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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第三十六話

サノスは適当に依頼表を眺めつつパーティーメンバーが来るのを待っていた。


最初にやってきたのはジントだった。


「おはようございます」


「おはよう。2人は大丈夫そうだったか?」


「大丈夫だと思います。ところでジントに聞きたいことがあるんですけど」


「なんだ?」


「2人のことをどう思っているんですか?」


「あいつらのことか・・・。正直、自分でもよくわからないんだ。小さい時からずっと一緒だったからな」


「例えばですよ。2人が酷い目にあっていたとしたら?」


「そんなの酷いことをした奴をぶっ飛ばすに決まってるだろ?」


「2人がそれを望んでいなかったとしても?」


「どういう意味だよ」


「今回の依頼のことです。2人は嫌なはずなのに調査の為に頑張っています」


「それは・・・」


「僕達が現場に踏み込んでも何もできないんです。むしろ2人を傷つける形になるでしょう」


サノスとジントが現場に踏み込んで暴れれば一時的には解決するかもしれない。


だが、社会的な地位で言えばあのいけ好かない商会長には勝てないのだ。


それは客達も同じだ。


あの商会の客たちは社会的な地位が高い者ばかりなのだ。


何の力もない新人冒険者では太刀打ち出来ない。


「俺には無理でも、酒を飲んだお前なら・・・」


「それは最終手段です。2人が望むなら僕はいくらでもお酒を飲みますよ」


「そうか・・・。なら、2人が助けを求めてくるまでは俺も我慢することにするよ」


「2人を支えられるのは僕達だけです。今は見守りましょう」


「おう」


しばらくするとアマンダとカノンもやってくる。


「お待たせ」


サノスは2人の様子を確認する。


無理をしている様子はない。


「今日も頑張りましょう」


サノス達は商会に向かった。


商会の前では商会長が待っていた。


「来たな。今日もよろしく頼むよ」


「はい」


アマンダとカノンは商会長に連れられて行ってしまった。


「さて。俺達は俺達の仕事をするか」


サノス達が倉庫に向かうと商会員が待っていた。


「来たか。指示を出したら俺はやることがあるから行くぞ」


「わかりました」


商会員に運ぶ荷物の説明を受けてサノスとジントは作業を開始した。


商会員は宣言通りどこかに行ってしまった。


黙々とサノスとジントは作業を進め指示された仕事はやり終えた。


「これで終わりか?」


「そのはずだよ」


「仕事は終わったがどうする?」


「戻ってこないし探しに行く?」


「そうだな・・・。それに2人の様子も気になるし」


サノスとジントは商会員を探して商会の中に入る。


取りあえずサノスは商会員がいるであろう部屋を目指したがそこに商会員の姿はなかった。


念の為、絵画をずらし隣の商談室を見るがそこにアマンダとカノンの姿はなかった。

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