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第12話 倫理委員会と加熱の刃

 ここは第3地区における、パフォーマンス倫理審査委員会(略称:PERB)の会議室。ここでは、定期的にパフォーマンスが適切かの審議が行われている。

 彼らは絶大な権限を持ち、彼らが不適切としたパフォーマーには、好き勝手にペナルティを与えることが出来る。



「今日の議題は、略してタクヤ、略してレイナ、略してモニカ。それと、ゲストのホネカワとゴウダについて」


「まずは、イケテル・タクヤ・パーティタイムの略してチラリズムについてだ」


「フォロワーが望んで参加してるからオッケーっしょ。何度も議論されたじゃないっすか」


「けしからん。君たちはチラリズムを見たいだけではないのかね?スキルデザインショップからの情報では、新技は水着でびしょ濡れだぞ」


「ええやん、それ。オッケーで」

「委員長!」


「決定権あるのワイやし。反対の人おるー?……あんたしかおらんやん。みんな観たいんやん、びしょ濡れ」


「委員長あまり許してしまうと、制服でびしょ濡れまでやりかねませんよ」


「ハァ?アホやろお前。水着で海に入ったら濡れるやろ?制服で雨が降ってきたら濡れるやん。びしょ濡れやん。終わり」



「次は、ツンハンドレッド・デレゼロ・レイナの全てについて」


「見た目がカワイイから良いんじゃないっすか?俺、フォロワーっす」


「そういう理屈は通じないと言ってるだろうが。蹴りのとき下着が見えてるだろ、あれ」


「蹴りが速いし、どうせ見せパンっしょ。攻撃される側の視点は、恐怖を煽るからって基本は出来ないっすよね。視聴者からは、ほとんど見えないっしょ。まともに見れるのは、略してレイナが許可した参加者だけっすよ」


「ヴァイオレンスすぎるのも問題だ。R15の件はどうする?」


「そこもフォロワーが望んで、蹴られたり踏まれたりしてるっすから。パンツ見れるだけで意味が解らんけど」


「マイノリティなエロは放置する方針やからな。キリないやん。それに、ミニスカやホットパンツで蹴り技やるな言うたら、逆に性差別うんぬん問題なるで」


「ファッションは、あんま厳しくすると、またサキュバスやらと調整すんのが面倒っすわ。それと、言動については、モンスター側も大概っすからね」


「問題はR15の件やな。せやけど、最初の連打は、ヒールが顔に刺さっとるのとちゃうからな。歴史編纂協会に、改稿を検討するよう、連絡しとけや」


「かしこまりました。背中に刺さってる件は問題なしということで?」


「オッケーやろ。反対の人おるー?……おるけどセーフ!カワイイは正義!終わり」



「次は、プリンセス⭐(スター)モニカの動物の扱いについて。未だに動物愛護協会と揉めている」


「カワイイは正義やろ。若いのに可哀想やん。なんとかならんのかいな。今まで似たようなのいくらでもおったやろ?魔法少女キャラを責めるのは、チビッ子たちのモチベに関わるからあかんて」


「モンスターと違って、アニマルっすからね。でも、あのコのスタイルだと仕方ないっしょ。いきなり、ユニコーンやフェアリーに変えろってのは無茶ぶりっしょ」


「動物を盾にしなければ良いだけではないか」


「あのコは、弱キャラで頑張っとるんやで。アニマルのほうが強いんやから、しゃーないやん。そもそも仮想召喚のアニマルやし。なんとかせいや、賄賂や賄賂」


「委員長、さすがに賄賂は……」


「知らんがな。ほんまはあかんけど、お前がなんとかせい。協会さえ黙らせれば大丈夫やろ。終わり」



「すいません、中華料理ドラゴンの件、忘れていました」


「ハァ?それ、食品安全委員会の担当ちゃうんかい?どの動画やねん」



「普通のレシピ動画っすよね、これ」

「どこがあかんねん。ワイにも解らんけど」


「豚の口からバラ肉スライスを吐くのが、嘔吐のように見えると、一般人からですね」


「ちょい待てや。今更?身体が削れる演出にしたら、今度は動物愛護協会がうるさいやんけ」


「豚に翼が生えていて、そこ食ってるって設定どっすか?また生えるから問題ない的な」


「ストーンクラブの爪みたいな話かいな。それで検討やな。いったん終わり」



「次は、ゲストのホネカワについて。これは名前ですね。著作権協会からもクレームが」


「ホネカワはマズイっすねー。俺でも知ってますもん。アダ名と言っても通るかどうか」


「システムがあかんねんな。なんでNGワードせんかった。名前の管理責任者、誰やねん」


「……私です。しかし、これは本来、著作権協会が……」


「ほな、お前がなんとかせいや。とりあえず、システム管理委員会に言って、無理やりオイカワに変えちまえ」


「いや、それはルール的に。改正法案が必要ですが……」


「あかんかー。どないしよ?ゴールデンリーゼント@(アットマーク)ボーンリバーとかは?……あ……それでホネカワになったんか、あいつ」


「ですから、本人の了承なしでは、パフォーマーネームは変えられません」


「サキュバスに頼むっすか?ダチいるっすよ」


「さすが副委員長やん。ほんまは、改稿すりゃええやんな。ボーンリバー、通称ボーンに。ネタは死なんやん。あいつの前のアダ名、ボーンリバーやで。賭けてもええ」


「どういうことっすか?……あ……。とりあえず、俺が歴史編纂協会に掛け合うっすよ。改稿が無理なら、サキュバスに相談するっす」


「頼むで。そもそも、名前の管理うちやからって、この手のNGワードは、著作権協会が提案せいっちゅう話や。ワイから文句言っとくわ。終わり」



「次は、ゲストのゴウダ。自称がジャイアンツ・ソードマスター・ゴウダらしく……」


「アダ名やないんかい!そもそも人選ミスやろ。剣道やと、やることあんま変わらんやん。ワイ、賛成した覚えないで」


「招致委員会の人選は適当っすからね」


「ほんま、招致の連中、大して仕事ないと思うんやけどな。せやかて、ジャイアンツファンのゴウダで問題視しとったらキリないやん。せや、WR以前におった、加熱の刃の熱狂的なファンの伝説を知っとるやろ?」


「あれっすか、なんでも加熱のパクりにする伝説。魚魚ギョギョの微妙な冒険がパクり扱いされたのは有名っすよね。あと、DAREASHIダリーシとかNERUTOネルト。俺が聞いたのは、桃太郎が加熱の刃のパクりとか。ぶっ飛びっすよ」


「桃太郎がパクりって、あれ元ネタは古代やろ?てか、副委員長、NERUTOネルト知っとるんかい。ありゃ驚いたわ。ワイ、寝るほう、スリープかと思っとったから」


「練り物っすからね。練る人。ちくわ一族 VS かまぼこ一族が熱いっすね」


「ほんま?おでん同盟破棄するんかいな。続き観ないとあかんな。とにかく、細かいこと言わんといて、オマージュでええやんな。著作権協会うるさすぎやん」


「例えば、加熱の刃が基準だと、焼き入れする刀剣は全滅っすからね。そういや、刀鍛冶の里で網焼きするとこあるじゃないっすか」


「あれやろ?炭焼次郎すみやきじろう七輪刀しちりんとうが折れたから、ベーコン巻きにして炭火焼きでくっ付けるとこ」


「あれで、加熱の刃ファンの一部が、焼鳥屋や焼肉屋、BBQはパクり言い出して、電凸したらしいっすよ」


「普通それ聖地にせんの?大体な、パクり言い出すと、ビビルマンに似た作品どんだけあると思っとるねん。あと無免サイダーとか」


「うちらもやってること、無免サイダーに近いっすからね。変身するし。ハーハー変態シリーズもあるっすね。途中から、巨大ロボくらいしか違いないような気がするっす」


「せやねん、サイダーと変態は類似やろ。それに、初期のサイダーは、敵組織の力を使うために、人間やなくなる設定やったやん。途中から、どっかいってもうた感ある。サイダー飲まん作品まであるやん」



「あのー、委員長、副委員長?会議は?」

「終わりやん。うちらダベっとるだけやん。解らんのかいな」



「あのー、招致と言えば、石野が見つかったと……」


「「インベーダーデッパ・イシノ??」」


「ほんまかいな。招致の連中どないする気や」


「インベーダーキャップをコンプリートっすからね。やべえっすよ、あいつ」


「ほんでどこおったん?なんとなく、ジュラ紀で恐竜相手にしとるイメージやったけど」


「それが、日本のレイワだと。ゴウダ達のいた時代に普通に戻ってたみたいです」


【ネタ元】『ドラえもん』から「ゴウダ」と「ホネカワ」。『鬼滅の刃』から「加熱の刃」「炭焼次郎」「七輪刀」「刀鍛冶の里」。『さかなクン』と『ジョジョの奇妙な冒険』から「魚魚の微妙な冒険」。『BLEACH』から「DAREASHI」。『NARUTO』から「NERUTO」。『デビルマン』から「ビビルマン」。『仮面ライダー』シリーズから「無免サイダー」。『スーパー戦隊』シリーズから「ハーハー変態」。『ゲームセンターあらし』から「石野」「インベーダー……」「ジュラ紀の恐竜」。映画『ボーン』シリーズから「通称ボーン」。偶然一致の店名「中華料理ドラゴン」「炭焼次郎(炭焼治郎)」「魚魚」。

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