第273話 「選択と支配」
空間が、固定される。
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動こうとした瞬間、
そこに“終点”が設定される。
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踏み出せば、その地点で止まる。
攻撃すれば、その軌道で終わる。
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すべての行動が、
“途中で終わる”。
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◆アルト
「……クソ、動きが制限される!」
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◆ファントム
「“行動の終わり”を強制されてる」
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◆分析
「このままじゃ、何も通らない」
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# ◆管理機構の攻撃
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複数の構成員が、同時に動く。
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いや――
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動いた“結果”だけが現れる。
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◆現象
気づいた時には、
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アルトの背後に“攻撃が成立している”。
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◆直撃
「っ……!」
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◆吹き飛び
地面を滑る。
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◆アルト
「またこのタイプかよ……!」
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◆ファントム
「さっきの“結果先行型”の強化版ね」
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# ◆無終の介入
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◆無終
一歩、前に出る。
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「……邪魔だ」
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◆能力発動
その周囲の空間が、
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“固定されなくなる”。
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◆崩し
強制された終点が、
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消える。
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◆アルト
「おお……動ける」
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◆ファントム
「ナイス」
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# ◆連携開始
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◆アルト
「じゃあ行くぞ」
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一気に距離を詰める。
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◆だが
管理機構の一人が、手を上げる。
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◆現象
アルトの進行ルートに、
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“終わり”が生成される。
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◆アルト
「……なら!」
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◆応用
その“終わり”に触れる。
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◆強奪
「これ、もらう」
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◆結果
進行ルートが、
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未確定に戻る。
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◆突破
そのまま突っ込む。
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# ◆ファントムの支援
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◆ファントム
「そのまま行って!」
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◆記録
アルトの動きを、
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“成功する未来”として記録する。
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◆固定
その瞬間、
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アルトの攻撃は“成立確定”になる。
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# ◆一撃
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◆アルト
「もらった!」
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短剣が、
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管理機構の一人を貫く。
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◆崩壊
その存在が、
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ノイズのように崩れる。
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# ◆管理機構の反応
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◆構成員
「……戦闘能力、想定以上」
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◆中央
リーダー格が、静かに前へ出る。
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◆圧
空気が変わる。
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◆アルト
「……こいつ、強いな」
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◆ファントム
「ええ」
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◆無終
「……嫌な感じだ」
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# ◆上位個体
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◆リーダー
「下位構成員では対応不能と判断」
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◆宣言
「私が処理する」
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◆変化
その周囲の空間が、
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完全に“整列”する。
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歪みも、揺らぎもない。
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◆完全管理
すべてが、
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“完璧に終わる世界”。
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# ◆能力
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◆ファントム
「……まずい」
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◆説明
「この人……」
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◆核心
「“終わりを完全に支配してる”」
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# ◆絶望構造
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自由も、
拒絶も、
未確定も――
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すべてを上書きする。
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◆アルト
「じゃあどうすんだよ」
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◆ファントム
一瞬だけ考え、
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そして言う。
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◆答え
「……ぶつけるしかない」
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◆アルト
「何を?」
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◆視線
無終を見る。
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◆ファントム
「“拒絶”と“自由”を」
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# ◆最終連携
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◆無終
「……面白い」
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◆アルト
「いいな、それ」
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◆ファントム
「タイミング合わせるわよ」
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管理か、自由か、拒絶か。
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三つの概念が、
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正面から衝突する。
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◆ラスト
リーダーが、静かに言う。
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「すべてを終わらせる」
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アルトが笑う。
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「終わらせねえよ」
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戦いは、
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クライマックスへ。
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