リーゼロッテ&佐藤VS《傲慢》ルシファー
お久しぶりです。ちょっとごたついてて遅れました。
「おら、これ飲んでろ」
「んむっ!?」
口の中に瓶を突っ込まれた。不味い!ポーションかこれ!
「んむむー!」
「そのくっそ不味いの飲んで反省してろ。よくわからん女騎士。あんたはどうする」
「決まっているだろう?こいつを倒す。あと私はリーゼロッテ。この国の第三皇女だ」
「ふぁっ!?マジかよ。戦えんの?……いやまぁ愚問か。前衛は頼むぜ?基本俺の戦い方は連携の相性が最悪だからな」
「良いだろう。任せておけ」
二人がルシファーに向かって駆ける。
ルシファーは余裕の笑みを湛えながら迎え撃つ。
「ははは下等生物が何をしようと言うのだ?さっきの小さいのも結局余り面白くなかったしなぁ……おい、愚物ども、もう動けるだろう?やれ」
そう言った途端、停止していた魔族達が一斉に佐藤達を襲う。
「バーカ!雑魚は引っ込んでろ‼」
フェリアとの戦いで見た大量の武器が360度全範囲に打ち出される。それは必殺の威力を持って魔族達に襲い掛かり蹂躙していく。堪らず有象無象は逃げ出し隊列を崩していく。
「な……!なんだその力は!?貴様の話など聞いてないぞ!?」
驚きの声をあげるルシファー。その動揺を逃さずリーゼロッテさんがルシファーに急接近。羽の一本を切り落とす。『輝ける聖剣』の力で傷は塞がらず、血がドバドバと出続けている。
「ギャァァァ!!き、貴様ァ!この高貴なる我に傷を付けたこと!死ぬ間際まで後悔させてやる!!」
ルシファーは血を無理矢理魔法で凝固させ傷を塞ぐ。そして怒りに任せ大量の魔法を発動。ルシファー自身も自らを傷つけた存在を八つ裂きにせんと駆け出した。
「甘いな。なぜ私たちはこんなのを警戒していたのか」
リーゼロッテさんは剣を流すような動作だけでルシファーの剣を斬り、魔法を避け、斬る。
「ふ、ふざけるなふざけるなこの下等生物がァァァァ!殺す!絶対に殺してやるぞぉぉぉ!」
ルシファーが騒ぎ、血走った目で何かぶつぶつと唱え始めた。唱えていく度にミヂミヂと音を立てて変化していくルシファーの体。
ルシファーの姿は、肉塊と呼ぶべきおぞましいものへと変わっていった。
「ゴロ……ジデヤル……!」
「おぞましい。さっさと終わらせてやる」
ボコボコと肉塊が泡立つように膨らんだかと思うとそこから大量の触手が飛び出しリーゼロッテさんを襲う。それを冷静に自身に命中するものだけ切断し距離を詰める。少しずつ肉を削ぎ、肉塊の攻撃手段を削る。遂には肉塊の恐らく核の部分。どす黒い肉の塊を切り裂いたあと、ルシファーは動かなくなった。
はは、この人、こんな強かったんだ……。
「さて、そこの独断専行した馬鹿者……おい?おい!」
まだ魔族に囲まれてると言うのにリーゼロッテさんの声を聞いて無性に安心して、意識を失った。




