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第一話「出会い」

時は核戦争により世界が滅びかけ一時はその数を30億人にまで減らし

全人類が再び力を合わせ一致団結。

したところに宇宙より飛来した謎の生命体により人類は再び窮地に陥り

人類はその数を更に8億にまで減らした。


そんな世界にて。





格納庫にはまだ朝の静けさが残っていた。


とある軍事都市、その一角にあるメシア用訓練区画。


MESIA第5小隊に割り当てられた待機室。


五人のメシアが、これから来る誰かの到着を待っている。


……もっとも、全員が大人しく待っているわけではない。


「ねえメア、それ私のだから!」


メアがテーブルの上へ手を伸ばす。


「違う。私の」


「えっ、いつの間に!?」


「さっき」


「ずるい!」


マイは小さな菓子を手にしたまま、涼しい顔をしている。


「早い者勝ち」


「うわぁ……」


ミナがいつもの笑顔で二人を見る。


「メアちゃん、こっちにまだありますよ?」


「ほんと!?」


「はい」


「ミナ大好き!」


「ふふ、どういたしまして」


メアがミナに抱きつく。


その様子を見ていたサラが、わざとらしく頬を膨らませた。


「もぉ~、二人とも仲良すぎぃ。サラちゃん寂しいなぁ~?」


「サラもこっち来ればいいじゃん!」


「えぇ~? 仕方ないなぁ~」


サラも加わる。


四人の間には、すでにそれなりの親しさがあった。


少なくとも、今日初めて顔を合わせた者同士の空気ではない。


その少し離れた場所に、一人だけ座っている。


ミリア。


黒髪の少女は、四人の会話に入ることなく、静かに前を見ていた。


メアがちらりとそちらを見る。


「……ミリアは?」


「何が?」


「いや、なんか食べる?」


「必要ありません」


「そっか」


メアはそれ以上踏み込まなかった。


ミナも笑顔のままミリアを見る。


「ミリアさん、今日は先生が来るんですよね」


「はい」


「楽しみですか?」


「.....特に」


「そうですかぁ」


ミナはそれ以上聞かなかった。


サラも一瞬ミリアを見る。


だが、何も言わない。


四人とミリアの間には、明確な敵意があるわけではない。


ただ――距離がある。


どう接すればいいのか、四人にもまだ分からない。


ミリア自身も、その距離を縮めようとはしない。


そのとき。


廊下から足音が聞こえてきた。


四人の会話が止まる。


メアが顔を上げる。


「……来た?」


サラが姿勢を正す。


「たぶんねぇ」


マイは食べていた菓子を置いた。


ミナも立ち上がる。


ミリアだけは、最初から変わらない。


足音が近づく。


扉の前で止まる。


電子錠が解除された。


扉が開く。


そして一人の男が入ってきた。


五人の視線が、一斉にその男へ向いた。


先ほどまでの空気が消える。


メアでさえ、少し警戒するように男を見る。


男もまた、五人を一人ずつ見る。


青い髪の少女


赤い髪の少女


黒い髪の少女


黄色い髪の少女


茶色い髪の少女


しばらく沈黙が続く。


男が口を開いた。


「……MESIA5小隊で間違いないな」


「はい」


最初に答えたのはマイだった。


「マイ。担当は狙撃」


「メア! 近接担当です!」


先ほどまでの明るさを少し抑えながら、メアが続ける。


「ミナです 中距離と物資補給を担当してます」


「サラちゃんはオペレーション、作戦指示担当~。最前線にはそんなには出ないから、先生とは一番長い付き合いになるかもねぇ?」


サラが猫なで声で言う。


最後にミリア。


「ミリアです」


それだけだった。


男は五人を見る。


「今日から、お前たちの教育を担当する」


メアが僅かに眉を動かした。


「……教育?」


「そうだ」


「でも……」


メアは隣を見る。


マイも同じ疑問を抱いているようだった。


「メシアに教育って、必要なの?」


「通常なら必要ない」


男は淡々と答える。


「今回は特例だ」


その言葉に、四人の警戒が僅かに強くなった。


サラの笑顔も、ほんの少しだけ薄くなる。


「……特例、ねぇ」


ミナは何も言わずに笑っている。


マイは男を観察している。


メアは疑問を隠さない。


そしてミリアだけは――


ただ静かに男を見ていた。


男は言う。


「詳しい理由は、まだ話さない」


沈黙。


誰も納得したわけではない。


だが、誰も反論もしなかった。


まだ、この五人にとって男は――


自分たちを教えることになった、正体のよく分からない人間に過ぎなかった。


そしてここから、MESIA5小隊と彼__先生の物語が始まる。



____________________________________


簡易キャラ説明



名前  髪色 担当


メシア


マイ青 150cm 狙撃   

装備 狙撃ライフル、リボルバーを所持



メア赤 155cm 近接戦闘   

装備 SMG、大剣を所持



ミナ 黄  166cm 中距離・補給  

装備 アサルトライフル、大量の物資を所持



ミリア黒  170cm 潜入工作・近接

装備 ブレード、工作用装備所持



サラ 茶 152cm オペレーション

装備 ピストル所持



人間


先生  黒   172cm 年齢20代後半から30代前半辺りの外見

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