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人狼は君のトナリに 第四幕  作者: 狐のアツ
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第三章 使命vs食欲


ほとんど痛みが消えたが、まだ空腹感は抜けない。

突然どこからか足音がした。そちらの方を見ると、そこには、中学生か小学生かほどの、男が一人、歩いていた。

突然、空腹感がより一層大きくなる。

これが「人間を喰いたい」という感情であることはすぐにわかった。

自分を抑えつける。

僕は、人間の命を救うため、人狼を殺してきた。

そんな僕が...僕が!

「人狼なんかに屈してたまるか...よ...」


数十分後には、その空腹を抑え切った。

はっ...人狼に勝ってやった...

俺は人狼に勝った...そう思った。

けど、頭に手をやり、そこにふさふさの耳があることを把握して、それはすぐに撤回した。

家に帰ったころには、空腹感は普段と同じ程度にしか感じなかった。

むしろ、逆にすっきりして食欲が戻ってきたぐらいだ。

そのときには、獣耳も尾もはえていなかった。


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