ドクター、復活する。
タイムリミット迄、後:七時間
「アン。すまん。私が諦めるなんてな」
「ドクター所長。すいません。私が諦めてしまうなんてな」
「みんな! すまん! 世界一の医者である、ドクターに任せてくれ!」
「皆さんごめんなさい。世界一の医者であるドクター所長に、全て委ねます。結果がどうなろうと構いません」
「ドクター所長〜 右腕の私も宜しくです〜」
ライトが言った。
「アン様〜 アン様の右腕の私も宜しくです〜」
ランも言った。
「ライトもランも宜しく頼む!」
「ラン。ライト。お願いね」
「はい!」
ドクターは、治療を再開したのは、良いが状況は、変わっていなかった。今の現状では、打つ手が無いのである。取り敢えずは、血液の分析から入るが、現状どうなるかはわからない状況だった。
「ライト! 血液分析からやり直しだ! 行くぞ!」
「わかりました! ドクター所長〜」
ドクターは、血液分析に取りかかった。ライトも引き続き分析に入る。そして、他の看護師達は、緊急手術に備えて準備を行う。
タイムリミット迄、後:六時間
「ドクター所長〜 ダメです。ここまで何も発見出来ないのは、初めてです。ドクター所長の言ってた外科的処置も考えて無いとですね。取り敢えず身体を開けて見てどうするかですかね?」
「ドクター所長! ドクター所長?」
この間にも、時間は進んで行く。
タイムリミット迄、後:五時間
「ドクター所長! 何かわかりましたか? 正直ここまで何も見えないのは、初めてで正直お手上げです! 直ぐに外科的処置に移行して開けてから、考えた方が良く無いでしょうか?」
「ドクター所長?」
「ドクター所長! しっかりして下さい!」
ライトは、ドクターの返事が無いのでドクターを見た。その時、瞬間的に思い出した! ドクターが、世界一と言われていたのは、この事だったと!
ドクターは、極限の集中を行うと、全ての音を遮り、医療に没頭する時がある。
現状のドクターは、耳の近くで大声で叫ぼうが、近くで、爆弾が爆発しようが全く音が届か無い状態になっており、集中力が極限状態なのだ。現在は、医療行為しか見えていない状態だった。
ドクター本人が言うには、血液の中に入って行く感覚で、その中で自分は万能細胞であり、スペシャルな存在らしい。
ドクター本人しか、全くその感覚がわからない物だ。
とはいえ、その状態のドクターを確認した、ライトは、血液分析を辞めた。直ぐに特効薬を作る準備に取り掛かる事にした。
直ぐにライトが諦めた理由には、ライトの過去の恥ずかしい出来事が理由だった。




