さようなら謎の森、こんにちは戦場よ
前回のラストの台詞を変えました。一応見てもらえるとありがたいです。
現在テスト期間により更新停止中です。五月二十三日に次話投稿予定です。
「よっしゃいくかぁ!」
SCP-003-JPが『引き寄せ』たガラクタを片付け十分なスペースを作った僕たちは明見が《贋作者》で作ったヘリに乗っている。
「CH-53 シースタリオンでござるぅ!」
後ろの搬入口っぽいところから僕と佐藤が乗り、明見は操縦席に乗った。
「これ、操縦出来んの?」
不安に思って聞くと明見が得意気な顔で答える。
「大丈夫だ。問題ない」
「それフラグ」
「いや、自分で作ったやつはある程度構造も理解してるので操縦はお手のものでござるよ!第一色々元のやつと変えているので操作性は上がっているのでござる」
「へぇ、どんな感じに?」
「これの燃料、というか動力源は魔力でござる。あと、見た目は実はほとんどハリボテでござる。別にわざわざこんなふうにしなくてもプロペラと魔力を動力源としたエンジン、魔力エンジンとでもしますか。それと乗るとこがあればヘリみたいなことになるっぽそうでござる。ただ拙者のjobスキルだとそんな器用なことは出来ないでござる」
「そっか、君のは『模倣』、再現することだもんね。多少の改変は出来ても創造はできないのか」
「話聞いてりゃ穴ありすぎだ。プロペラと乗るとこあっても空気抵抗とか気圧とかで中の人員に何が起こるかわからんぞ?このハリボテにも意味はあるだろ」
そんなことを話しながらヘリが浮上した。その時佐藤が呟く。
「で、これからどこ行くつもりなんだ?」
「「あ」」
「おいおい」
ヘリの旅はそんな感じで始まった。上空600メートルくらいで飛行を続けるヘリ。飛び上がって見てみるが地平線の遥か先に森が切れているところが見えた。そこに向けて魔力を交代交代で補充しながら進んでいく。
「結局この森何だったんだろうなぁ……?」
「わがんね」
そんなことを話しながらついに森の境界線を抜ける。抜けた先の光景は―――
たくさんの人形が埋め尽くされた、戦場だった。
「うえええええええええ!?」
あわてて後ろを見るがさっきまでいたはずの森がない。まじで何だったんだあの森!?
そんな動揺などお構いなしにヘリが大きく揺れた。
「あ、やべプロペラ撃たれたヘリ堕ちるでござる」
「おいいいいいいい!?」
ヘリはもう止まらない。ぐるぐる回るヘリから僕たちは飛び出す。
嫌でも僕たちは、戦場に巻き込まれた。




