発売と喜び(前半)
昨日は申し訳ありませんでした。
前半、後半に2つに分けます。
それで2話投稿になります。
-テレビゲーム版自作ゲームの発売2日前-
「お兄ちゃん、聞いてなかったんだけどさ、ゲームのタイトルは何にしたの…?」
「そういえば言ってなかったな…ゲームのタイトルは『 War of Red 』だ!」
「ダサい…。」
俺は心に傷を負った。
「そんなことないだろ!『 War of White 』とかも案にはあったんだぞ!」
「そういうことじゃなくて…。」
「じゃあ、どこが悪いんだ?」
「えっと、まずFPSで三単語構成で真ん中にofが来てる時点で某有名FPSゲームのパクリでしょ!」
「じゃあ、Redは外したくないから『RED ZONE』とか?」
「それはいろいろとアウト!」
「『Red Field 1』で『RF1』で略そう!」
「それはパクリだし、続編作る気満々でしょ!」
「真美さんが売り上げ次第で続編お願いするかもしれませんのでって言ってたぞ。」
「それを先に言えー!!」
そんな感じで一日が過ぎていった。
-『War of Red』発売日前日-
俺はいつものように目覚めた。そして違和感を感じた。
「げ、なんで俺の体の上に乗っかって座ってんだよ!」
俺の体の上に瑠衣が乗っかっていたのだ。
瑠衣は『ハッ!』と言う感じの顔をした。
「お兄ちゃん!今日はW.o.Rの発売日の前夜祭だよ!もう、凛ちゃん、芽衣ちゃん、忠義イィ呼んどいたよ、真美さんは仕事があるから無理だって!午後四時ぐらいには来るから、もう準備しなきゃ!」
「まじかよ!?まあ、でもまだ時間あるだろう。」
そんな感じで安心していた。
「お兄ちゃん…もうお昼だよ。」
「は!?」
時計を見ると午後十二時をまわっていた。
「え!瑠衣、朝食は?」
「自分で作ってもう食べた。」
「なんで、起こしてくれなかったの?」
「せっかくの土曜日だし、休んでもらいたかったから。」
そこで俺は妹の気持ちがわかった。
「ありがとう、瑠衣。ってか、そんなこと言ってる場合じゃねえ!」
俺は急いで、身だしなみを整えて前夜祭の準備をした。
-午後3時-
「良かった、間に合ったな。」
「あと一時間どうするの?」
「呼ばなければいけない人がいるから、電話をかける。」
-呼ばなければいけない人-それは中学校で出会った人、結だ。
彼女とは中学校に上がってから出来た最初の友達だ、女子っていうのは意外だったな。俺はゲーム作りが趣味というのがバレるとバカにされるかと思ったが、彼女はその趣味を認めてくれた。結が初めて友達の中で趣味を認めてくれたのだ。
その結には中学校の卒業式で約束をした。
-結!俺が考えたゲームが発売したら、一緒に祝ってよ!-
-うん、いいよ!楽しみに待ってるね!-
そのあと、結はゲームにものすごくハマって行ったらしい。
…
-プルルルル,プルルルル,ガチャ
「もしもし、白井です。」
「白井結さんですか?」
「そうですが、もしかしてその声は天野くん!?」
「電話をしたということはなにかわかりますね?」
何故か久々に会話したせいか、お互い敬語気味になっている。
「ゲームが発売するということですか?」
「そうです、fpsの自作ゲームです!」
「実はわたし、ゲームにハマったといいましたが、fpsメインにハマったのです!」
「まじっすか!?」
とりあえず俺は住所と時刻を教えた。
「それじゃあ、またあとで。」
-ツーツーツー-
【発売と喜び(前半)】
後半は20:00くらいに投稿を予定してます。
評価や感想、アドバイス等をくださるとありがたいです。
お願いします。




