風魔忍法奥義
「ふんっ!何の事を言ってるか、よく分からんでゴザルが、ルールは破る為に有るのでゴザルよ!」
とうっ!と言って蛸忍者が姿を消した…だと?!
「食らえっでゴザル!」
「くっ!上か!」
キィン
「今の攻撃を防ぐとは中々の、いや驚異的な反応速度でゴザルな!」
「ふっ…お前こそな」
食らえとか言われなければ危なかったぜ…バカで助かった。
「しかし、いつまでもつでゴザルか、なっ!」
と言って再び姿を消すと
消えては攻撃し、攻撃しては消えてを繰り返す触手忍者
見えない虚空からの攻撃、まるで次元を通り抜けたかのようだぜ(実際には身体の色を変えて周りの景色に溶け込んでる)
俺は姿の見えない触手忍者の10本の腕から繰り出される攻撃に、クイックとタイムを使い双剣《双頭の鷲》で防戦するのがやっとだった。
絶対王者の時間を使って時を止めても良いが、もし絶対王者ののタイムリミットの3秒以内で仕留めきれなければ、計略のクールタイムの為に却ってピンチを招いてしまうかも知れないからだ。
「フフフ…どうしタコ?確かに驚異的な反応速度でゴザルが、防戦一方では勝てんタコよ?」
くっ!奴の言うとおりだ…このままではまずい!
しかし、追い詰められている事を悟られてはいかんな、ここは小粋なジョークで乗り切ろう。
「ふんっ!お前こそ変態の癖に強いなんて!ネタキャラかと思ったらやるじゃなイカ?イカだけに!」
どや!こいつはイカの獣人?半魚人?か何かだろ?
「なんだタコ!俺はイカなんかじゃないタコ!」
えっ!?違ったの?
「でも足(触手)が10本あるんだけど…」
そう色はピンクだからタコぽいけど足が(手を含めず)10本あるし
「こ、これは自分で増やせるんでゴザルタコよ!」
「ふーん、まあ、でも10本だからイカで良いんじゃなイカ?」
うん、ここはこのダジャレで押し通す!10本ある方が悪いんだ!
「ぐおおおおぉおおおぉ!許さん、許さんでゴザルタコよ!俺はイカじゃねえっ!その証拠を見せてやる!」
そう言うと、イカかタコか知らんけど、男はトウッと近くの三階建ての屋根の上に飛び移った。
いちいち芝居がかってる奴だな、特撮物じゃあるまいし…と思ったが空気を読んで黙っておいた。
「逝くでゴザルよ!風魔忍法奥義・喰裸饉拳」
「あわわ…ヤバい、あれはヤバいぜ」
カニの半魚人が口から泡を吹いて腰を抜かす(蟹江カニゾウ)
「震えが止められない止まらない…風魔蛸朗さんの奥義だ!」
というとブルブル震えながら逃げ出そうとする海老の半魚人(河野エビセン)
「ハアアアアアッ」
風魔蛸朗の掛け声と共に地中から何十本もの黒い巨大な触手が(恐らく88本ぐらいありそう)生えてきた。
喰らう拳!
その黒い触手が周りにいる、半魚人達や兵士達に襲いかかり巨大な触手の餌食になる。
やがて、それらを食いつくした黒い触手達はヌメヌメと移動して風魔蛸朗の元に集まり、蛸朗を覆い被せて黒い大きな怪物へと変化していく。
やがて姿を整えると、それは三階建ての建物の倍以上ある黒い大きな蛸へと変化していた!




