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寝取られ裏切られた最弱テイマー〜逆境を跳ね除け相棒のスライムと最強へ成り上がれ。許して?やり直して?絶対にイヤだね〜  作者: 月鈴
故郷の村編

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冒険者パーティー『クリムゾンダンス』

 故郷の村周辺で一番大きな街『モラーザ』で、俺が左腕を失った時に助けてくれた冒険者ベルナールさんに会えたんだ。

 ずっと言いたかったお礼がやっと言えたのは、良かったよ。

 買い物以外の目的であったので、これで達成した事になるね。

 しかも、俺には良識ある冒険者に思えたので、恥を忍んでお願いする事にした。


「ベルナールさん、俺に冒険者として生きる術を、教えて貰えませんか? 今、魔物素材を換金してますので、それで冒険者として依頼させて貰いたいです。俺は成人と同時に家を出て、冒険者になるつもりなんです。だからそれまでに冒険者となる為、俺に必要な事を教えて下さい」


 俺は席から立つとベルナールさんに頭を下げて、お願いした。最近はアオイと魔物を倒したりサバイバルをしたりしていたが、やはり足りないと感じる事が多い。

 特に採取や魔物の解体など、冒険者としての必要スキル。これが有るのと無いのでは全然違う。


 そして、教えて貰うのでもさっきのカツアゲオッサン冒険者みたいなのでは成果は見込めないし、何より一緒に行動なんかしたくない。臭そうだしね。

 その点、ベルナールさんなら命の恩人だしコレまでの言動なんかをみて、信頼に足る冒険者だと思った。


 むしろこれ以上の冒険者を探す方が難しいだろうね。

 だから、見た目よりも俺はベルナールさんに必死でお願いをしているつもり。多分、コレを逃したら全てが独学になると思っているから……


「ちょ、ルディ君。本気かい? 確かにこの国では、冒険者になる若者も多いけど……死亡率が高いのも冒険者なんだぞ。それを分かって言ってるのかな?」


 最初は驚いた顔をしていたが、途中から真剣な眼差しで俺の覚悟を問うような感じに見えた。こういう人に中途半端な事は出来ないと思い、俺はベルナールさんの目を見ながら……


「もちろん、分かって言ってます。この話を断られても、俺は独自で冒険者としてやるつもりですし……だけど、俺はそんな無謀をやるつもりはないんでベルナールさんにお願いしたいんです。ダメなら仕方ないんで自分で何とかします」


「ウフフッ、ベルナールの負けね。この子は一人でも、突っ込んでいくような生き方を選んだ子ね。ルディ君っと言ったかしら?」


 コレが、『ザ・魔法使い』というような黒いローブに三角帽子のお色気お姉さんが、話しかけて来た。

 ベルナールさんの仲間かな?


「俺はこういうヤツは、キライじゃないぞ。面倒見てやれよ」


 コチラは大柄な筋肉質な『アニキ』と慕われそうな男だ。ガチガチの重装備に大きな盾を背負っているから、見た目通りタンク職や盾役と言われる冒険者だろうね。


「うわ〜、ジャンが好きそうです。でも応援したくなるのも分かるし……イケメン君だしね」


 コチラは軽装で身軽な感じに見えるお姉さん。多分、獣人のネコ族かな? 斥候やシーフと言われる、索敵や罠探知なんかを専門にしている冒険者だと思う。


「頑張ろうとする若者を導くのは、素晴らしい事です。神から与えられた、これも縁というもの。左腕は残念でした。私の回復魔法では止血までが限界でした」


 スキル授与で村に来た大司祭様と似たような格好をした、まさに神父様という感じの回復魔法を得意とする僧侶や回復魔法使いと呼ばれる人だろうね。キチンとお礼をしたよ。


 なんか話しかけて来た、歴戦の冒険者って感じの人達。

 ベルナールさんの冒険者パーティーメンバーだろうな。俺から見ても強いというのが分かる。


「ああ、みんな。彼はこの前、助けた子てルディ君だ。ルディ君は気を失っていて分からないかもしれないが、彼等もあの場に居たんだよ」


 そうだったんだ、なんか俺を知っているようだからなんか納得したよ。それならばやる事は一つだな。


「助けてくれてありがとうございました。おかけで命拾いしました。改めてベルナールさんにもお伝いしましたが、俺は冒険者になりたいので色々教えて貰えませんか? 報酬はお支払いします」


 頭を下げてお願いした。さすがに命の恩人達に無礼はできないしね。


「う〜ん、報酬あるなら良いんじゃない」「ガハハ、感心なボウズだな」「面倒みるの?」「若者を導くのも……」


「拒否してるヤツはいないみたいだな。分かった。引き受けるよ。改めて俺達は冒険者パーティー『クリムゾンダンス』だ。リーダーをやってるベルナールだ」


「魔法使いのリリンよ。宜しくね」


「前衛でタンクのジャンだ。宜しくなボウズ」


「シーフのキャシーたよ、イケメン君」


「ダニエルと申します。僧侶をしております」


 全員を前にもう一度、頭を下げた。


「みんなありがとう。宜しくお願いします。ただ、一度家に帰りたいので、一週間後でもいいですか?」


「もちろんだ。冒険者ギルドに依頼を残しといてくれ。俺達もまたギルドに来るよ」


『クリムゾンダンス』のみんなと別れ、魔物素材の代金を受け取る。ズッシリと重い革袋を渡されアオイに取り込んで貰った。冒険者ギルドにはクリムゾンダンスへの指名依頼を出した。結構な金額が……生きていく為の必要経費と割り切らないと。

 あのカツアゲオッサン冒険者みたいなバカが、湧いて来るかもしれないから……足早にギルドを後にした。


 目的の冒険者を探せたから、買い物を済ませて一度村に帰ろう。しばらくは、ここモラーザで泊まりになるだろうから……この前の一週間サバイバルでも知らせて無くて、うるさかったからな。めんどくせー。





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