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ホテル大和~史上最高にして最低の戦艦~  作者: 佐久間五十六


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大和が前線にいなかった理由

 冷暖房完備で、何の必要性があったのかは分からないが、ラムネ製造機まであった大和は、ホテルとして使うには優秀なスベックを持っていた。

 だが、もちろん当初から大和がホテルとして、使われる予定はなかった。しかも、大和ホテルというのも、箔地にばかりいて、前線では全く活躍することが、出来なかった大和に対する嫌味にも似たものてあり、決して大和を誉めていた訳ではない。

 昼食時には、軍楽隊による演奏もあったというし、大和の飯は連合艦隊随一と言われた。

 大和が前線で使われなかったのは、理由がある。

 まず、大和を失えば日本海軍の士気は相当下がる。大和以上の戦艦を日本海軍は、保有していなかったし、戦力的に見ても大和の損失は、避けたい所だった。

 もう一つの理由は、やはり自慢の46㎝主砲が思った様に当たらなかった事である。戦場で活躍しようにも、砲弾が当たらないのでは戦艦としての存在意義はない。

 アメリカ軍も馬鹿ではないから、当たらない工夫をする。46㎝主砲以外の大和の兵装は、他の戦艦や駆逐艦でも代用する事が出来た。

 だから、あえて大和がリスクを犯してまで前線にいる意味はなかった。

 そういった理由から大和は、前線から遠ざけられていった。

 それに加えて、大和は莫大な燃料を使う。大和が外洋に出るだけで、ただでさえエネルギー事情の悪い日本海軍にとっては大問題である。大量の油を使って何の成果も得られないとなるのでは、済まされないのである。

 大和が、係留されている間にもエネルギーは使われ続ける。だから、ホテル大和の運営も、国家的に見れば楽とは言えなかったであろう。

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