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打ち上げ花火

マーリーの喉仏が上下に動くのを確認する。


「はうっ!」ビクンビクンと震えると、目を覚ますマーリー。


「大丈夫か?」


ラプツェルにエリクサーを飲ませながら(普通に)聞く


「うん、物凄く体が軽いよ。むしろ絶好調だ」


ファラオを倒した事により呪いが解けている様だなHPも全快している。


アオッ!と言う声を上げて立ち上がったラプツェルがマーリーを見て言う。


「フッ…ケンシンに感謝するんだな!」


「ん?たしかにエリクサーの謝礼をしないと…」


「いや、そっちじゃなくて、何せく…」


「待て待て待てい!今はそれどころじゃないだろ!」


言わせねーよ!そういや、死んだ婆ちゃんを除けばファーストキスだっかも知れない…いやいや、男はカウントに入れなくていい!


「どうしたんだ?急に首なんか振り出して?」


「いや、何でもない!それよりもメグリ王子を連れて脱出するぞ!」


そうだったと3人で気を取り直してモトラッドに向き直る。


「おい、ファラオも倒したぞ!もう、お前達に勝ち目はない!大人しくメグリ王子を引き渡せ」


「まさかファラオが倒されるなんて…だが僕には、まだ切り札がありますデス!」


モトラッドが、おーい!と叫ぶとブオッサブオッサと言う羽根の音がして、スタジアムの上空を黒い影が覆う、上を見上げると赤い巨大なドラゴンがいた阿修羅ドラゴンだ!


「構う事はないデス!やれえ阿修羅ドラゴン」


ギイヤオオオオスゥと鳴き声を上げる阿修羅ドラゴン一旦空中で上昇すると雲を突き抜けた。


そして、ギイヤオオオオンスと叫ぶと、そのまま一直線に下降してきた。


「やめるんデス!そのまま真っ直ぐ突っ込んで来たら僕達まで危ないデス!」


とモトラッドが焦って叫ぶと


「イエス」金髪のグラサンがサムズアップして同意する。


会場は悲鳴とパニックで騒然となる。


「ケンシンさん逃げてください!」


メグリ王子が俺に逃げる様にと叫んでくる…良く通る透明感のある声だ。


「その必要はありません!最後のイリュージョンを披露しましょう!」


そう言って俺は片手剣を取り出すと阿修羅ドラゴンに向けて構える。


「最後の締めは打ち上げ花火じゃけえの!」


ドーンと言う音と共に巨大な火柱が上がると、ちょうど阿修羅ドラゴンの心臓の辺りを抉り貫く!


胸に巨大な穴の空いた三つ首のドラゴンは空中で立ち止まり悲痛な咆哮を上げる。


ギイイイイィィォ


さっきまで阿鼻叫喚と化していたスタジアムは、「綺麗!」「おおお!」「こんな大きくて派手な花火は初めてだ!」等の感動と驚きの声に包まれていた。


やったか?汚ねえ花火だとでも俺が言おうかと思った時だった…


「ケンシンさん!」とメグリ王子に声を掛けられる


そういや忘れていたな


「分かってますよ、今縄をほどきに行きます」


と俺が手を振ると


「そうじゃなくて、阿修羅ドラゴンが落ちて来ます!」


しまった!どうしよう?クイックを使って火計を射ちまくれば全身を削れるか?と言っても片手剣もヒビが入っているので一回しか火計は撃てそうにない…


双剣は火耐性の弱いグリフォンの素材を使っているので両方で2発、計3発の火計で削りきらないといけない!出きるかどうかじゃない、やるしかないと思っていると…


《詰が甘い!》と声が聞こえる。


その声は!

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