<第八句> 《汐風に こころ知られて 赤壁に 斬られし若葉も 永久に萌へけり》
鬱衣 近より難き その姿 なれど着てるは 無垢なソナタの
第八句 《汐風に こころ知られて 赤壁に 斬られし若葉も 永久に萌へけり》
「……というわけでだ聖兄。」
「あ、ああ」
「事情は全部聞いたよ。たぶん萌にも話したと思うから、言っておく。……いろいろと」
「それ以上は言うな。みなまでいうな。謝らなければならんのは俺の方だ。」
「聖兄……。」
「聖は悪くない。 誰も何も悪くない。強いて悪いのは、こんなことになった運命だって。」
「萌……。」
「永萌の言う通りです。兄さ…聖はここまでよく…………よく生きてきたと、本当に……」
「凛。それ以上泣いたら、お前のほっぺが腫れてしまう。」
「はやく病院行きましょう! なんでいままでこんな」
「いいんだ、凛。」
「どうして! 聖、どうしてですか!」
「予約入院は、誰かの紹介がなければならない。そしてわざわざ助からない命を引き取る病院もない。」
「聖兄の主治医、いないのか?」
「ああ、もう院長になってるらしいが、俺の方から通院は断ってっからな。」
「そんな……。」
「昔ほど情熱あふれた世の中じゃあない。大戦が起こったときは、みんな驚いたと同時に、どこか虚無に襲われてた。二回も大戦しといて、人類はまた戦争を取ったってな。」
「今そんなの関係な」
「大ありだよ。永萌にも言ったが、この世の中はまたおかしくなった。差別や偏見が平気でまた蔓延るようになったんだ。今まで積み上げてきた価値観そのものが、大戦によって裏切られ、みんな疑心暗鬼になりながらも、確実な科学技術やそれぞれの国の文化ってのが、現実主義のリアリストたちには心地のいい居場所なのさ。だから一応のところ短歌も生き残ってはいる。問題は、」
「俺たちが、孤児生だから」
「そうだ。」
「ニイニ、そんなに孤児生って、だめなの……。」
「……親がいないってだけで、俺たちは自分たちの能力で生きてくしかないし、人とのつながりも、自分たちでつないでくしかない。だから人から煙たがれる。そんな面倒なお荷物しょって生きるほど、みんな心も体も余裕がない。かといって」
「孤児生どうしでも、争うことがあるんです。かつての孤児院にいた時のように。」
「!?…………」
「差別の中で、また差別が生まれる。協力という言葉は、大戦によって大義・正義となった。そして正義は、しばしば懐疑という処刑台にかけられる。理想は、誰も抱かなくなった。今を生きぬいて、今さえなんとか楽しめればそれでいい。そんな人が増えた。」
「それこそ差別されるべき人じゃないの?」
「永萌、それは違う。」
「アタシ分かんないよ! もう……もう」
「もうな、理想を抱いちゃダメなんだ。理想は一部の権力者が抱くための正義の針箱なんだ。」
「針箱って……まさか俺の」
「そう、透の歌そのままさ」
「《別れ舟 最期の我がまま 言えるなら そばに置いてと 閉じた針箱》」
「凛……。」
「鍵は4時に……解かれるんでしたね。」
「……そうだったな。永萌、」
「う、うん。」
「支度、するか。」
「……」
「お、おい萌、どこへ」
「自分の部屋で、やるべきことをするのさ。」
「……それ、どういう」
「しばらく独りにしてやってくれ。いつも独りで泣いてたそうだが、慣れてるとはいえ、辛いのは変わらないそうだ。俺にもその気持ちは痛いほどわかる。」
「!!?!?」
「誰にも理解されない状況というのは、誰しもあるものだが、ここまでの境遇は、いったい誰が用意してくれるんだろうな。」
「…………」
「凛。」
「はい。」
「しばらくの間、また兄さんって呼んでくれないか。」
『!?』
「透、いいか?」
「俺は別に、構わんが、なんでそんな」
「それならいいんだ。それなら。」
「……」
「あとは、申し訳ないが、二人だけにしてくれないか。」
「!?……」
「あの時の頃に、タイムスリップしたいんだ。凛、」
「わかりました。」
「凛……。わかった。俺は萌のところに行かなきゃならん。その間、……だけだ」
バタン
「ひじr……兄さん、急にどうして」
「潮時、だな。」
「にい、さん?……んっ!?、んっ、んっ、んー!」」
「永萌の部屋ってここなのか。ずいぶん聖兄と離れてる。まあ間取りみたいなので仕方ないのかもしれないけど、それなら一緒の部屋にいてもいい気が……ペアリング通知?」
(「ニイニ、ニイニ……ぐっ、はっ」)
「何の曲だろ……。これって!?」
「んん、んっ、んっ、はぁ……ん、んん、んっ、んっ」
(「凛、俺の気持ちを察して、自ら…………でもこれ以上は」)
「兄さ、んっんっ、兄さん……。」
(「……人間、どれだけ涙を流せば枯れ果てるんだろうか。極度の脱水になっても涙は数滴出ると聞いたことがある。仮に本当なら、涙はヒトにとっては欠かせないなにかということになるはずだ。だとしたら、それが、生きる意味なのか……。」)
きゅっ
「兄さん、その抱きしめ方、懐かしいです。」
「……永萌と透には死んでも詫びれない」
「透は、大丈夫です。永萌もきっと、たぶん、いや、」
「俺だったら許さないかもな」
「兄さん……。」
「俺だったら、こんな姿、見せられたくないし、見られたくもない。」
「…………」
「もしこれで快く許してくれたなら、そいつはとんでもないお人好しだ。俺にはできんよ。」
「……」
「自分を責めるな、凛。男というのはそういう生き物だ。」
「じゃあ、もし許してもらえたら、それが聖と透の、私と永萌の境目、ですね。」
「凛……」
「それが透と聖の違い、ですね。」
「……、そうだな。」
「じゃあ、もうしばらく。いいですか。」
「……それはどういう、んっ、んんーーーー!!!」
(「初めて、聖を心から愛せるようになれた。心から……やっと……それができた……。ごめん永萌、……ごめんおにいちゃん。今だけ、今だけだから。……いまだけ……」)
「『Till it’s gone』。ああこれ。俺の好きな、ヴォーカルの。このアルバムあんまり評判よくなかったんだよな。俺も最初は戸惑ったけど、この曲は本当に、その後の人生の伏線のような気にさせられたよ。確かあの人って親友の自殺で後追いしたんだっけ。本当の大切なものは、失ってから気づく。気づかされるだっけ。……なあ萌。」
(「………っっっ………」)
「俺、言われなくても分かるようになれなかったよ。まだ言われて、ようやく分かるような玉さ。なあ、萌、言ってくれないか。本当はお前、俺のこと」
キィーッ
「? カギ開いてたのか。」
(「………………………」)
「真っ暗だな。萌、いるのか? 萌? あれ、なんであそこに足が浮いて……!?!>!>!>>!」
「んっ、んっ、んっ、んっ、ぷはぁ」
「凛、いいのか? 本当にこんな俺と……俺と……。」
「……。」
「凛……。」
キュッ
「今まで、すまなかったな。」
「……兄さん。」
「アイツのように優しく抱きしめたつもりだが。」
「……」
「凛、いいんだな?」
「……。」
「凛、ちゃんと返事しt」
「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
『!?』
「な、なんだ?」
「透? 透!」
「ま、待ってくれ凛、待ってくれ! 行くな凛! 凛!!! りn、あがっ」
バタン!
「そうか、凛、お前は……も。う。うっ……………ありがとな、透。凜を、たのん……だ…………ぞ…………」
「萌! 萌! もえ! しっかりしろ! 萌!」
(「まずい。脈がかろうじてあるもののかなり弱い。とにかく救急を」)
「透!」
「凛……萌が……萌が首吊って」
「どいて!」 「……うん、呼吸も脈拍もかろうじてある。病院まで運べばまだ……。」
「もしもし! 女の子が意識不明の重体で、大至急…………」
「ロックト……イン……?。」
「妹さんはロックトインになっています。つまり、意識はあるけれども閉じ込められている状態です。」
「意識が……閉じ込められてる?」
「妹さんは今後、言葉を発することも、日常最低限の衣食もできないものと思っていてください。それでは。失礼します。」
「そんな……萌が、萌はもう……もえは……もう……。」
「お兄さんの件ですが、外科手術の料金が即日で支払われないのであれば、そのままお兄さんの命は助かりません。」
「そんな! 兄さんを見殺しにするんですか!」
「見殺しとは言いません。ただもう心臓に寿命が来てるくらいに腫瘍がひどくこびりついている状態でして、人工心臓を使う以外に手立てがありません。」
「そんな……そんなお金、あるわけ……」
「一つ方法があるとすれば……」
「!?」
「……凛、今なんて……」
「全臓器摘出移植手術」
「ぜ、全臓器、まさか。」
「永萌の臓器を、全部、聖に。」
「……」
「それで、聖は助かり、子も望めるそうです。」
「脳と生殖器以外は全部摘出移植します。どういうわけか「そこ」だけは腫瘍が蔓延ってないという不思議な状態でして。」
「お医者様……。」
「お医者様……、聖兄、聖さんは助かるんですね?」
「その代わり、進藤永萌さんは脳だけで生きるか、AIになります。」
「なっ…………」
「ロックトインですから、AI化されれば必然的に魂はなくなります。今までの能力的な部分を特徴量とし、AIの計算によって拡張させます。こちらの方が正直言うと安価で楽なのですがね。」
「…………」
「ま、ゆっくり考えてください。と言っても、茜坂聖さんに関しては、一刻を争いますが。」
「!?……」
「萌の気持ち、聞かなきゃ。」
「透、どうやって。」
「二人三首さ。」
「!?」
「言わなくても分かるような人間になりたかった。でも、今まで気づけたところで気づけてない以上、俺は聞かなきゃダメなんだ。忖度なんて、以心伝心なんて、できねぇよ……。ちくしょう!」
「透、落ち着いて!」
「落ち着いてられるか!!!」
「二人三首なんてどうやるんです! しかもこの病院に《Tanka! Macina!》あるわけないでしょ!!!」
「ありますよー!」
『!!?!?』
「そ、その声は、院長先生!!!」
「緊急の患者さんがやって来て何事かと思って飛んできました。お二人はあのTanka! の人たちですよね? いやあこれもまた何かの縁。私が力になれることならなんでも言ってください。」
「……それで、方法は」
「近くのゲームセンターにある《Tanka! Macina!》とネット接続して行うのです。もっとも、ラグが多少付きまといますけどね。」
「ぽ、ポータブル版はだめなんですか?」
「あれは計算速度がちゃちぃので、さすがにラグが大きすぎると思いますが。」
「……気持ちを確かめるだけなら、わざわざ短歌にする必要が……脳波の状態だけでわかるんじゃないんですか?」
「透君、何を焦ってるんですか?」
「っ……」
「焦ってもなにも生まれてきません。焦っていては二人三首なんてできなかった。そうでしょう?」
「くっ……」
「今は冷静になって耐える時です。短歌の内容で、永萌さんの気持ちが、想像以上に分かることもあるかもやしれません。」
「……わかりました。」
「それでは、さっそく準備に取り掛かりましょう。短歌の時間です。凜さんはちょっとこちらへ。」
「? は、はい。」
(「……なんだろう、暗い。」)
(「そっか、アタシ、死んだんだっけ。でもなんかこうやって心の声出せるし、やっぱ死んでもこういうのって残るもんなんだね。ああ。なんか失敗したな。」)
(「ニイニ、泣いてるかな。泣いてるよね。あんなに笑顔だったのに、あんなにやつれちゃって、涙も枯れるほど零させちゃったから、きっとアタシの醜い姿みても、泣いてはくれないかもしれないね。聖兄にもうすぐ逢えるかな」)
(「あれ、なんか奥で光ってる。というか、空間、あるんだ。上の方でなんか蜜柑色。聖兄に二人三首してもらったあの感覚みたい。なんか心地いい。ということは、そろそろ聖兄に逢えるのかな。」)
(「だんだん大きくなってきた。でも、なんかあの時の聖兄に似てるけど、なんか違う。なんか、とても優しくて、いや聖兄のも優しかったけど、それよりももっと優しくて、温かい。でも、とても寂しい感覚もある。もしかして……」)
(「ニイニ? ニイニなの!? って聞いても返ってこないか。そだよね。返ってきたところでもう死んでるんだし。……もしかしてニイニも死んじゃったのかな。あんな曲渡しといて、こっちが聞かないと分からないなんて。バカみたい。」)
(「? 今度はなんだろう。緑色の葉っぱさん? 蜜柑とまじりあって、キレイ……。……凜姉なのかな。凛姉も死んじゃったのかな。みんな、死んじゃったのかな。聖兄独りおいて死んじゃったのかもしれない。聖兄……独りにしてごめんね。届かないかもだけど、聖兄、大好きだよ。」)
「……!!!」
「萌……」
「ニイ、ニ?」
「先生! 萌が! 萌が目を覚ましました!!!」
「……これは……。」
「ニイニ、凛姉……。あれ、聖兄、どこ?」
「永萌!」
「ロックトインが、解けた。奇跡だ!」
「萌!」
「ニイニ、聖兄、どこ?」
「聖兄は、あいつは今……」
「そっか、持病、そこまで来ちゃったんだ。」
「萌、やっぱり知ってて」
「ごめんね、ニイニも知ってるものかと思ってて、それでこんなことに。」
「いいんだ。もう、いいんだ。何もかも、もう全部いいんだ。」
「聖兄は助かるの?」
「……実は」
オホン
「お兄さんは助かりますよ。」
「え?」
「実はうちの外科医たちが、今の奇跡を一部始終見てましてね。監視カメラ越しで。悪趣味だと誤解されると恐縮なのですが、一応規則ですので。」
「そ、それで」
「おっと、そうそう。その外科医が感動のあまりに手術を国費でやってくれると言ってくれましてね。」
「本当ですか!?」
「国費って、国の税金からですか?」
「ええ。現代の医療技術をもってすればすーぐできることですから。ただ医療費が高いだけの話なんです。」
「あ、いや、なんで国費なんですか?」
「それはあなた方の関知するところではありません。強いて言えば、そういう制度なのです。」
「…………」
「あ、ありがとうございます!」 「透!?」
「いえいえ、これも何かの御縁。透君も、凜さんも、永萌さんも、そして聖君にも、御縁はあるんですよ。大事にね?」
『はい!』
「ニイニ……」
「萌?」
「ごめんなさい。」
「いいんだ、もう全部終わったんだから。」
「ごめんなさい……。」
「萌……」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい」
「もういいんです。もう、いいんですよ永萌。」
「ごめんなさい……」
「すまなかったな。今まで。凜も」
「透。」
「あとで聖兄にも謝っとかないとだな。」
「そうですね。」
「ニイニぃ。手、握って。」
「もう、萌は甘えん坊さんだな。」
「凛姉も。」
「ふふ。はい、はい」
「透、凛」
「聖兄、俺」
「ありがとな」
「聖兄……」
「兄さん、心臓の方は」
「結構丈夫なもんだ。こんな心臓、普通のよりもよっぽどすげえよ。他の臓器も、たぶんこんな感じなんだろうな。」
「永萌さん、無事に意識を取り戻しましたよ。」
「!? 萌ちゃんに何かあったのか!?」
「あ、そういや、俺が叫び声あげたところからは全く知らんのだっけか。」
「兄さん、実は……」
「そうか、そんなことが。」
「真っ先に聖兄のこと気にかけてたぜ。」
「そ、そうなのか?」
「はい、会ってあげてください。」
「萌ちゃん? 入るよ?」
「わ、聖兄だ!」
「……ずいぶんがれt、痩せたんだね」
「……聖兄にあんまり見られると恥ずかしいかも。」
「あ、ご、ごめん、そんなつもりじゃ」
「ううん、いいの。聖兄には、もっとむっちりした状態で会いたかった。それだけだから。」
「ほ、ほんとにごめn」
「ありがとね、聖兄。」
「へ?」
「あ、そうだ、聖兄の胸、触っていい?」
「……」
「聖兄?」
「み、右胸じゃなければ、どうぞ。」
「クスッ、聖兄も恥ずかしがり屋さんになったんだね。」
「よ、よせやい、んなこと言うと心臓に悪い」
「あ、本当に動いてる。すごーい。」
「萌ちゃん……」
「さすってもくすぐったくないの?」
「肌は手術と関係ないからな、すごく、くすぐったい!」
「我慢強さは相変わらずなんだね。よかった……。」
「……どした?」
「……ごめん、涙出ちゃった。だって、聖兄がアンドロイドさんになっちゃったんじゃないかって、そう思うと涙止まらなくて。」
「萌ちゃん。」
「その、ね、アタシ実はロックトインになってて、意識閉じ込められてたんだって。」
「ああ、透と凛が救ってくれたんだってな。俺は何もできんかっt」
「聖兄、ニイニと似てたよ。光が。」
「???」
「あの時みたいな光見えたんだ。最初に二人三首したときのこと、覚えてるかな? あの時の、聖兄と詠んでた時とすごく似てたんだ。でも微妙に違ってて、それで、ニイニだって気づいたんだ。」
「へー、またあの光か。」
「凛は葉っぱで、ニイニが蜜柑。たぶん聖兄のは……マーマレードかな?」
「マーマレードかー。」
「あ、そうだ。二人三首でロックトイン解除されたんだけど、その時の短歌、見てみる?」
「あ、ああ、でも俺には見る資格が」
「何言ってるの。」
「俺は、凛と透にひどいことしてしまったんだ。俺には、その短歌を見る資格なんか」
「アタシが許可します。」
「萌ちゃん……」
「きっとニイニも凛姉も許してくれるよ。これからも、ずっと一緒だから、約束だよ?」
「……ああ!」
「……大好き」
「え?」
「ううん、なんでもない。」
「今、大好きっt」
「はいはいはい、女句結句男句、これこれこれー。」
「あ、ああ。」
「じゃ、このあとシャワーしないといけないから、ね?」
「あっ、し、失礼しました!」
「じゃねー!」
「……あいつら、いつの間にこんな短歌詠めるように……。しかもラグあったんだろ? ……全く、まさに奇跡ってやつだな。」
【女句】
《宵闇て 舞に結き交ふ 夢の羽 怨の帆を刺す 巫女の月針》
【結句】
《汐風に こころ知られて 赤壁に 斬られし若葉も 永久に萌へけり》
【男句】
《死にタヒと 想ひ綴る そなたこそ 余の恋蚊帳より 月の恋蚊帳》
いかがでしたでしょうか。前書きの短歌は僕の今の心境です。ついでにもう一句のっけときますね。
《月仰ぎ しみじみ歩くは 十歩ほど 鬱向き加減は 五十歩百歩と》
ちなみにですが、聖が永萌を萌ちゃんと呼び直してるのは、少し距離を置いてることの表れです。




