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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第三十四話

「そろそろいいだろ?」


そう言って商会員の男が話しかけてくる。


「そうですね。様子は確認できました」


「俺はもう少し見てくからお前は仕事に戻れ」


「はい・・・」


商会長がこれから何をするかはわからないがここで問題を起こすわけにもいかない。


サノスは部屋を出て倉庫に戻った。


そこには床に寝転がったままのジントがいた。


「どうだった?」


「どうと言われても・・・。ここで暴れるわけにもいきませんし、2人に頑張ってもらうしか」


「それもそうなんだがな・・・」


「ジントはもう少し休んでる?」


「いや。お前にだけ働かせるわけにはいかないからな」


そう言ってジントは立ち上がる。


「それじゃ。残りの作業も頑張ろう」


サノスとジントは手分けして残りの作業に取り掛かる。


結局、商会員の男は作業が終わるまで戻ってこなかった。


「よし。ちゃんと作業は終わったな?」


「はい」


「お嬢さん2人はもう少しかかるだろうから適当に待っとけよ」


「そうさせていただきます」


「そんじゃ。俺は行くから」


そう言って商会員の男は商会内に戻って行った。


アマンダとカノンが戻ってきたのはそれからかなりの時間が経ってからだった。


そこには疲労の色が見える。


「おい。2人とも大丈夫か?」


「心配かけてごめんなさい。私達は大丈夫だから」


「そうか・・・。ならいいんだが」


「とにかく冒険者ギルドに戻りましょう」


サノスとジントは2人を気遣いつつ冒険者ギルドに向かった。


冒険者ギルドではミーネが待っていた。


「お疲れ様でした。お話したいことがあります」


「わかりました」


「あっ。サノスさんとジントさんは酒場に行っていてください。話しにくいこともありますから」


「そういうことなら」


サノスとジントは酒場に向かう。


適当に料理を頼み食べはじめる。


アマンダとカノンが戻ってきたのはサノスとジントが料理を食べ終えた頃だった。


「遅かったな」


「ごめんなさい」


「とにかく何か食べた方がいいですよ。ここは奢りますから」


「うん・・・。ありがとう」


アマンダとカノンは届いた料理に手を伸ばすがそのペースはかなり遅かった。


ジントとサノスは2人が食べ終わるまで付き合った。


「あのね・・・。サノス。この後、時間ある?」


「あるけど・・・」


「なら、私達の宿までお願い」


「わかった。そう言うことなら付き合うよ」


何を言われるかわからないが深刻そうな顔をしている2人を放置するわけにもいかない。


「そうか。サノス。2人を頼むぞ」


そう言ってジントは去って行った。


サノスは2人を気遣いつつアマンダ達の宿へと向かった。


商会で何があったかはわからない。


でも、力になれることがあるならいくらでも力になるつもりだ。

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