↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺のとなりの編集者  作者: 作者
第3章
PR
11/19

読者という「雪」

 主人公、彼の動向を見る限り、私は彼の人生をぶち壊していっているんだろう・・。何がどうとはハッキリ言えないのだけど、彼の軸をブレさせてしまっている。


 都合よく彼の記憶を書き変えたところで彼の心まで変えることは出来ない。それは私も彼と同じ、自分を投影して人物を描いているのだから。

 彼が望んで進むのならその世界を書き広げなきゃならない。彼がそこに居座り続けるならそれなりの成長をさせるような物語を考えなきゃならない。私自身が作りあげる作品であっても、それはあくまで作品の枠組みであって、彼を自由に動かせれるわけではない。

 たとえて言うなら、彼に恋人を作って告白シーンを用意しても、今のところ、まず彼は生きることに革新を持てていない。そこに特別な人が現れて心が満たされたからといって

 「生きている意味を探していた・・・・やっと見つけたよ、君に会うために生まれてきたんだ」

 とは言わないだろう。いや、言わすことが出来ても、きっと彼は片言発言だろう。面白い話をするのなら、彼は大根役者アカデミー賞を受賞するだろう。いやそれぐらい、作品作りとは難しい。


 彼が自然に笑って、彼の心が動き、苦しんだり泣いて、彼がはじめて人と向き合うことで、物語は『モノ語り』にに変わる。


 前回酷いことを彼に言ってしまったが、私は、そう信じながら書き進めてみようと思う。




 みんなの思いが私にココロに積もったとき、彼の世界でも雪が降ってアスファルトを白くした。それがどういう事なのか文章化として出来ないけれど、ひとつひとつの雪の形が違う中で温かさと冷たさを抱え、眼のいっぱいに集め山にして穴を掘り・・それが住処になったとき、まるで、そう、かまくら。そのかまくらにいるような気持ちが私には生まれてる。

 私のほかにも小説の作家さんがたくさんいて…。の方に名誉を与えられている方、今乗りにのっている方、駆け出しで書き進めている方、思いを純粋に記している方、まだ産声をあげたばかりの方だとか、私はそんな人たちより有名になりたいとか実績がほしいとか思わないけど、同じような気持ちを抱えるのかなと思いを馳せている。そんな事を頭を巡らせながら、主人公、彼が私に感謝してくれたこと?それが何よりも彼を生んであげたことだとか、世界を作ってあげたりだとかしってよかったと・・。


 しかし、私が彼に使った薬…大人しくさせるために使ったものの、どう処理をしたら良いものか・・・





 あれ、彼・・・トイレで酔いつぶれてますが。






 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。