ゲームオーバー
遅くなり申し訳ありません
「影狭間」
モトーチの姿が消えて赤い目の光だけが残像の様に、その場に残る。
いきなりかよ?だが大丈夫だ
「なに!?」
ガキッ俺の大剣がモトーチの鉄の爪の様な左手から防いでいた。
「ふん、俺にそんな攻撃はきかない」
「バカな!俺の影狭間は予測不能回避不能の絶対的な攻撃のはずだ」
うん、予測してないしガードしてるからね…オートガードで
モトーチは漆黒の翼をはためかせ後方へと飛び体勢を立て直すと
「くっ!衛星」
と以前見た時とは比べ物にならない程の数の衛星ドローンを具体的には100ぐらい?出した。
そして余裕の笑みを浮かべ
「ふん、ならば遠距離から複数の衛星で貴様の体力を削らせてもらう」
確かにオートガードも万能じゃない、技によっては体力を多少削られるのだ。
レーザー光線による攻撃となるとノーダメージと言うわけにはいかない…だが!
「絶対王者の時間」
俺は時間を止めて、更に超クイックを使い、衛星をすべて叩き切った!
そしてモトーチの喉元に王剣の切っ先を突きつける
「お前の敗け…じゃな~い?」
危うくお前の敗けだ…フッ…とか言ってしまう所だったぜ
間抜けな言い方になってしまったが仕方ない
剣を突きつけて渋く決め台詞言うと火計が発動しますからね。
「くっ…ふざけるな!こんな、こんな結果は認めんぞ太陽閃」
そうモトーチが叫ぶとモトーチの体が光り輝き、辺りを閃光が包んだ。
「ま、眩しい」
「な、何も見えないわ」
「目が、目がアアァ」
会場中が目眩ましを食らっている。
特に舞台袖にいて俺を応援していたマーリーは非道い事になっていた…俺も状態異常にはならなかったが眩しくて何も見えないよ
そして
「フフフハハハ!俺の物にならないなら、全部無くなってしまえ!極大太陽」
そして気がつくとモトーチは空中へと浮いていて、両手を掲げている
その上には直径10メートル程の巨体な光の玉が浮いていた。
「残念だったな、半魔状態のこの俺なら一瞬でこの太陽を作り出す事ができる!降参しないならこの土地、いや国もろとも滅んでもらうぞ!」
うーん、どうしよ?流石にヤバいかも知れない
俺の穴で事が済むなら…一応玉の輿だし…
一瞬そんな考えが頭を過った時だった。
「ケンシンさん!」
メグリ王子?
「私は王子として失格かも知れませんが、貴方の思う通りにして下さい!私の命は貴方と共に!」
そう言って手を心臓に当てて俺の事を見つめた。
フッ…仕方ない、俺はモトーチへと向けて
「だが断る!」と告げた
会場からはブーイングの嵐だ
「なに?後悔するなよハアアアアアァ!」
会場中を悲鳴と怒号が飛び交う中俺の心は平静だった
俺は王剣を空中に浮かんでいる極大太陽いや、モトーチに突き付け
「ゲームオーバー」
と低く渋めの声で告げた。
極大太陽と俺の大剣から放出された火計がぶつかる!
「そんな技で、俺の極大太陽がふせ…な、なんだと!?」
少しずつジリジリと極大太陽が俺の火計に押されていく
「フッ…モトーチ、お前の計略は強化されていない…比べて俺の計略は他の王を倒す事で強化されているんだ!威力において負けるはずがないだろ?」
モトーチの太陽の技は太陽王を倒した時に手に入れた物だ、その後はモンスターの王を倒してないのだから強化されてないはず。
「なにぃ?俺の影狭間は特に強化されなかったぞ!?」
え?
俺が女神の方を見ると指を口元に当ててシィーと言うジェスチャーをしていた。
「何てな…俺の、いや仲間たちとの絆の力だ!」
と俺は力強く誤魔化した!!
勿論適当だが、メグリ王子や銀髪の兄弟はウンウンと頷き感動している。
「くそくそくそくそ…認めん、認めベバァ」
チュオーン
上空に浮かんでいたモトーチと極大太陽は虹色に光る極大火計に呑み込まれていった。
女神が俺にサムズアップしている、余計な演出を…
空中に祝砲の様に放たれた虹色の火計、いや光の柱が戦いの終わりを告げていた
そして、神前決闘裁判が終わり俺達は勝利したのだ。
次週から?エピローグです




