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影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


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533/668

第391話 「昼という名の孤独」

暗い空。


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 太陽はない。


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 世界はゆっくり冷えていく。


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# ◆空の上


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 巨大な影。


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 光を飲み込む存在。


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# ◆昼


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 静かに目を開く。


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◆一言

『姉さん』


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# ◆最初の夜


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◆小さく

『久しぶり』


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# ◆昼


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 少し寂しそうに笑う。


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◆続き

『会いに来てくれた?』


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# ◆最初の夜


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 首を横に振る。


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◆小さく

『違う』


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◆続き

『太陽を返して』


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# ◆昼


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 笑顔が消える。


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◆一言

『嫌だ』


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# ◆静寂


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# ◆アルト


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「兄弟喧嘩か?」


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# ◆ゼロ


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「規模がでかい」


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# ◆昼


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 初めてアルトを見る。


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◆小さく

『怪盗』


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◆続き

『また来たんだ』


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# ◆アルト


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「初対面だ」


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# ◆昼


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 悲しそうに目を細める。


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◆小さく

『そうだね』


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◆続き

『君は初めて』


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# ◆ゼロ


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「またそのパターンか」


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# ◆昼


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◆一言

『太陽は返さない』


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◆続き

『もう一人になりたくない』


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# ◆明日


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◆小さく

「一人……?」


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# ◆最初の夜


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 目を閉じる。


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◆小さく

『昔』


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◆続き

『私たちは二人だった』


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◆一言

『ずっと』


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# ◆昼


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◆叫ぶ

『でも皆いなくなる!!』


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◆続き

『星も!』


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◆続き

『命も!』


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◆一言

『姉さんも!!』


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# ◆最初の夜


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 少し困ったように笑う。


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◆小さく

『だからって』


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◆続き

『太陽を閉じ込めたら』


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◆一言

『朝は来ない』


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# ◆昼


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◆叫ぶ

『朝なんていらない!!』


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◆続き

『夜だけでいい!!』


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# ◆永遠


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 震える。


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◆小さく

『僕と同じ……』


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# ◆アルト


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 永遠の頭をぽんと叩く。


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◆一言

「違う」


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# ◆永遠


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「え?」


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# ◆アルト


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◆続き

「お前は前を向いた」


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◆小さく

「こいつはまだ止まってる」


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# ◆昼


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 目を見開く。


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◆小さく

『止まってる……?』


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# ◆アルト


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 帽子を押さえる。


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◆笑う

「なら動かしてやる」


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# ◆宣言


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「予告する」


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◆続き


「お前が隠した太陽――」


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◆一言


「いただくぜ」


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# ◆昼


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 初めて怒りを見せる。


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◆叫ぶ

『渡さない!!』


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# ◆轟音


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 暗い空の奥。


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 巨大な扉が開く。


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# ◆光景


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 そこには、


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 数え切れない太陽。


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 赤い太陽。


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 青い太陽。


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 白い太陽。


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 無数の星々が、


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 鎖で繋がれていた。


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# ◆セラ


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『え……』


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# ◆クロ


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『全部捕まえてるのかよ!?』


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# ◆昼


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◆涙を流しながら


『誰も消えてほしくないんだ!!』


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# ◆ラスト


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 優しさ。


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 孤独。


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 執着。


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 その全てが、


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 光を閉じ込めていた。


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――続く。


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