「暮らしの景色の中にアニメのキャラクターが」
すらあっーしゅさん爆笑したらいけませんよ。わたしもうっかり笑ってしまいました。ごめんなさい。どもーせみころーんさんですーとてとてとてとて。
「彡/(゜)(゜)<いや、暮らしの景色の中に寂れたアニメキャラ!これが日本文化やな」
「(゜~゜:)<せみころーんさんと二人で営業をやったときのあの萌えキャラのこと思い出しちゃう」
なるほどねー。
寂れたアニメキャラというのは、ちょっと差別発言でいけませんね。
しかーしっ!
ウマ娘プリティーダービーという一斉を風靡した萌えキャラが、10年くらい放置されたあとに、地方のイオンにぽつんと佇むんですよね。
「(๑╹◡╹๑ …)<これが侘び寂びね」
21世紀ではそういう侘び寂びも、多くの日本人の中に堆積しているのではないかと思われます。
だいたいやね。
暮らしの景色の中にアニメのキャラクターってのは、「ストップ!ひばりくん」の頃にはもうあったと思うんですよねえ。
「ストップ!ひばりくん」っていつのアニメだっけ?
1983年だよ。
私の父親はよく知ってるみたいですね。
「(゜~゜:)<せみころーんさんちは厳しいのか甘いのかよくわかりませんね」
放任してもらっただけですよ。
日本は景観とかそういうの何もなしで、いきなりどーんと立ち上がってそのまんま残るんですよ。
まだ日本人がフランス式厳格対位法から学習フーガに進みそのまんま作曲科を受けていた時代の話なんですが。
日本って、もうグランドピアノは買えたんですが、まだヤマハって地方が多くあったんですよ。そのころね、音響の悪い公民館みたいなところでピアノのリサイタルだったんです。
そっから「音響の良いホールを全国に」って流れで、バブル経済の追い風もあって、いっぱい地方にホールが出来たんです。
そのホールはどうも音響の技術者が勝手に作っちゃったもので、いざ扉を開けてみたらなんだこりゃ音悪いなあってホールも結構出来てしまったんですね。
そういう「いまいちだな…」ってホールに、地元の人は見たことも聞いたこともない作曲家の作品がずかずかと乗り込んでくるのがよくあったんですよ。
当時インターネットがないから誰も知りませんよねそれってやつです。
それまでがひどすぎたからなんですが。
急にね。
前情報とか何もなしで、ミカエル・ジャレルの...Un long fracas somptueux de rapide céleste...がかかったんだった。
私もこのことはよく覚えてるんですよね。
「(゜~゜:)<なにか問題でも」
ころーんさんやくおてしょんさんはこれ、わからんとおもう。
なんでかといいますと。
これですね、地元の人はジャレルの曲なんてだーれも弾かないしさ、作曲家の楽譜すら見たこともないわけ。
でも、委嘱者の縁で急に入ってきちゃって、そのまんま日本初演だったんですよ。
客はブーイングもしなかったしブラボーもなかったでしょう。悪い曲じゃないから。
けれども、ホールが開館すると「どーん!」といきなり見たことも聞いたこともない作曲家の作品が、まるでサーカスみたいに乱入してくるんですよ。
アニメキャラと景観ってまさにそれ。
景観にどんどん新しい萌えキャラが乱立していくのですよ。
省略の意志がないんです。
どんどん新しいものが入ってくるだけ。誰も何も言わない。
なので、景観にアニメキャラがあることは実はとても日本的だと思ってます。
ロシアのズベルバンク公認キャラクターは「ズベルちゃん」ですが、ズベルちゃんの等身大パネルを売るようなことをロシアはしません。
けれども、日本はこれにちかいことならやってしまうのです。
なので、ペリーヌ物語でペリーヌを上半身裸にして喜んでた富野さんは、景観を壊すとかそんなことを言わなくていいんです。
日本文学の景観ってなんでしょうか。
なんもないですよね。
芥川賞の受賞作だって、日本語の文法とかいちいち守って書いてないし。
この景観に対する無頓着さは、日本から消えようがないんです。
どうしてかというと、地方や田舎が東京に対してものが言えなくなってるからなんですよ。
阪神間モダニズムや九州派の頃は言えたんでしょうねえ。そのころ飛行機なんてないしね。
でも飛行機で東京まで行ける時代になって、マスパセおじさんなる人種まで生まれて。
「(゜~゜:)<人種じゃないよ」
いや、人種ですよ。
ああいう誇示づけする人っていっぱいいますよ。みんな知ってて黙ってたんです。最近では発達障碍とか言われてますけどね。
なんでも「正解」がつぎつぎと高速でハイエンドスマホに入ってくるんだもん。
これだけおおくの「正解」や「正しい思想」が次から次へと、誰にも頼まれてないのに入ってくるんですよ。
となると、異議を申し上げる時間すらも消えるんですよ。
なので、伝統的景観とアニメキャラが同居なんて事態になるんです。
「彡/(゜)(゜)<異議が言えんというのはわかるなー。俺の兄貴はプログラマーなんやけど、かつては俺と兄貴で『すらあっーしゅぶらざーず』ってピアノデュオやったんよ。テレビにも出た。もしも今の日本社会に生まれ落ちていたら兄貴は音楽の道に進んだのかもしれん。こわいなあ」
ね?
高速コミュニケーションって怖いんですよ。
「彡/(゜)(゜)<兄貴も呼ぼか」
本人の了承があれば呼んでいいです。




