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過去へ

俺-渡邉優斗は少し困惑していた。そう、朝起きたら見知らぬ病院にいたのである。


「えーっと、あのー、一体ここはどこなんですか?そして今日はいつなんですか?」


私は付近にいた人物に質問した。

そうすると、


「ここは1930年2月の東京駅よ。」


という答えが返ってきた。


そこをぷらぷらと歩いていると、ある軍人に出会った。その人は、時の艦政本部長、小林躋造であった。


なぜか幾つかの質問を繰り返したのちに、その人に

私は設計の才能を認められ、艦政本部の1人となっていた。


私は艦政本部の第四部に所属していた。

このころ、第四部の人間は、初春型駆逐艦の設計に取り掛かっていた。

そうして、基本設計は史実と同様に終わった頃のことである。


「おい、流石にこれは重心が上すぎるのではないか?これでは静止状態でも40度ほどの傾斜で転覆してしまうのではないか?これでは非常にまずい。」


「いいや、こうしないと特型と同等の性能にはならないぞ。要求性能を満たせない。」


「どうするべきか…」


などなど、トップヘビーすぎるという問題が勃発していた。


しかし、私が

「これでは戦闘する前に転覆して、700万円の駆逐艦と、多数の優秀な乗員を失うことになるぞ。それでもいいのか!」


また、電気溶接による荒天時の損傷を防ぐために、重要部はリベット留め、その他は電気溶接となった。


というと、これが決定打となり、重心は現在の基本設計よりさらに下げるという方針となった。


これで、静的な復元性は理論値で90度まで改善した。

また、艦橋は特二型とほとんど同様のものとなった。

こうして、初春型駆逐艦の設計が完了した。


初春型駆逐艦

・基準排水量 1400t

・満載排水量 1683t

・全長 109m

・最大幅 10m

・機関 艦本式×2

・速力 最大34kt

武装

・12.7cm両用砲 連装2、単装1(艦首は連装1、艦尾に連装1、単装1)

・61cm3連装魚雷発射管 2基(後日4連装に換装可)

・40mm機銃2丁

・爆雷投射機、装填台 一式

・爆雷投下台 2台、爆雷36個


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