ガラクタの山の原因
お久しぶりです
「なんだ……これ?」
佐藤はぽこぽこと物を吐き出し続ける機械を見ていた。僕はそれに近づく。
「あ、なにやってるでござるか!やめとけって危ないですぞ!って力強ぉ!?」
明見が僕を引き留めるがそのまま引きずって行く。
機械からほんの二、三メートルほどのところで、僕はこいつのステータスウインドウを見た。
SCP-003-JP 《████████の秘密開発兵器》
オブジェクトクラス Keter
スキル
《引き寄せ》
あらゆる次元、平行世界、異世界から物を引き寄せる。基本的には『地球』の物品を引き寄せる。
「JPシリーズ……」
SCPはやはり業の深い我が国にも伝わった。その際日本人もたくさんSCPを考え出し、投稿した。それでできたのがJPシリーズ。
でも、今の僕は召喚できない。
多分彼らと同じでスキルレベルが低いからだ。今の僕はシリーズⅠ――つまり、SCP-002からSCP-999までしか召喚できない。
それなのにここにあるSCP-003-JP。恐らくブライト博士かもしくは体のほうがここに召喚したのだろう。
「……SCP-003-JP《収容》」
僕はSCP-003-JPに触れ、《収容》しようとする。だが、なにも起こらない。無理に解体しようとしたエージェントが何処かに飛ばされたって話だけど飛ばされもしなかった。触れるのはオーケーか。
「ダメか……」
「なにやってんだ?」
SCP-003-JPに触れていた僕を佐藤が咎める。
「いや、こいつSCP」
「「はぁ!?」」
特に事情も説明せずに要点だけ話していく。二人はそれで大体納得してくれた。二人には合流したとき軽くSCPについて話していたのですぐに驚かれた。
「こいつの力は……見ての通りか」
「そうだね。主に地球から物をぽんぽん『引き寄せる』SCPだ。佐藤、これ《収納》できない?」
「ちょっと待ってろ……できたわ」
「「まじか」」
これ別の場所に収容が出来なくて少し困ってたSCPのはずなのにそんな簡単に……。財団に就職できそうだな。
SCP-003-JP《████████の秘密開発兵》
オブジェクトクラス Keter
いろんなところから無差別に物を引き寄せるSCP。他のSCPすら引き寄せるぞ。
設計図も存在し、その通りに作ると制御できるSCP-003-JPができるぞ




