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ドクター、焦る2。

タイムリミット迄、後:八時間


 ドクターは、焦っていた。世界一の医者と言っても流石に未知の細菌を、半日で分析し特効薬まで、作った事は無かった。


「ライト、こうなったら血液を全て入れ替えるか?」


「ドクター所長。ダメです、アン様の血液は特殊で血液の確保が出来ません」


「時間はどのくらいある?」


「約八時間程です」


「ギリギリだが、全ての臓器を入れ替えるか? 私なら出来る」


「ドクター所長。ダメです。アン様がオペ看に入れない限りは、八時間では、無理です。オペ看がランでは、無理です」


「では、人工心臓にしてポンプ機能でどうにかすれば、どうだ!」


「ドクター所長。そもそも血液の問題です、それでは、解決していないです」


「じゃあ! どうすれば! いいんだよ!」


 ドクターは、力一杯の大きな声で言った。アンが病気だと聞き、他の看護師も全て集まっていたが、ドクターの怒鳴る声を聞いて皆んな黙ってしまった。


 アンが、ドクターに優しく声で話しかけた。


「ドクター所長。流石のドクター所長でも、半日では無理だと思います。看護師部のこの後の事は、ランに任せますので、よろしくお願いします」


 ドクターは、諦めたかの様な声で言った。


「そ、そうか」


 ドクターの、諦めた様な声を聞いてライトや看護師部の看護師達が、声をあげた!


「ドクター所長!」 「ドクター様!」 


「アン様!」 「アン様!」 「アン様!」


 ライトが、ドクターに叫びながら言った!


「ドクター所長! どうしたんですか? 諦めるんですか! ドクター! しっかりしろ!」


 ランが、アンに泣きながら言った。


「アン様! なんて事言うんですか! 任されたつもりも無いですし、やるつもりも無いです」


 他の看護師達も、次々と言った。


「ドクター様。私の見て来た、所長は、こんな事直ぐに解決してしまう人でした。今、目の前にいる人はドクター所長では、無いのですか?」


「アン様は、どんな重い病気にかかっている患者にも希望を与える言葉を、かけていました。アン様! 自分にも、希望を持って下さい」


「ドクター様とアン様のコンビは、最強でした。どんなに助かりそうに無い患者も助けてしまうのですから、アン様とドクター様のコンビは、最強です。それを自分にも発揮して下さい」


「ドクター所長! アン様! 貴方達ならどんな病気も治せます! どうか諦めないで下さい!」


 ドクターとアンは、一瞬考えたが直ぐに我にかえった。


「みんな! すまん」


「ごめんなさい」


「ライト! もう一度、最初からから分析するか!」


「は〜い〜 ドクター所長〜」


「ラン! ドクター所長のサポートを出来る限りするのよ! 他の看護師達もね!」


「はい!」


 タイムリミット迄、後:七時間


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