ドクター、国境の街に向かう 4。
翌朝早くに村を出発したドクター達は、昼過ぎに街に着いた。
街まで行く道中では、昨夜のやり取りの事をパークから少し注意された。
この世界では、ハンターランクC以上の人は、珍しく尊敬の対象で有り、行く所、行く所の村や街で娘を嫁にと言ってくるのが普通見たいだ。
それをキッパリ断らずに変に期待を、持たす事はしては行けないと注意された。今回は事情が事情だけあって断りにくいとは思うがと、少しフォローしてくれたが‥‥ なんか歯切れが悪そうだった。
道中は、何事も無く街に着いた。
この時間の街の門は人でとても混んでいた。街に入る検問がこの時間は厳しい見たいだ。
ここの街では、少しの休憩と旅の物資補給で立ち寄っただけなので、余り時間がなかった。
パークは、困った顔してぶつくさと、言った。
「時間が無いから仕方がないか、あんまり使いたくは無いが仕方ないな」
パークは、列をはみ出し門番の方に話をしに行った。直ぐに話が通ったみたいで、直ぐに街に入る事が出来た。
国王の召集で街を通ると言い、召集令状を見せれば直ぐに通してくれたそうだ。あんまり目立ちたく無かったので、使いたく無かった見たいだ。
そして旅の順序を一度整理すると、
村 (先程の村) 〜 街 (現在地) 〜 村(次に行く目的地) 〜 国境の街 (終着地) の順で行く予定にしている。
現在の街から次の村までは、二日程掛かり早く行か無ければ暗くなり、途中の中継点場所まで間に合わない。
少し旅の買い物をして、ドクター達は、直ぐに街を出る事にした。
買い物をしていると、ドクターは有る事に気付いた。ここの街は、亜人の方が人間より多いのだ! そんな事もあるのだろうと思いパークに聞いてみた。
「パークさん。この街は亜人の方が多いんですね。今まで見た村や街では、圧倒的に人間の方が多かったのでビックリです」
「ここの街はそうですね! どうやらクエストが盛んな様で、ハンターギルドも大きく亜人の方には過ごしやすいでしょうね」
なぜ、ハンターギルドが大きくクエストが盛んだと亜人の方が増えるかと言うと、亜人の方は、毒に耐性の有る人が多くハンターランクも人間より圧倒的に亜人の方が高い。
難易度の高いクエストが盛んだと稼ぎも良いので、必然的に難易度の高いクエストを、こなせる亜人が多くなるのだ。
それに食べ物もそれに合わせてか、ボリュームがあり、休憩で立ち寄り食事を取った際のご飯はとても美味しかった。
とはいえ、ドクター達の様に人間でハンターランクC以上の人は珍しく余計目立ってしまうのだった。
街のハンターギルド長で有るパークでさえハンターランクCなのだから、あの時のドクターの要求がかなり厳しかったのも頷けるのだった。
知らない方が幸せな事もあるよね!
「さぁ、ドクターさん。暗くなる前に中継点で有るキャンプ場に行きましょう!」
「パークさん。わかりました! 行きましょう」
ドクターは、この街もいつかアンとゆっくりと訪れてみたいなと思いながら、パークと一緒に中継点に向かった。




