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俺のとなりの編集者  作者: 作者
~第1章
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3/19

俺はまわりに、裏切りなやつ。

 小説投稿サイトの都合上、空白だらけの作品はアップできないと思った。だから、それを過程として空白がかなりあったと創造した上で、この小説を読み進めてほしい・・


 俺のまわりで現実的なやつが多い。そう要するに、俺は非現実の人間だということだ。流れで読んでくれる方がわかるように、この話にも俺のとなりにはうるさいやつがいる。俺専属の編集者。いまどんな顔をしているかって?どんなつぶやきをしているかって?この場で語る必要も無い。読者の思うとおりの姿だ。



 しわのあるワイシャツを、就労支援事業所に遅刻を知らせた上でアイロンをかけた。そしてヒートテックの上に羽織り、ボタンをかけていく。クローゼットからリクルートスーツだけど取り出し、再チェックをしコンパクトにまとめる。興味のある骨格診断で自己診断した自分の骨格に合わせるように、はじめはペタとしたヘアスタイルから無造作ヘアに組み替えていく・・本当は真逆なはずのに。ナチュラルタイプながために、きちっとしたスタイルが逆に息苦しくて、あまりか飾らないように濃い色しかない上着を辞めて、親からのシンプルなものを借りて外出準備を終える。


 気持ちの整理のために開いたパソコン、いやディスクトップ画面の横にいるやつは眼の下にクマを作って怒鳴っていた。


 乗り込んだ交通機関と地下歩道空間、昼時なためにスーツを着た社会人に心を揉まれていく。ど真ん中で発狂寸前になり、とん服を噛み砕いて何とか落ち着かせる。



 そして…





 「うるせぇんだよ、そのため息っ!!お前が全部棒に振った話だろ?お前のためにどれだけの人が時間を裂いたんだ!お前とかかわっていない時間の間にもプライベートに侵入させてんだからな。それを、"ごめんなさい"で済むと思うなよ。いや、するわけ無いだろ?それに意味わかんないんだが、辞めたところに見学に行くってどういう神経だよ!!」

 

 俺の編集者は勢いで俺の筆入れからカッターを取り出して、瞳の前に突きつけてきた。小刻むこともなく、真っ直ぐと俺に付けてきた。だから黙って眼を閉じて、待ち望んだ。

 『あの頃は顔にすり傷だったけど、今度こそ失敗は無いように』と胸をなでた。




 だが、失敗に終わった。明日誰かが待っているということを口走らなければ犯してもらうことが出来たのに、それが追い討ちどころか相手に躊躇をさせてしまった。




 俺の態度に気に食わなくて首を絞められたこともあるし、死ぬことも許されない脅しをされたこともある。否定なんか全くしていないのに誰も殺しに来ない。「お前と出逢ったばかりに不幸が続く」と堂々と口にしてくれるくせに、殺してくれない。俺が愛した人にお願いしたあの日々も、殺してくれない。

 オーバードーズとなんちゃってリストカットだけが、俺の葬式を開いてくれる・・




 お前の言うとおりにしたSNSが想像以上に拡散されつつある。最大に達したころに俺を暗殺することによって、自殺をしたことにすることによって人気を博しようという考え、お前の頭脳には驚かせるばかりだよ。俺はいつだって、みんなの裏切り者だからな。その一生を一生として終わるのも悪くない気がしてるよ、いまでは。


 明日は精神科医を訪ねるんだ。出来るだけ演じられるように頑張ってくるよ。変にダメになっていると、逆に救われる手法をとらせてしまうからね。横に編集者がいるだけで、なんてこうも晴れやかな気持ちなんだ。


 俺のとなりにいる、






 顔の形にヒビ入っている・・・

 鏡に映る自分よ。

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