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エピローグ

あれから晴ちゃんは学校に登校するようになった。


去年は出席日数が足りないということで留年という処分になったらしく、学年では私の後輩になった。

クラスで虐められないか心配で、何度も様子を観に行った。

そこで知ったんだけど、どうやらあの日の告白は伝説となって全校生徒に知れ渡っているらしい。

女子には憧れの眼差しを受け、男子からは何故かかっこいいと言われた。

そんなわけで渦中の晴ちゃんもクラスの人気者らしく、楽しい学校生活を送れているらしい。


あと例のあやつ。晴ちゃんを虐めた犯人長瀬くんは私が場をセッティングして、土下座をさせてやった。

あの時のオロオロした晴ちゃんは実によかった。動画でも撮っとけばよかったな。


そんな感じで無事に、私は晴ちゃんを助けだした。

同級生達にいじられたり色んな視線を向けられる日々が私の精神を蝕むが、休み時間や昼休み、そして放課後にクラスに来てくれる晴ちゃんを見ると全回復する勢いだ。



これぞ私が望んだ日々。



一緒に登下校、一緒のお弁当、一緒に図書室で本を読む。



それだけで、私は最高に幸せだ。



「どうしたの?こっち見て」



読書中にぼんやりと晴ちゃんを見ていた私は、満面の笑みで返すのだ。



「大好きだよ、晴ちゃん」



突然で身構えて無かったのか、晴ちゃんは顔を真っ赤にして狼狽える。



ポコポコと音がするようなパンチを受けつつ、私は思うんだ。





私の学校生活は、最高に満足してる。

短い物語でしたがお読み頂きありがとうございました。

アイデア時からここで完結させると決めておりましたので、ご理解頂ければと思います。


この物語のテーマは「出会い」になります。

二人が本当の意味で出会うまでを描きたいと考え、作りました。


また、晴ちゃんの性別は明記しておりません。


読んだ人にとって、どう映ったのか。


読み手それぞれにとって感じることが変わる。


そんな物語を目指しました。(上手くいったかは不安です)


是非、アナタの想像した二人を感想などでお聞かせくださると嬉しいです。

それではまた次の物語でお会いしましょう。

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