森を探索
「で、どうすんの?」
SCP-458による腹ごしらえを終え、僕たちは話し合う。
「いや、まず第一目標としてはここから脱出することだろ、それからクラスのやつらの救出じゃねぇの?」
当然のように佐藤が言う。僕はうんうんと頷くけど突っ込む。
「どうやってこの森からでるのん?」
「どうやってってそりゃ……」
「そりゃ?」
佐藤は少し間を置いて真顔で答える。
「気合いだよ、気合い」
「わかった君やっぱ馬鹿だな」
「うっせー、ならなんか思い付けよ」
脱出方法をうんうんと考えていたら突然明見が「あっ」と叫んだ。
「どうした?」
「いや……ね?」
「うん」
「拙者の『贋作者』でヘリかドローンでも作れないかなーと思ったんでござるよ。そしたらね?」
「おい、お前それ城でコルト・パイソン作ろうとして失敗してたじゃねぇか、もとの世界のは作れねぇんじゃ……「出来そう」……は?」
気まずそうに答える明見。
「いや、城出た後も拙者達は『贋作者』と『金庫番』使いまくったでござろう?そしたらスキルレベルが上がったようで佐藤殿は《ボックス》の容量が増えたじゃないですか?それが拙者の『贋作者』にも起きたようで……」
「お前……」
しんと静まり返ったこの場を吹き飛ばす大声で佐藤は叫ぶ。
「そういうのは、早く言えーーっ!」
「す、すんませんっしたぁぁぁーー!」
「飛ぶねーこれ」
「そうでござるな。かなり高性能なやつなので一キロ範囲はいけるでござる」
「すげー」
明見が造り出したモニターとドローンで高い視点での森の探索が始まった。水と食料は栄養が偏りそうだがある。ゆっくり行こう。シーフードピザも出せるから栄養過多とかならないよね?大丈夫だよね?
「ん?なんだこれ?空き地?」
モニターを見ていた僕たちに不思議なものが写った。
森の中にぽっかりと空いた土地。そこにはよくわからないガラクタがごちゃごちゃと埋まっている。
「とりあえずここに行こう」
「了解」
僕たちは謎の森の更に謎の地点に向かっていくことにした。
明見寛人 Lv25
job 《贋作者》
STR 300
DEX 1000
VIT 250
POW 700
スキル
《火魔法C》《魔力回復速度上昇》《想像力強化》《解析》
jobスキル
《贋作者》Lv3
内部構造を八割以上知っている物を造り出す。元の世界の物品生成が可能になった。




