第498話 「失われた記憶」
午前零時。
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月影美術館。
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閉館した館内には、
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非常灯だけが灯っている。
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中央展示室。
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そこに、
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一枚の絵が飾られていた。
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タイトル。
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> **『失われた記憶』**
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作者不明。
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制作年不明。
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所有者不明。
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ただ一つだけ、
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説明文が添えられている。
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> **この絵を見た者は、忘れていたものを思い出す。**
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# ◆警備室
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モニターを確認する警備員。
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「異常なし。」
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その瞬間。
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画面が、
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真っ黒になる。
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# ◆警備員
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「……?」
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次の瞬間。
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モニターに、
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一枚のカードが映る。
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> **今宵、失われた記憶を頂戴します。**
>
> **怪盗アルト**
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# ◆警備員
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「怪盗アルト……!」
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館内に警報が鳴り響く。
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# ◆中央展示室
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アルトは、
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天井から静かに降りてくる。
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黒いコート。
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白い手袋。
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いつもの怪盗姿。
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# ◆クロ
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『警備システム、完全に切ったよ。』
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# ◆レイン
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『監視カメラもループさせています。』
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# ◆アルト
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絵の前に立つ。
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「さて。」
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「記憶を盗ませてもらおうか。」
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# ◆異変
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絵の表面に、
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文字が浮かぶ。
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> **本当に盗めると思う?**
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# ◆アルト
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笑う。
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「盗めないなら。」
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「怪盗失格だ。」
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# ◆異変
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絵の中の景色が、
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突然変わる。
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美術館ではない。
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古い街。
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雨。
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燃え上がる建物。
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# ◆アルト
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「……!」
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# ◆映像
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幼いアルト。
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アキラ。
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そして、
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若いゼロ。
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三人が、
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燃える建物の前に立っている。
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# ◆ゼロ
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『走れ!』
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# ◆幼いアルト
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『アキラは!?』
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# ◆ゼロ
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『先に行け!』
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# ◆アキラ
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首を横に振る。
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『僕は残る。』
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# ◆幼いアルト
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『嫌だ!』
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# ◆アキラ
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笑う。
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『約束しただろ?』
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『どっちか一人でも怪盗になる。』
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# ◆アルト
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映像へ手を伸ばす。
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「待て……。」
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# ◆異変
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映像が、
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突然崩れる。
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黒いノイズ。
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そして、
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別の映像へ切り替わる。
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# ◆???
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黒い影。
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顔は見えない。
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『計画を変更する。』
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# ◆ゼロ
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『子どもたちはどうする?』
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# ◆???
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『一人は消す。』
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『もう一人は利用する。』
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# ◆アルト
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「……誰だ。」
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映像の人物が、
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ゆっくり振り返る。
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顔が見える直前。
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映像が停止する。
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# ◆静寂
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アルトは、
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絵を睨みつける。
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# ◆クロ
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『アルト……。』
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# ◆アルト
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「今の映像。」
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「本物か?」
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# ◆レイン
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『映像データを解析しています。』
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『でも……おかしい。』
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# ◆アルト
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「何が。」
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# ◆レイン
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『これは映像じゃありません。』
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『記憶そのものです。』
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# ◆静寂
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その時。
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展示室の奥から、
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拍手が聞こえた。
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パチ。
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パチ。
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パチ。
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# ◆アルト
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振り返る。
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誰もいない。
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だが、
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床には一枚のカード。
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黒いカード。
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そこには、
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> **盗めた?**
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とだけ書かれていた。
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# ◆アルト
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カードを拾う。
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裏返す。
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そこには、
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> **次は、君自身の記憶を盗む。**
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# ◆ラスト
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美術館の照明が、
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一斉に消える。
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完全な暗闇。
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そして、
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アルトの背後から、
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聞き覚えのある声が響く。
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「久しぶり。」
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アルトが振り返る。
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そこには――
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誰もいない。
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ただ、
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幼い頃のアキラが描かれた、
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一枚の写真だけが置かれていた。
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写真の裏には、
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短い一文。
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> **『次は、僕を盗んで。』**
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――続く。




