましょうか! こちらに来て下さい」
ドクターやパークは、何の事だかわからなかったので、慌ててパークが、亜人に聞いた。
「す、すいません! 作戦会議とは、何の事ですか? 私達は、旅の中継点としてこちらに来ただけなのです」
亜人達は、てっきりクエストで有るダンジョ内の魔物討伐依頼で来たハンターだと思っていたので、ビックリした。
「そ、そうなのですか! これは失礼しました。私達は、てっきり追加依頼されたクエストを受注されたハンターが来たと勘違いしておりました。ハンターランクが低い人間の方にこのクエストは危険ですからね」
これを聞いた、パークは少しカチンと来たみたいで、自分達は、ハンターランクCである事を伝え、そして私は、違う街で、ハンターギルド長をしている事を言ってしまった。
これを聞いた亜人のハンターは、少し丁寧になり失礼したと言ったが、ここはクエストの作戦会議室なので違うテントに行ってくれと頼まれた。
それを聞いて、ドクター達はテントを出ようとした時に、入口に立っていたシーフ風の亜人がやって来て何か報告をした。
どうやら追加のハンターは、都合が着かないみたいでこのクエストには行けない事と、人数が揃わないのでこのクエストは一旦終了すると言うハンターギルドからの知らせだった。
それを聞いていた、パークはあえて大きな声で言った。
「では! ハンターランクCの私達はこれで失礼します!」
それを聞いた亜人のリーダー格のハンターは慌ててパークに低姿勢で話し出した。
クエストを行う為に、ハンターランクCのハンターが二人足りない事と、ドクターやパークに一緒にクエストに行って欲しい事、一緒にクエストに行ってくれるのならば、三人分の報酬を出す事を伝えた。
それを聞いていたドクターは、改めてパークに伝えた。
自分は、ハンターランクCだが戦闘職では無く力になれない事や、兵役義務があるので、早く行かなければならない事を一応伝えた。
だが、パークはハンターの血が騒いだのかあっさりと亜人のハンター達の提案を受けてしまった。
こうして、緊急クエスト⁉︎ が始まったのだった。




