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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第二十話

「さて。十分休めてか?」


そう言ってサノスはジントに話しかける。


「あぁ・・・。大丈夫だ」


「手本の素振りを見せるから後はお前次第だ」


そう言ってサノスはゆっくりと素振りをしてみせる。


「それだけか?」


「これだけだが、甘く見てると大変だぞ?」


「いやいや。それぐらならすぐに・・・」


「最終的にはこれぐらいのペースでやってもらうからな」


そう言ってサノスはゆっくり素振りをするのをやめて高速で素振りをする。


高速で素振りをしているが1本1本正確に振られる剣は芸術的ですらある。


「まじか・・・。出来る気がしないんだが?」


「無意識にここまで出来るようになったら次を教えてやるよ」


後はジントの頑張り次第だ。


愚痴を言いつつもジントは素振りをはじめた。


「次はアマンダだな」


「はい!」


「僧侶だし魔力は感じ取れるな?」


「それぐらいできるけど・・・」


「ちょっと背中をこっちに向けてくれ」


「うん」


サノスは背を向けたアマンダの背中に手を付けると自分の魔力を送りアマンダの魔力回路の状態を確認する。


「ふむ。心臓部の魔力回路はでかいが他が未開通だな」


「魔力回路?なにそれ?」


「魔力の通り道だな。心臓部の魔力回路は大切だが他の部位の魔力回路も馬鹿に出来ないぐらい大切なんだ」


「そうなのね・・・」


「少し辛いかもしれないが魔力回路を開通させるぞ」


「お願い」


サノスは先程とは質の違う魔力をアマンダに送る。


「ちょっと何・・・?この感覚・・・」


「他人の魔力を体内に送られるのはきついだろうがこれが一番早い」


サノスはアマンダの状態を確認しつつ魔力を送り続けた。


「よし。今回はこんなもんでいいだろう。暇な時に続きをしてやる」


「はぁはぁ・・・」


アマンダは荒い息をついている。


体にかなりの負担がかかっていたのでそれも仕方がないだろう。


「とりあえず休憩してろ。他の奴らを見てくるから」


「うん・・・」


サノスはジントとカノンの訓練の様子を確認してそれぞれにアドバイスを送る。


2人共、かなり苦戦しているがそれでも諦めることなく続けている。


基礎的なことを続けるというのはかなりきつい。


多くの者は軽視し派手なことをしたがるが、基礎を固めることこそ重要だ。


派生した技や魔法というのは積み重ねた基礎があってこそ生きてくるものだからだ。


「よし。アマンダ。身体強化を教えてやる」


再びサノスはアマンダの背中に手を置いて魔力を送る。


「どうだ?感じ取れたか?」


「なんだか体が軽くなったような・・・」


「それがわかるなら十分だ。後は自分でこの状態を作れれば基礎的な身体強化としては十分だろう」


「わかった。やってみる」


アマンダは精神を集中させて身体強化の練習をはじめた。

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