表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/52

第三十七話

「2人共どこに・・・?」


サノスがそう言ったその時だった。


上から物凄い音が聞こえてくる。


「なんだ?この音・・・」


「2人に何かあったのかもしれない。僕、お酒飲みますね」


そう言ってサノスは持ち歩いていた酒を一気に飲み干す。


「ジント。何呆けてやがる。行くぞ」


そう言ってサノスは一気に商会の中を突っ走る。


ジントは慌ててそれを追いかけた。


音の発生源と思われる場所では火災も起きているようで煙が充満していた。


サノスは風魔法でその煙を排除して目的の部屋に突入する。


「なんだ?お前は・・・」


部屋の中にはいかにも権力を振りかざしそうな男達がいた。


「うるせぇ。アマンダ。カノン。無事か?」


「サノス・・・?」


露出の高いメイド服がところどころはだけているがそれ以上はここからではわからない。


「くっそ・・・。お前達、こんなに暴れてどうなるかわかっているんだろうな」


そう言って商会長が怒鳴っている。


「それはこっちのセリフよ。もう我慢の限界だわ」


そう言ってアマンダは商会長をぶん殴る。


それはサノスから見ても見事な一撃だった。


「お見事」


「はぁ・・・。これって依頼失敗よね?」


「そうでもなさそうだぞ。下を見てみろよ」


窓から下を見ると衛兵達が集まってきていた。


「どういうこと?」


「ミーネが手配してくれていたんだろうな。おっさんたち。俺の仲間に手を出したんだ。覚悟はできているだろうな?」


「お前のような小僧に何が出来る!」


「お前達のような奴らの扱いは慣れてるからな」


そう言ってサノスは壁を叩く。


それだけで壁が崩壊した。


「ひぃぃぃ。化け物。俺はまだ死にたくない」


そう言って男が1人逃げようとする。


そこに遅れてやって来たジントがやってきて男を思いきり殴り飛ばす。


「どうなってんだこれ?」


「とりあえずジントは2人を頼む。俺は後処理があるからな」


そう言ってサノスはとりあえず消火活動を開始した。


ジントは2人を連れて避難する。


逃げようとする馬鹿な男達は風を操り、地に押し付けておいた。


「この状況は?」


「婦女暴行の現行犯達だ」


「そうか・・・。トンドル商会もこれで終わりだな。協力に感謝する」


商会長とその客達は問答無用で衛兵たちに捕まり連れていかれた。


サノスが外に出るとパーティーメンバーに出迎えられた。


アマンダとカノンはいつも通りの姿だ。


あの短時間で着替えたらしい。


まぁ、あんな格好で街を歩くのは嫌だろう。


「これで1件落着か?」


「そうだといいがな・・・」


この場にいなかった顧客もいるだろう。


そういった者達がどう動くかは予想ができない。


しばらくは警戒したほうがいいだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ