表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人狼は君のトナリに 第四幕  作者: 狐のアツ
1/15

第一章 慈悲

あの時...僕が二人を殺してから、数日が経ち、トラちゃんはもう退院していた。

「僕は...二人を殺したんだ...」

「だから、そんなに考えんな。俺はお前に救われたし、あのままヘリオが人狼として生きていけば、もっと多くの命が失われていただろう。」

トラちゃんはそう言うが、僕には友達を殺したという記憶でしかなかった。

僕たちは、ヘリオさんの墓を作った。

僕らは、ヘリオさんは人狼にまだなっていなかったということで落ち着いた。

そして、ヘリオさんの墓を造ってあげた。墓と言っても、あの日、死体は見つからなかったため、気持ちだけの物だ。

あれから僕は毎日ヘリオさんの墓参りに来ている。

今日も僕は一人で来た。今日は少し空気が違う。嫌な予感がする。

「おや?貴方は...」

後ろから声がする。とても低い声だった。ふと後ろをふり返る。

すると、そこには、

人狼が立っていた。

今まで見た人狼の中で一番でかい。

「丁度良い。新型を貴方に使ってみましょうか」

僕は、足が動かなかった。恐れか、何かはわからないが、そいつに頭を掴まれようと、指一本動かせなかった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ